・中学時代、与太郎の部活は美術部でした。もうすぐ学生美術展です。 与太郎「すいませーん、美術部の与太郎ですが、部室の鍵を借りに来ましたー」 ナカムラ「職員室では大声出さないでください!」 与太郎「すいません、声が大きいのは地声ですから」 ナカムラ「美術部ね?そこで待ってて・・わたくしケースから鍵を出すために屈みますわね」 与太郎「あの、先生、おしりにパンツの線映ってますけど・・」 ナカムラ「まあ!わたくしのおしりご覧になってたの?」 与太郎「はい、いつも拝見してます、僕、ナカムラ先生のファンです」 ナカムラ「まあ!・・ありがとう、あなた見る目あるわね・・はい、部室の鍵」 与太郎「ナカムラ先生の曲線、最高ですよ、僕らには目の毒です」 ナカムラ「ウフフ、部室で何してるの?」 与太郎「いま美術展に出品する作品を描いているんですが、いまいち制作意欲が湧かなくて・・」 ナカムラ「わたくしがモデルになってあげましょうか?」 与太郎「本当ですか!」 ナカムラ「あとで部室にお邪魔するわ」 ・与太郎は部室で漫画をよんでいました。そこへ顧問のウチダ先生がやって来ました。 ウチダ「与太郎クン、きみ、漫画読んでるけど、絵は仕上ったのかい?」 与太郎「はい、見事に完成してます」 ウチダ「これで完成?!去年と同じじゃないか」 与太郎「先生、このブルドーザーの油絵、もういいかげん飽きました」 ウチダ「まあ、3年も描いてれば飽きるだろうが、このブルドーザーは毎年恒例になっちゃったんだ」 与太郎「えーッ?!恒例?そんなあ・・」 ナカムラ「美術部の部室ってここかしら?・・」 ウチダ「あ、ナカムラ先生・・」 ナカムラ「与太郎サンはいらっしゃる?」 与太郎「はい!奈落の底へようこそ」 ナカムラ「これが出品する絵?たしか去年も同じような絵だったわね」 与太郎「そうなんですよ、毎年同じ作品に手を加えて出してるんです」 ナカムラ「まあ、横着なやり方ですこと、たまには題材を変えてみたらよろしいのに」 与太郎「そうでしょ、ほら、ナカムラ先生もああ言ってますよ」 ウチダ「じゃあ、与太郎クンはなにが描きたいんだ?」 与太郎「うーん・・ヌード、ですかね」 ナカムラ「ヌード?いいわねえ」 ウチダ「ヌードはダメだよ、学生美術展なんだから・・」 与太郎「じゃ、せめて女性のモデルで描かせてくださいよ」 ウチダ「いいモデルがいればね・・」 ナカムラ「わたくしのモデルではどうかしら?」 ウチダ「えーっ!ナカムラ先生が?!」 与太郎「ナカムラ先生、ぜひお願いします!」 ウチダ「もうちょっとましなモデルが・・」 ナカムラ「ウチダ先生!何かおっしゃいました?」 ・結局ナカムラ先生にモデルをお願いすることに、次の日、与太郎が部室で漫画を読んでいると・・ ナカムラ「与太郎サン、まいりましたよ・・」 与太郎「あ、ナカムラ先生、レインコートなんか着ちゃって、どうしたんですか?」 ナカムラ「さっそく始めましょうよ、いまレインコート脱ぎますからね」 与太郎「わあッ!レインコートの下は何も着てないんですか!?」 ナカムラ「そりゃそうよ、あなた、ヌードが描きたいって仰ったでしょ」 与太郎「そりゃ言いましたけど、いいんですか?全部見えちゃってますよ」 ナカムラ「その前に鍵を掛けましょうよ、誰か来るといけませんから・・」 与太郎「そそ、そうですねえ、先生、何だかドキドキするんですが・・」 ナカムラ「そりゃそうよ、これほどの身体が目の前にあるんですもの」 与太郎「えーと、僕は何をすれば・・?」 ナカムラ「まず、ポーズをつけてちょうだい」 与太郎「ポーズですか?どんなポーズがいいかなあ?」 ナカムラ「早く決めてくださらない、あまり長く居られないわよ」 与太郎「ああ!ダメだ!変な格好ばっかり考えちゃう」 ナカムラ「変な格好って?」 与太郎「言えませんよ、先生怒るから・・」 ナカムラ「怒りませんから、言っておごらんなさい」 与太郎「・・ヒソヒソ・・」 ナカムラ「まァ!・・ピシャーン!!」 与太郎「痛ってェ、怒らないって言ったのに・・」 ・こうして新しい作品の制作がはじまりました。数日後・・ ウチダ「ここを開けなさい!与太郎クン!いるんだろ?」 与太郎「わッ、顧問のウチダ先生だ」 ナカムラ「シーッ・・」 ウチダ「中から鍵なんか掛けて何してるんだ?居るのは分かってるんだぞ」 与太郎「いま制作中ですから〜」 ウチダ「開けないとドアを蹴破るぞ!」 ナカムラ「しょうがないわ、お開けなさい」 ウチダ「ガラッ、わッ、ナカムラ先生!何してるんですか!裸で!」 ナカムラ「モデルに決まってるでしょ」 ウチダ「与太郎クン!ヌードはダメだと言っただろ!」 与太郎「でも、描きたいんですよ、お願いします」 ナカムラ「わたくしからもお願いしますわ、ウチダ先生」 ウチダ「ナカムラ先生、とにかく何か着てください、ああ、どうしたらいいんだ!」 ・独身のウチダ先生はオロオロするばかり、ナカムラ先生はヌードモデルをつづけました。 与太郎「ウチダ先生、ついに絵が完成しました」 ウチダ「ん?そう・・ナカムラ先生のハダカ?」 与太郎「見てもらえませんか?」 ウチダ「ああ、そう・・見ますよ、ナカムラ先生のハダカ」 与太郎「どうですか?ウチダ先生」 ウチダ「ん?うん、ああ、この胸、この腰のくびれ、すばらしい・・ナカムラ先生のハダカ」 与太郎「美術展に出品できますか?」 ウチダ「さあ?・・ナカムラ先生のハダカ」 与太郎「先生!どうしたんですか?」 ウチダ「ああ、与太郎クン・・私は・・ナカムラ先生のハダカ」 与太郎「先生、ちょっと変ですよ」 ウチダ「ああ、変だ、変になっちまった・・ナカムラ先生のハダカ」 与太郎「いったい、なにがあったんですか?」 ウチダ「あれからなあ、ナカムラ先生のハダカが頭から離れないんだ・・」 ・ウチダ先生おかしくなちゃった!与太郎はナカムラ先生に相談しました。 ナカムラ「まあ!ウチダ先生が?」 与太郎「ええ、何を聞いても上の空で、ナカムラ先生のハダカ・・ナカムラ先生のハダカ・・って」 ナカムラ「ウチダ先生って、純情なのね」 与太郎「わかってあげてくれますか?あの男の気持・・」 ナカムラ「わかったわ、ウチダ先生とゆっくりお話してみたいわ」 与太郎「・・と言うわけです」 ウチダ「えっ、ナカムラ先生が!オレに会いたいって?」 与太郎「よかったですね、ウチダ先生」 ウチダ「良くないよ、オレ、どうすりゃいいんだ」 与太郎「だから、ナカムラ先生に会いに行けばいいじゃないですか」 ウチダ「与太郎クン、たのむ、一緒に付いて来てくれ」 ・二人はナカムラ先生が指定した場所へ出掛けていきます。 ウチダ「ここかい?」 与太郎「そうですけど、飲み屋ですね、ここ」 ウチダ「ここでいいんだろ?」 与太郎「僕、未成年なんだけど・・」 ウチダ「あッ、ナカムラ先生だ!あそこに座ってる、あッ!手を振ってる」 与太郎「行きましょう・・ナカムラ先生!お待たせしました」 ナカムラ「あら、ウチダ先生は?」 与太郎「あれ?ああ、あんなところに隠れてる、ウチダ先生ー!」 ナカムラ「まぁ、かわいい人、わたくしが呼んでくるわ」 与太郎(なんだよ、ウチダ先生、ナカムラ先生に手なんか引かれちゃって・・) ナカムラ「ウチダ先生、ここにお掛けになってね、与太郎サン、何か注文してくださる?私おビールでいいわ」 与太郎「ウチダ先生もビールでいいですか?すみませーん、生3つ・・」 ナカムラ「とりあえず乾杯しましょう、絵の完成とわたくしたちに・・」 与太郎「ウチダ先生、ほら、グラス持ってください」 ウチダ「あの、ナカムラ先生、僕は・・あの・・カンパーイ!!」 ナカムラ「ウチダ先生、与太郎サンから伺いました、うれしかったわ」 与太郎(あ、ナカムラ先生の手がウチダ先生の手に・・なんだか、オレ邪魔みたい・・) 与太郎「あのう、ボクお先に失礼します」 ナカムラ「そう?いろいろありがとう」 ウチダ「え−ッ!だめだよ帰っちゃ、ここにいてくれよ」 与太郎「でも、僕、飲めないし、お邪魔じゃないですか?」 ナカムラ「あら、居てくれていいのよ、きょうは無礼講にしましょ、与太郎サンも飲んで」 与太郎「そうですかあ?それじゃ」 ウチダ「飲んだらすこし落ちついてきたぞ、与太郎クン、あの絵を見て僕はナカムラ先生の美しさに目覚めたんだ」 ナカムラ「ウフフ・・美しいだなんて」 ウチダ「いえ本当です、僕は、その・・」 与太郎(あーあ、こんどは二人で手を握り合ってるよ・・) ウチダ「ナ、ナカムラ先生、僕はあなたに出会えてよかったと思って、本当に・・」 ナカムラ「わたくしもですわ、ウチダ先生・・」 与太郎(二人、ジーッと見つめ合って・・) ナカムラ「ウチダ先生、よかったら、この後うちへいらっしゃらない?」 ウチダ「え−ッ!いいんですか!」 ウチダ「あれ?与太郎クン、まだ居たのか、もう帰っていいぞ」 ・ウチダ先生とナカムラ先生は意気投合、与太郎はさびしく家に帰っていきました。 ナカムラ「どうぞ、散らかってますけど・・」 ウチダ「ああ、ナカムラ先生、ナカムラ先生・・」 ナカムラ「ウチダ先生、あせらないで、夜は長いんですから」 ウチダ「ああ、咽が乾いた・・」 ナカムラ「はい、お水ね、ここでゆっくりなさって」 ウチダ「ありがとう、まさかこんなことになるとは・・ラッキー!」 ナカムラ「わたくし、シャワーを浴びるけど、先生は?」 ウチダ「いや、僕は、先生の裸を見たら自分がどうなるか・・」 ナカムラ「ウチダ先生、いいのよ、狂って」 ウチダ「ナカムラせんせーい!」 ナカムラ「ちょっと待って、シャワーを浴びてきますから」 ウチダ「ハァ、ハァ・・」 ナカムラ「お待たせ・・・」 ウチダ「わッ!ナカムラ先生、ガウンの中はなにも・・ゴクリ」 ナカムラ「絵の中のわたくしと同じ・・ウチダ先生、抱いてくださるんでしょ?」 ウチダ「もちろんです・・ナナ、ナカムラ先生・・ああ」 ナカムラ「うれしい・・早くこうなりたかったの」 ウチダ「じゃあ、先生は前から僕のことを」 ナカムラ「いえ、最近ですわ、以前は変な若禿げの先生としか・・」 ウチダ「僕はナカムラ先生のことを地味な眼鏡のオールドミスだと思ってました」 ナカムラ・ウチダ「ちょっと!ひどくないですか?」 ・(ここからベットシーンになります) ウチダ「ああ、ナカムラ先生・・」 ナカムラ「ウチダ先生・・」 ウチダ「あの、先生、先生って呼び合うのもなんだし、お互い名前で呼びませんか?」 ナカムラ「それもそうです、わたくしはミツコ、先生は?」 ウチダ「僕はシュエイ、守衛と書いてシュエイです」 ナカムラ「すてきなお名前ね」 ウチダ「ああ、ミツコさん・・」 ナカムラ「ミツコでいいの、ああ、シュエイ・・何だか呼びにくいですわ」 ウチダ「ミツコ・・ナカムラ先生・・ああ、この胸・・」 ナカムラ「好きにしていいのよ、わたくしもさわっていいかしら?」 ウチダ「どうぞ、すっかり興奮しちゃって・・」 ナカムラ「わあ、すごいわ!何だか恐くなっちゃう・・」 ウチダ「ナカムラ先生、僕もシャワー浴びてきます」 ナカムラ「いいのよ、わたくしがきれいにしてさしあげる、脱がせてよろしい?」 ウチダ「どうぞ、ハァ、ハァ・・」 ナカムラ「ウッ!やっぱりシャワー浴びてらして・・」 ・(ここから本格的にベットシーンになります) ウチダ「あー、いい湯だった」 ナカムラ「ずいぶん時間がかかったこと」 ウチダ「隅から、隅まで綺麗にして来ましたから」 ナカムラ「どこまでいったか忘れましたわ」 ウチダ「きれいにしてさしあげる、とこまでです」 ナカムラ「そうだったわね、でも、もうシャワーで充分きれいになりましたわ・・」 ウチダ「あのう、やっちゃったらまずいですか?」 ナカムラ「え?やっちゃっうって、交わることですか?」 ウチダ「ええ、なんか、交わりたくなってしまったんです」 ナカムラ「では、交わりましょうか」 ウチダ「僕が上になっていいですか?」 ナカムラ「ええ、どうぞ、お願いします」 ウチダ「・・・・ここですか?」 ナカムラ「そうですけど、まだ濡れてませんわね」 ウチダ「こう、ぐっと押したら、どうですか?」 ナカムラ「痛ッ、無理なさらないで、そうっと突つくだけ・・ええ」 ウチダ「先が入りそうです・・」 ナカムラ「待ってください・・・・・いかが?」 ウチダ「わッ、何かジュワッと出てきました!」 ナカムラ「お迎えですわ、押してください、ゆっくり・・ああッ」 ウチダ「おーっ、入った!うわ、こりゃいい、どうです?ナカムラ先生」 ナカムラ「あー、とてもよろしいですわ!ウチダ先生、ハァ、ハァ・・」 ウチダ「ハァ、ハァ・・足をこうしていいですか?ナカムラ先生」 ナカムラ「あら、いけませんわ、そんな恥ずかしい格好・・ああッ!ウチダ先生!」 ウチダ「ユッサ、ユッサ、ああ!ナカムラ先生・・出る!」 ナカムラ「え?!あらやだ、ちょっと1回抜いてくださる?」 ウチダ「ハァ、ハァ・・はい」 ナカムラ「ほら、ここを押さえると・・いかが?」 ウチダ「ああ、治まりました」 ナカムラ「今度、わたくしが上になりましょうか?」 ウチダ「そうですね、じゃ、僕こっちへいきます」 ナカムラ「・・・・・はーッ」 ウチダ「入りますか?」 ナカムラ「・・あっ、入りましたわ、ほら!」 ウチダ「おおー、いい!・・ところでナカムラ先生」 ナカムラ「ハァ、ハァ、何ですか?」 ウチダ「避妊とか、どうしますか?」 ナカムラ「あら?そうですねえ・・わたくし赤ちゃん欲しいですけど、ウチダ先生は?」 ウチダ「僕も子供ほしいです」 ナカムラ「じゃ、このままでよろしいかしら・・」 ウチダ「あの、それから・・」 ナカムラ「何ですか?」 ウチダ「美術展のことなんですけど・・」 ナカムラ「その件は後でよろしいんじゃないでしょうか?」 ウチダ「そうですね、でも、気になって・・」 ナカムラ「何がです?」 ウチダ「中学校の美術展ですからヌードはダメかも・・」 ウチダ「それとナカムラ先生がモデルになったことがバレるかも・・それが心配で・・」 ナカムラ「それは後になさって、こちらに集中していただけません?」 ウチダ「そうですね、ナカムラ先生・・・」 ナカムラ「・・・・・・・ウチダ先生!」 ウチダ「また気分出てきましたね、ナカムラ先生・・」 ナカムラ「ええ、よくなってまいりました・・ハァ」 ウチダ「ハァッ、ハァッ、ナカムラ先生・・すごくいいんですが・・」 ナカムラ「わたくしも・・ハァ、ハァ・・ああん、ウチダ先生ッ」 ウチダ「あ、ナカムラ先生、絞まりましたよ今、ハァ、ハァ」 ナカムラ「ウチダ先生、もっと持ち上げてくださる?・・ハァ、ハァ」 ウチダ「こうですか?ナカムラ先生・・ハァ、ハァ」 ナカムラ「はい!そうです!ウチダ先生!・・ハァ、ハァ」 ウチダ「ナカムラ先生!おしりがペタンペタンいってますね・・ハァ、ハァ」 ナカムラ「止まらないんですの、この動きが・・ペタン、ペタン」 ウチダ「ぼく・・逝きそうですよ!ナカムラ先生!」 ナカムラ「ではまいりますか?ウチダ先生!ペタ、ペタ、ペタ・・」 ウチダ「くくくくゥ・・・」 ナカムラ「あッ!いい!ウチダ先生、ご一緒にまいりましょう!ペタペタペタペターッ・・」 ウチダ「ううッ!ああっ出るっ!ナカムラ先生ーッ!ドクドクドクドクーッ・・」 ナカムラ・ウチダ「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・・」 ウチダ「・・ところで、ナカムラ先生、なにか気になる点などありましたか?」 ナカムラ「そうですねえ、後でもう一度おさらいしてみましょうか」 ・翌日の学校、職員室です。 (---電話の呼出し音---) 教師A「はい、○○中学、職員室です、あ、ウチダ先生、はい、そうですかお大事に・・」 教師B「ウチダ先生からですか?」 教師A「ええ、腰を痛めたとかで、今日はお休みするそうです」 教師B「へえ、さっきナカムラ先生からも欠勤の連絡がありましたよ、腰を痛めたとかで・・」 ・結局、与太郎の作品「裸婦・地味な眼鏡の女」は学生美術展に出品されました。 リンボー「もしもし、○○中学さんですか?ウチダ先生はご在室?ミナミ・リンボーと申します」 ウチダ「はい、ウチダです、あ、リンボー先生、この度は無理なお願いをいたしまして・・」 リンボー「ウチダ先生、紆余曲折ありましたが、受付けてもらえましたね」 リンボー「それでね、『地味な眼鏡の女』は最優秀賞に選ばれましたよ」 ウチダ「え?まさか!本当ですか?」 リンボー「それでね、あさってが表彰式なんですが、ウチダ先生は与太郎クンと一緒に出席出来ますか?時間は夜の七時です、その時、マスコミの取材と写真撮影もあると思いますので・・」 ウチダ「こりゃ、驚いた、えらいことになったぞ」 ・表彰式の当日 ナカムラ「与太郎サンとウチダ先生だけいらっしゃるの?モデルはわたくしなのに?」 ウチダ「ナカムラ先生、モデルが先生だということは伏せておきたいんですよ」 ナカムラ「いえ、わたくしは何としても出席させていただきますわ」 与太郎「僕はナカムラ先生の方が心強いです、ウチダ先生は頼りなくて・・」 ウチダ「頼りないとはなんだ!」 (多少もめましたが、表彰式には3人で出席して、インタビューと写真撮影になりました) 記者A「顧問のウチダ先生、中学生が描いたヌードということで、話題になっていますが、与太郎クンの今後の制作活動についてお願いします」 ウチダ「えー、それは、本人の与太郎が・・」 与太郎「今後の活動ですか?読みたい漫画があるので読んでから考えたいと思います」 (----場内、苦笑---) リンボー「ちょっと私から、いいですか?」 記者B「お、ミナミ・リンボーだ」 リンボー「私は与太郎の作品に感銘を受けました、今度ニューヨークを皮切りに開催する我々のグループ展に彼を招待したいと考えています」 (----場内、軽いざわめきと拍手---) 進行係A「それではこの辺で写真撮影に入りたいと思いますので、ご準備お願いします」 進行係B「与太郎クンを中央に、ウチダ先生とミナミ先生は両側にお願いします」 進行係A「申し訳ありません、関係者以外の方はご遠慮下さい、そこの女性の方・・」 ナカムラ「わたくし、この絵のモデルをいたしました、ナカムラミツコです!」 記者C「本当だ!あの絵と顔がそっくりだ!」 (----場内、どよめく---) ウチダ「まずいことになったぞ、ナカムラ先生〜」 記者D「なにか聞き忘れた気がしていたが、そうだ、モデルについてだ!」 記者D「与太郎クンとのご関係からお願いします」 ナカムラ「わたくし、○○中学の教師をしております」 (----場内、大きくどよめく---) ウチダ「あー、これでナカムラ先生の教師生命もおしまいだ」 記者D「教師が生徒の前でヌードになるのは、何の問題もないとお考えですか?」 ナカムラ「わたくし個人としては問題などございません」 記者A「顧問の先生のご意見もお願いします」 ウチダ「私は止めたんです、ヌードも、ナカムラ先生が出てくることも・・」 与太郎「教師のヌードって、そんなにまずかったんですか?」 ナカムラ「わたくしは、どんな結果になろうと後悔いたしませんけど・・」 リンボー「今回、はじめは『けしからん』という審査員が多かったのです、しかし、この絵によって彼等の見解は徐々に変わりました、私は常識を変えるのが芸術の使命だと思っています、みなさん!ミツコの勇気に拍手を!」 (----小さな拍手が徐々に大きく広がる---) ナカムラ「ミナミ先生、ありがとうございました」 リンボー「ミツコ、私はあなたの勇気に感動しました、あなたのボデイにも・・」 ナカムラ「まあ!」 ・ニューヨークの展覧会を終え、与太郎とリンボー先生は飛行機で羽田に向っています。 リンボー「知らせを聞いて驚いたよ、ミツコがウチダ君と結婚だなんて・・」 与太郎「僕はあやしいと思ってました」 リンボー「結婚式を止めないと・・」 与太郎「リンボー先生、ナカムラ先生のこと、そんなに好きなんですか?」 リンボー「いやー、あれからミツコのボデイが頭から離れないんだ」 与太郎「リンボー先生もですか!」 リンボー「こうなったら、ウチダ君と対決だ、ミツコは渡さないぞ!」 与太郎「もともと、ナカムラ先生を選んだのは僕ですからね」 リンボー「とにかく急いで帰ろう!しかし間に合うかなあ?」 与太郎「機長にもっと飛ばすように言ってきます」 (---結局、ナカムラ先生はミナミ・リンボーの妻になりましたが、生まれてきた赤ちゃんはウチダ先生にそっくりでした---) ---------------------------------------------- 20180826 出典:萌えた体験談データベース リンク:http://www.moedb.net/articles/1538667363 |
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