上京したら憧れの子に再会できた話 (エロくない体験談) 12304回

2017/03/17 10:18┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
同じ高校の子と地下鉄で再会した

再会は言い過ぎか
向かいのシートに座っていたのに気が付いただけだ
こっちは一人だったが彼女は男連れでしかもその男は黒人だった
楽しそうに英語でしゃべってた
ふと目が合いそうになり慌ててうつむいてやり過ごした

約一か月後、大学の廊下でまた会った
互いに数人の友人連れで、一瞬目が合った気がした

更に一週間後、花見をしていたらまたまた彼女に会った
すでに出来上がってる様子だった彼女は、
オレと目が合うと立ち上がり、小走りに近寄ってきた
彼女「ねぇ、キミさ、私のこと知ってるでしょ?」
変な話しかけ方する女だと思った

オレ「うん、知ってるよ。そっちは?オレのこと知ってる?」
彼女「んー、ごめん。見たことはあるけど誰だっけ?最近よく会うよね」

そりゃそうだ
オレみたいなモブ、彼女が知るわけない
彼女はオレの通ってた高校で知らない奴はいないアイドルだった
背は低いが、出るとこは出てメリハリのある体と、屈託のない笑顔
そしてモブ達にも分け隔てなく接する性格でみんなから好かれていた
野球部のエースや生徒会長やサッカー部のなんちゃらと付き合ってるとか、
とっかえひっかえとか噂だったような
ぶっちゃけあまり詳しくなかった、と言うか知りたくなかった
でもその姿だけはいつも目で追っていた

高校の3年間で、オレと彼女との接点は2回だけだった

そのうちの1回、クラスは別だったが委員会で一緒になって話しかける機会があった
心臓がバクバクだったが悟られないように冷静さを装い話しかけた
オレ「高橋さん(仮名)、○○の件だけど・・・」
彼女「それは××しておいてね。 あと、私のことはこのみさん(仮名)
 って呼んでねっ!それ以外は私、返事しないからよろしく!」

理由はわからないが、このルールを彼女は徹底しており、
それは相手が教師であっても例外はなかった
半年もしないうちに、全ての教師が彼女の事を名前で呼ぶようになっていた

それはそうと、高校時代のあこがれの彼女から呼び止められてオレは舞い上がっていた
オレ「高校一緒だよ。オレ、サッカー部だったんだ。委員会でも一緒だったよ」
彼女「そうだったんだ。どうりで見たことあったよ。サークルの花見?」
オレ「いや、友達。そっちはサークル?楽しそうだね」
彼女「まぁ・・ね」
オレ「このみさんと大学いっしょだったんだね。会えてうれしいよ」
彼女「名前も覚えててくれたんだ。うれしいな。ごめんねキミ…名前教えてくれる?」
オレ「福士蒼汰」
彼女「そうたクンね。かっこいい名前だね。うん覚えた」

彼女の連れはウェーイ系の浅黒い連中30人くらいで外人も混じってた
男たちはあからさまにオレをにらみつけてた
オレ「なんか、このみさんのことみんな待ってるみたいだからオレ行くわ」
彼女「えー。もう少し話そうよ。座んない?」
オレ「実は買い出し頼まれてっからさ、行かなきゃ」
彼女「そうなんだ、じゃあまたね!そうたクン」
オレ「また」

また、なんてあるはずないし
シラフの時に彼女がオレに興味持つはずないし
酔ったひょうしで本名じゃなく福士蒼汰なんて言っちゃうし
何やってんだオレ

更に1か月後、地味系サークルのコンパで居酒屋にいた
飲み過ぎて気持ち悪くなって速足で便所に向かっていたとき
またまたまた彼女に会った
彼女・オレ「あ」

彼女は足早に近づいてきて言った
彼女「ねぇ、キミ、私怒ってるんだけど、なんでかわかる?」
オレ「え?(てかキモチ悪い・・・)」
彼女「ねぇ、福士蒼汰クン」
オレ「・・・(キモチ悪い・・・)」
彼女「ちょっと、何か言ってよ!」
オレ「!!(もうだめだ!吐く!!)」
オレはこともあろうに彼女を突き飛ばしてトイレに駆け込んだ
個室に飛び込みカギをかける間もなくリバース
オレ「・・・(レロロロロッロオロ)」
オレ「(このみさんに悪いことしたなぁ)」
オレ「(でもこのみさんにゲロかけないで済んで良かった)」
オレ「(あーだるい。もすこし休んでこう・・・)」

コンコン
コンコン
コンコン
オレ「・・・あい」
コンコン
オレ「入ってます(やべ、鍵してないや)」
?「だいじょぶ?」ガラッ!
オレ「え?」
このみ「いたぁ!ほれ、背中さすってあげるよ」
オレ「何してんの?うっ(レロレロレロォ)」
このみ「何って、嘘つきの背中さすってる」
オレ「いや、そういう事でなく(レロロロォ)」
このみ「話せるんならちょっとこれで口ゆすぎなよ」
ペットボトルの水を差しだされた
少し口をゆすいでから2口飲むとまた気持ち悪くなった
このみ「たーんとお出し?蒼汰クン」

それからしばらく、吐いて水飲んでまた吐いて、
なんとか立てるようになったけど宴会に戻る元気は無かった
このみさんがタクシーを呼んでくれてその日は帰った


・・・と思ってた

目が覚めると見た事の無い部屋だった
レースのカーテンの外は明け方が近いらしく、群青色だった
シングルベッドが二つ並べてありオレはその真ん中に寝てた
そして両側にはそれぞれ女の子が寝てた

驚きと猛烈な尿意に気づき、そーっとベッドを降りて部屋を出る
3LDKくらいのマンションのようだった

トイレに入り人心地着いたが、やばいことに気が付いた
どうやらオレは女物のパジャマを着ていた
そして下着を着けていなかった
幸い、二日酔いにはならなかったようだが、頭痛がしてきた

水が飲みたかったがあまりウロウロするわけにもいかず、
しょうがないので水を流して寝室へ戻った

奥に寝てた女の子が上半身を起こしていた
?「おはよう。蒼汰クン」

オレ「おはようございます」
?「わたし、このみの姉のあかね」
オレ「すいません。ぜんz・・」
あかね「覚えてないのかぁ。あ、服汚れてたから洗ったからね」
オレ「え」
あかね「それとさ、名前なんていうの?」
オレ「あの」
あかね「このみ怒ってたよ〜みんなに笑われたって」
オレ「すいません」
あかね「それはこのみに謝って」
このみ「そうだそうだ!!」
オレ「!」
このみ「福士蒼汰って、何か聞いたことあるなぁと思って友達に聞いたらさ」
あかね「それフォーゼじゃんってバカにされたんだってさ」
女子大生もフォーゼってわかるのか?
別に匿名希望だったわけではないので素直に名乗ることにした

オレ・このみ「佐藤B作(仮名)です」
オレ「え?」
このみ「調べたよ。わざわざ実家からアルバム送ってもらったよ」
オレ「・・・」
このみ「友達にも、とうとうこのみも男が気になりだしたかとか言われるし」
オレ「え」
このみ「なに」
オレ「いや」

あかね「あーそっか。あのね、このみって男嫌いなの」
このみ「いや、男嫌いってわけじゃ・・・」
オレ「そうなんですか?でも・・・」
あかね「うんうん、高校一緒ならウワサ聞いたんでしょ?あれ全部ウソだから」

それから、あかねさんから高校時代のこのみの事を聞いた
このみと付き合いたい奴や告った奴は、玉砕したあと他の奴に取られたくなくて
こっそり付き合ってると噂を流してたらしい
当のこのみはそれで言い寄るやつが減るならとあえて否定しなかったらしい
結局、同時にいろんな奴と付き合ってるということになり
身に覚えのない噂で辛いこともあったようだった

あかね「言い寄る男はいたけど、偽名であしらわれるとは思ってなかったよね」
このみ「ねぇ?」
あかね「で、気になって仕方なくさせるとはなかなかの策士だね」
このみ「ねぇ?」
オレ「いや、策士とか、っていうかそんなに気にしてないでしょ」

その後、ベッドに川の字になり母校のあるあるネタや大学の話をした
このみはオレとは別の学部だった
あかねさんはオレたちの2つ上で高校は一緒で別の大学だそうだ
二人で住むならと親が借りてくれてるマンションだそうだ
やがて外が明るくなってくるといい匂いがしてきた

このみ「吐き気ない?ご飯食べれる?」
オレ「お腹空いた、あとノド乾いた」
あかね「あはは、遠慮ないね」

いい匂いはホームベーカリーの焼きたてパンと
なんかよくわからんけど自動でスープ作ってくれる機械だそうだ
何てことないベーコンエッグとパンとスープの朝食は激ウマで泣けた
コーヒー飲みながらいよいよ話を切り出した

オレ「あの、服なんですけど」
あかね「まだ乾いてないね」
オレ「服と言うより、オレどんな状態だったんでしょうか」
あかね「まぁ、いいじゃない。汚れちゃったから洗っておいたの」
このみ「そのパジャマ似合ってるから着てていいし。プ」
オレ「今、笑ったよね?笑ってたよね?」
あかね「笑ってないよ?」
オレ「下着も」
あかね「見てないよ?全然。ププ」
オレ「今、笑ったよね?間違いなく笑ってたよね?」
このみ「見てないよ?全然」
オレ「笑ったのは否定しないんだ」
このみ「まぁ、いいじゃない。服乾くまでゆっくりしていきなよ」

元々予定なんか無かったし、なんかめちゃくちゃ居心地よくて、
コーヒーもう一杯もらって、シャワー使わせてもらったら
今度はバスローブ貸してくれた、もちろん女物だが
しかし丈が短かすぎておまけにノーパンだから下がプラプラしてて
めちゃめちゃ笑われて、また別のパジャマ借りることになった

DVDみたりして夕方になるとあかねさんが服にアイロンかけてくれてた
オレ「じゃあ、そろそろ・・・」
このみ「え、帰る?」
オレ「うん、なんか、ほんとありがとう」
あかね「お礼もせずに?」
オレ「う」
このみ「そうなんだ。帰るんだ」
オレ「あの、お礼と言っては何ですが、今度ご馳走させていただけないでしょうか」
あかね・このみ「いいね!いつ?」
あかね「早い方が良いよね」
このみ「今夜とか?」
あかね「今夜とか」
オレ「あの、持ち合わせが厳しくて・・・外食は・・・」
あかね「しゃあねぇな。うちで鍋でもすっか」
オレ「ありがとうございます。買い出しに行ってまいります」

それからこのみと近所のスーパーに買い出しに行った
適当な具材と野菜ぶっこんで寄せ鍋を作った
箸休めの浅漬けやありあわせの小鉢もうまくいって好評だった
酔い明けのビールはまた格別にうまかった
オレたちは殆ど初対面みたいなもんだったのにメチャメチャ楽しかった
そしてまた飲み過ぎた

気が付くとオレはソファで寝てた
目の前にびっくりしたこのみの顔があった
オレ「え?」
このみ「急に起きないでよ!びっくりするじゃない!」
オレ「ゴメン。てかどうした?」
このみ「どうもしないよっ!寝顔見てただけだし」
オレ「(見んなよ・・・)あかねさんは?」
このみ「シャワー。あ、今日も泊まってくんでしょ?」
オレ「いやいや、帰るよ」
このみ「あ、そ?でも終電もう終わってるよ?」
オレ「そんな時間?」
あかね「そんな時間(ゴシゴシ)」

夕食の食材買い出しで財布の中は小銭だけ、タクシー代は無かった
オレ「あのぅ、もう一晩泊めていただけますか?」
このみ「いーよー。じゃあシャワーいってくる」

あかね「少年よ」
オレ「大志を抱け?」
あかね「今から帰るか?」
オレ「すいませんでした」
あかね「ものは相談だが、私がこのソファで寝てもいいぞ」
オレ「何をおっしゃいます」
あかね「チャンスであろう」
オレ「ですね・・・いやいやいや、またまたまた」
あかね「・・・」
オレ「ちょっと性急すぎやしませんかね?」
あかね「あの子、ああ見えて奥手だから行けるときに行かないと無理だよ?」
オレ「あかねさんに言うのも何ですが、話がうますぎて・・・どうも・・・」
あかね「それは否定しない」
オレ「否定しないんだ。てか、ぼくはこの偶然を大事にしたいんですよね」
あかね「偶然ね・・・」
オレ「え?」
あかね「まぁ、じゃあ良いよ。私は先にベッドで寝る。あとはよろしく」
オレ「はい。おやすみなさい」




このみ「あ、片付けしてくれたんだね、ありがと。あれ?寝たの?」
オレ「あかねさん、寝たよ」
このみ「じゃ、寝よか」
オレ「オレ、ここで寝るよ」
このみ「体痛くなるよ、ほれ、行くよ」
オレ「えーと、シャワー行ってくる」
このみ「そっか、じゃあちゃんと寝室おいでよ?」
オレ「ん」

シャワー浴びながら考える
(なんか、怒涛の週末だったなぁ)
(明日は早く起きて一度自宅戻ってから学校行かなきゃなぁ)
(ほんとに一緒に寝ていいのかなぁ)
(やべぇよ、ムクムクしてきちゃったよ!)

ムクムクを何とか治めて寝室に行く
やられた
あかねさんは片方のベッドの真ん中に大の字になって寝てる
自然とオレとこのみはもう片方のベッドに体をくっつけて寝なければいけない
唖然としてると声をかけられた
このみ「寝るよ」
オレ「うん」

このみと仰向けに並ぶ
このみのにおいがする
このみ「あのさ」
オレ「ん?」
このみ「私、寝言言うらしいんだよね」
オレ「そうなんだ」
このみ「変な事いったらごめんね」

オレ「オレ、いびきかくかも」
このみ「そうなの?」
オレ「多分。オレはしらないけど」
このみ「知ってる人いるんだ」
オレ「弟ね」
このみ「どうだか」
オレ「ホントだよ」
このみ「・・・信じるよ」

オレ「あのさ」
このみ「なに?」
オレ「手、つないでいいかな?」
このみ「・・・いいよ」
布団の中で手をつないだ
久しぶりの感触で何か溢れそうになった

このみ「・・・あ、思い出した」
オレ「やっと?」
このみ「手つないだの2回目だよね」
オレ「そうだよ」
このみ「覚えてたの?」
オレ「あたりまえじゃん」
オレ・このみ「幻のフォークダンス!」

オレのこのみとの2つめの接点
それは高校1年の時の体育祭のフォークダンス
練習の時、偶然に彼女とあたり、そのペアでしばらく練習した
本番は雨でプログラムが変更になりフォークダンスは中止になったのだった
以後、なぜかフォークダンスはプログラムから無くなってしまった
だから俺たちの中では「幻のフォークダンス」と言われていた

このみ「今、手つないだら急に思い出したよ」
オレ「よかった」
このみ「いつ思い出したの?」
オレ「忘れたことないし」
このみ「嘘だぁ・・・ねぇ、他にもこんなことあるかな?」
オレ「どうだろうね?あるかもよ?」
このみ「ずるい!もう寝る!!」
このみは向こうを向いて手を外そうとしたけどオレは離さなかった

オレ「・・・あのさ」
このみ「なに?もう寝るよ」
オレ「このみ、好きだ」
このみは何も言わなかったが、手を強く握り返してきた

あかねさんはオレの足をそっと蹴ってきた
オレもそっと蹴り返した


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