スペインは今、朝みたいだ。 後輩からはまたいつもの監視連絡が入る。 「あの人たち、まだ、やってますよ」と短い動画が添えられて。 動画からは 「パンッ、パンッ、パンッ、パンッ」 「あんッ❤ あんッ❤ あッ❤ んっ❤ あッ❤ あッ❤ あッ❤」 「ンーアッンーンーンーアッンーアッンーンーンーアッッツッッ!!!!!❤❤❤」 と昨日よりも激しい、美樹たちの淫らな嬌声のハーモニー。 僕のイチモツは不覚にも反応してしまう。 ただ、さすがに、 麻美が関係ないなら、もうこんな動画は送ってこなくて良いよと 苦笑いしながら僕は後輩に返事を返す。 すると後輩から 「でも先輩、興奮しているでしょ 笑」と すぐさま返答あり。 僕は(調子に乗りやがって 笑)と否定も肯定もなく 冗談交じりにピースをするくまちゃんスタンプを送り返した。 麻美はしっかりしている、 そして昨日のビンタで拳次ももう何も言ってこないだろう。 僕は完全に安心していた。余裕から来るくまちゃんのスタンプだった。 しかし、僕の余裕は一瞬にして、僕の前のテレビから流れるニュース速報により 絶望に変わる。 (某旅行会社破産。渡航者、帰路を絶たれる)という文字が僕の目に入る。 何が起きているか全く理解できなかった。 真っ白な頭で僕はすぐ後輩と麻美に連絡をとった。 後輩も麻美、加えて部署の皆もそこからは大慌てになっていたが、 最終的には騒いでもどうにもならないと 皆で帰国の目途がつくまで、現在泊っているホテルを引き続き生活の拠点と することに話がまとまっていた。 麻美が帰ってこれない。そのことだけでも心配なのに さらには最悪な男。拳次までそこにはいる。 麻美に限って今まで通り何も起こらないとはわかりつつも、僕はとてつもないパニック状態に陥っていったのだった。 そして時は進み、某旅行会社破産から一週間も経ったが麻美たちはまだ帰ってこない。 破産後、初めのうちは後輩からも麻美からも連絡が頻繁にあった。 後輩からは 拳次が、破産翌日からも今までと変わりなく美樹や愛梨とのSEXにあけくれていることや 度々、そんな彼女たちの嬌声を聞かされた。 彼らの神経を今回ばかりは僕も疑わざるを得なかったが ただ、連絡があるうちはまだよかった......。 しだいにはこちらから連絡をとらないと、後輩からも麻美からも返事が返ってこなくなり、 特に最近は返事すらまともにかえってこなくなってしまった。 僕はとてつもない不安に心が押しつぶされそうになっていた。 麻美や後輩に何度も連絡を入れるが、返答は帰ってこない。 不安と心配で僕は完全に地獄に片足を突っ込んでいる状態であった。 ・・・・・そんな僕に、スペインにいる美樹から僕にLINEが突然届いた。。。。。 美樹からのLineを僕は飛びつくように確認する。 久々のスペインからのメール。僕は慌てすぎて一度、携帯を地面に落としてしまう。 心を落ち着かせ、しっかりと携帯を掴み直すと そこには数秒の動画が添付されている携帯画面。 何の躊躇もなく僕がその動画を再生すると 何の変哲もない部屋が僕の前に映し出される。 後輩からも以前はこのような、何の変哲もない動画が スペインから僕によく送られてきていたが、今回の部屋に見覚えはない。 少し考え、おそらく目の前に映し出されている部屋は美樹の部屋なのではないかと認識できた瞬間 突然動画の中の壁の奥から僕の耳までとある音声が響きわたった。 .........。 押してはいけなかった......。 .................. 聞いてはいけなかった..........。 ............... ............................. ....................................... 僕は自ら地獄への扉を開いてしまったのだった................................................。 ..................................................... ....................................... ............................... ................ 「パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ」 「あぁっ…んっ❤ ふぅ…あぁああ……はぁぁああ……ああああっああああああああ!!❤」 「パンッパンッパンパンッパンッパンパンッパンッパンパンッパンッパンパンッパンッパンパンッパンッパンパンッパンッパン」 「はぁ❤ はぁ❤ あぁ、あぁぁあああああああッ❤❤❤❤❤んんッ❤ んっ、はぁ❤ はぁ❤ はぁ❤ んっ…ああああああぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!!!!!!!❤」 僕の耳にはとてつもなく淫らな雌の嬌声が聞こえてくる。 動画の中の壁の奥から聞こえてくるその嬌声に僕の脳は大きく揺さぶられる。 あろうことかその嬌声により僕は口から吐しゃ物を吐き出し全身が震えている。 今、僕の耳に聞こえる淫らな雌の声を僕は知っていた。 脳が認識を必死に拒否しようとしているが僕にはわかる。 その声は間違いなく僕の妻、麻美の声だった..........。 ただ、僕はこんな淫らな雌の嬌声をあげる麻美をしらない。 こんな、拳次に抱かれていたスペインの情婦のような激しく淫らな嬌声をあげる麻美を僕は知らない。 そして、その後数秒間、僕の耳には僕の知らない麻美の淫らな鳴き声が鳴り響き、動画が終了した。 僕は何が起こったか理解できずに、その場に膝から崩れ落ちた・・・・。 崩れ落ちた僕の携帯には追い打ちをかけるように美樹から一枚の写真が送られてくる。 そこには・・・・・・ 頬を朱に染めた恍惚の表情で、拳次にこれでもかと太腿を押し開 れ、その屈強な肉棒を奥深くまで挿入されている一糸纏わぬ生まれたままの姿の麻美がいた。 その画像を見た瞬間、僕は気絶していた。 出典:p リンク:p |
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