俺は最低 (恋人との体験談) 9959回

2019/02/01 07:35┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者

 俺は最低 
日時: 2006/06/24 08:59 名前: 百発百中 

朝起ちしなくなった。
そんな近頃、元気だった頃のことを思い出す。
20年以上前の話になるが、聞いてくれ。

中2から付き合っていた彼女がいた。
俺は初彼女ではないけど、彼女にとって俺は初めて付き合った男性になる。
田舎だし、20年前といえば、今みたいに性に開放的な風潮などなかった。
初キスは中学を卒業して、彼女の家に遊びに行ったとき。
甘い思い出なので、ちょっと書き記しておこう。

お互い違う高校へ進学する寂しさもあって、入学式までの春休みは毎日会っていた。
場所は共稼ぎで留守番の彼女の家。
彼女の妹が遊びに行って、二人だけになった。
コタツの1つの間口にふたり仲良く寝っ転がっていた。

お互い意識していたんだと思う、キスのことを。
もう帰らなきゃって時間になったとき、俺は勇気を振り絞った。
「じゃ帰るね」っていった直後、仰向けに寝ている彼女の唇へ俺の唇を運んだ。
1秒も触れ合っていなかっただろう。
でもそのやわらかさと暖かさは今でも鮮明に思い出せる。
お互い顔が真っ赤だった。

当時、世間ではキスを「A」、ペッティングなどを「B」、セックスを「C」という隠語を使っていた。
初Aを済ませた俺は、翌日も彼女の家に遊びに行った。
誰からとも無く、自然にふたりはコタツへと横になる。

「昨日は味わえなかったから、今日は」と彼女に覆い被さった。
唇を合わせながら、彼女のやわらかさ、暖かさ、そして今日は彼女の匂いを感じていた。
こうなると男の次の行動は決まっている。
恐る恐る胸へと右手を伸ばす。
セーター越しに触れる。
彼女は拒否しない。

ちょっと力を加えてみる。
彼女は胸は大きくない。そのころでBサイズよりちょい小さいだろうか。
おまけにあお向けに寝ているので、わずかなふくらみしか感じなかった。
でもそれでじゅうぶんだった。いや、じゅうぶんではない。

欲望はもっと大きくなる。
彼女のセーターの中へと右手を忍ばしていく。
真っ赤な顔をして目を閉じている彼女。息遣いが荒い。
やがてブラジャーへと右手が到達した。
そんな小ぶりの胸だから、ブラジャーは中身を失って、少し浮いていた。

右手は簡単にじかにおっぱいを触ることになる。
小さいとはいえ、そこはおっぱい。揉むとやわらかさを感じる。
そして体温、熱い息遣い、心臓の音。
いとおしくて堪らなかった。

彼女の胸を咥えてみたい。欲求はますます大きくなる。
セーターのすそをだんだんと上へずらしていく。
彼女は恥ずかしいのだろう、耳まで真っ赤だった。 
 

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 俺は最低 ( No.1 ) 
日時: 2006/06/24 09:01名前: 百発百中

顔を下にずらし、この目でしっかりと彼女の乳房を拝む。
ちょっと盛り上がった肉の頂上に乳首がちょんとついている。
彼女のは乳輪が無くて(わずかにはあるが)山の上に乳頭があるって感じだ。
今までエロ本で見てきたどのタイプとも違っていた。

未だ触られたことの無い乳首はピンク色、そんな妄想もあったが彼女のは普通の色だった。
大豆を一回り大きくしたぐらいのその乳首の頂上に、母乳を出すと思われる穴。
愛らしい…興奮は一気に高まり、その乳首を口に含んだ。
味わったことの無い舌ざわりと、甘ったるい匂い。しあわせを感じた。

舌を転がすように、記憶に残るように、じっくり乳首をもてあそぶ。
左手はもう片方の乳房をやさしく揉む。
彼女の荒い息だけが耳に入ってくる。

何も抵抗を示さない彼女に、俺の行動もエスカレート。
手をコタツの中へもぐりこませ、スカートの上から彼女のドテをまさぐる。
かすかなやわらかさは感じるものの、何か物足りない。

彼女が何も言わないのをいいことに、手はスカートの中に。
パンツの上から彼女のドテを、さらにその下のオメコのあたりを撫で回す。
しかしやっぱり物足りない。
右手は彼女のおなかを撫で、ゆっくりパンツの中へともぐりこませた。

茂みに触れた。
自分の以外の陰毛に初めて触れた。
指先に感じるやさしいフワフワ感。
じっくり味わうこともせず、そのままさらに下へ。

ワレメだ。

ややじっとりとしていたが、濡れてはいなかった。
コタツの中であるせいだろう。熱を持っていた。
やっとたどりついたオメコなのに、童貞チキンな俺は、そのオメコを愛撫するなんてことが出来ず、
「あ、もう毛はえてんだ」などとお間抜けな発言。
「…ばか」と彼女。

その一言でホッとしたのか、落ち着きを取り戻してきた俺は彼女にキス。
手はパンツの中のまま、普通に会話をし始めた。
「いつごろから毛が生えてきたの?」など、エロ小僧まるだし。
「小学校6年の時かな…」
「生理は?」
「そのころ、、、まだ生理きてない子もいるんだよ」
「へぇ〜」
ときどき唇に胸にキスしながら、エロ全開の会話を楽しんでいた。

もちろん右手はパンツの中だし、左手で乳房を揉む余裕もあった。
多少パンツの中でオメコに愛撫はしていたが、彼女は緊張のせいか、
俺が下手なのか、濡れるなんてことはなかった。

童貞でチキンな俺は、その先に(いわゆる「C」)にいきたくてもいけなかった。
ほんとにチキンな野郎だ。

コタツの中とはいえ、まだ肌寒い3月。
胸をさらけ出している彼女がかわいそうになり、長いキスをして、ペッティングを終えた。
まだ「C」へは…ほど遠い… 
 俺は最低 ( No.2 ) 
日時: 2006/06/02 14:29名前: 百発百中

そんなエロ楽しい春休みも終わり、入学式を迎えた。
高校生になる前に童貞は捨てる、そんな淡い野望は果たせなかった。

ここで彼女にスペック。
姫子:155cm、細身、バストBカップ、美人タイプ。
正直、付き合いだした頃の彼女は、クラスでも目立たないほう。
友達同士でやる美人コンテストには入選もれ。
それでもクラスの中に2人ぐらいは彼女のことを好いている奴がいた。
俺も最初は、というかその頃には彼女がいたし、別に姫子のことはなんとも思っていなかった。
きっかけは忘れたけど、姫子と談笑してるとドキドキするようになった。
付き合っていた彼女とは別れ、姫子に告白して付き合うようになった。

別々の学校へ進んだ俺たちは、あまり合えなくなった。
デートといえば、俺は彼女の家に行きたがった。
当然“脱童貞”を目指して。
そんな下心が見えていたのか、彼女は家で会うのを拒否るようになった。
そんなに血走っていたかな、俺(笑)

そうはいっても愛し合っていたふたり。
合わずにいることが辛い。
今みたいに携帯電話でもありゃいいんだろうけど、
童貞でチキンな俺は、彼女の家に電話するのも正直ビビってた。
デートは月1回ぐらいだろうか。

姫子は合うたびに綺麗になっていた。
中学んときはまだ幼かったが、高校に入ると妖艶な美が滲み出してきた。
姫子と同じ学校の友人に聞いた話だが、姫子はその学校でわりとモテモテなんだそうだ。
男女共学の学校に通っていた姫子。
なんか焦ったが、反面、そんな美人と付き合えている自分が誇らしかった。
しかしまだ童貞。

デートを重ね、前よりはだいぶ進化し、
彼女を裸にし、オメコにキスまでするようになっていた。
しかしそんな性ざかりの高校生が、寸止めで我慢できるはずも無く、
彼女のオメコにキスしながら、俺は自分のパンツの中に手を入れ
愚息をしごいて1発抜こうとしたんだ。
彼女には俺がパンツを下ろそうとしたと見えたんだろう。
わりと俺には従順だった彼女が「なにやってんの」と暴れだした。
この事件以来、俺はますますチキンになった。

とはいえ、デートのたびに「おまえの処女をくれ」的な説得を試みる。
彼女の返事は決まってこうだった。
「卒業してから…ネ」

このとき、まだ高校1年生。
ああ、まだ「C」へは…ほど遠い…
 
 俺は最低 ( No.3 ) 
日時: 2006/04/15 15:34名前: 百発百中

そりゃ卒業するまでの3年間、彼女を必死に口説いたさ。
「誕生日プレゼントはおまえの処女が良い」とか
「この指輪プレゼントのお礼におまえの処女」とか
「クリスマスは(以下同文)」

でも彼女の意思と貞操は固かった。

このままだと俺は“童貞なチキン”であって、タイトルの“最低”ではない。
こっからが俺が最低である話になるわけだが、なんだか落ち込んできた…。 
 Re: 俺は最低 ( No.4 ) 
日時: 2006/04/16 00:58名前: 名無しのゴンベエ

ファイト 
 Re: 俺は最低 ( No.5 ) 
日時: 2006/04/18 00:00名前: TAKA

いやぁ
女を口説くのに苦労した時代を思い出させてくれて
すごくいいですねぇ

で♂は豹変するのですよね 
 Re: 俺は最低 ( No.6 ) 
日時: 2006/06/24 09:02名前: 百発百中

律儀に俺は彼女との約束、貞操を守りぬいた。
ま、ギターやっててバンド活動に夢中だったってのもあるけど。
学校も違うし、デートの数も減ったけど、俺たちふたりは信頼しあっていた。

「お互い卒業したら、篤とsexしてもいい」

この約束がついに守られる日がやってきた。

原チャリに二ケツ(田舎だから警察には滅多に出くわさない)で、目星をつけていたラブホテルへ入った。
ちょっと薄暗い廊下を過ぎて、俺たちは空いている部屋へ入った。
チェックインはどうやってやるんだ???ふたり顔を見合わせていた。
そこへ電話が鳴った。
「休憩ですか?お泊りですか?」
俺は余裕があるとこを彼女にみせるように落ち着いて答えた「休憩です」
受話器を置くと、緊張がふたりを包んだ。

彼女の手を取り、自分のほうへ引き寄せる。
ゆっくりと唇を重ね合わせる。
これから始まる未知の世界への期待がそうさせるのか、彼女の吐く息がが熱い。
去年のクリスマスにプレゼントしたセーターを脱がせ、Tシャツを捲り上げる。
白のブラジャーに包まれた盛り上がりをやさしく揉みほぐす。
耳元へキスをする。彼女の吐息が俺の耳へかかる。....とても熱い。

スカートの中へ手を入れる。
少し硬いお尻を揉み、手は前部へと移動する。
熱くなった恥丘....やさしく撫で上げる。
スカートのホックを外し、ジッパーをゆっくり下げる。
スカートが落ち、彼女はブラと白いパンティ、そして黒いストッキング。
彼女は自分でストッキングを脱いでいく。
何故なら俺が脱がすと破れるので、俺はストッキングだけはいつも彼女にやらせていた。

彼女の手を引いてベッドへ誘導した。
「愛してるよ」そう言いながら俺も服を脱いでいく。
いつもは一線を越えないようパンツは履いておくのだが、この日は違う。
パンツまで一気に下げた。俺の愚息は、もう元気いっぱいだ。

はじめて見る男性のエレクトした逸物に、彼女は固まった。
その緊張をほぐすように、彼女をベッドにゆっくり押し倒した。
「この日を待っていた、愛してるよ、姫子」
「うん」彼女の瞳は潤んでいた。

ブラの紐を肩から外していく。右手で柔らかな乳房を揉みながら左手でホックを外す。
乳首はもう起っている。その乳首を口に含む。
おいしい、女性特有のミルクくささを放っている。

乳房をじゅうぶん味わってから、いよいよパンティを脱がすため、体を下半身へ移動させる。
パンティを片足ずつ脱がせていく。
ベッドに横たわる、生まれたままの姿の姫子。いとおしい。
オメコへキスするため、頭を彼女の股間へ近づける。
「イヤ、恥ずかしい」
いつもの彼女のセリフだ。

今日ばかりはじゅんぶん湿らす必要があったので、
「大丈夫、とっても綺麗だよ」とそっと口づける。
「あっ」ビクっと身体を弾ませる。

いつもは嫌がるのでキスだけで済ますのだが、今日は彼女のオメコを味わっていた。
下をワレメ、穴、マメと這わせていく。
彼女の身体が硬くなったり、緩んだり。はんなりピンクに染まってきた。 
 Re: 俺は最低 ( No.7 ) 
日時: 2006/06/24 09:05名前: 百発百中

今思うとまだまだ全然準備が足りてない(濡れてない)んだけど、
やっぱ童貞の焦りだろう、はやるばかりだ。

事前にトレーニングを積んでおいたコンドームを装着。
「姫子、いくよ」
仰向けに寝ている彼女の両足を開かせ、腰を割り込ませる。

今までじゃれあいながら指を入れたりもしていたので、目的の位置は把握している。
しかし....
押し込めど、押し込めど、我が愚息は進まない。
「イっ、...」痛いのだろう、シーツを掴む。
俺が押し込むたびに、彼女はベッドの上へ上へと這い上がっていく。

「大丈夫だよ、もうちょっと力抜いて」彼女の肩を掴んで押さえ込む。
「イっ、痛い...」どんどん腰が逃げる。
緊張からだろう、さっきまでは湿っていたオメコがすっかり乾いている。

俺は本で見た知識から、自分の唾を手のひらに取り、彼女のオメコに塗りつけた。
「ャ...ィ...ィャ   イタ   痛い    無理」
とうとう彼女の頭はベッドの柵に着いた。    もう逃げ場は無い。

「頼む、時間が無いんだ」俺はどんな顔をして言ったのだろう、必死だった。
俺は東京の大学へと進むことになっている。出発は1週間後。時間は無い。
今日最後までいけなかったからといって、またホテルに来るお金は持っていない。
本当に時間が無かった。俺は焦っていた。じゃ、どうする?
そんな計算をグルグル頭ん中でしていたからだろう、愚息が萎えている。

コンドームがだらしなく垂れ下がっている。愚息から抜けそうだ。
コンドームの周りに着いているゼリーもすっかりなくなっている。
コイツはゴムなんだから、こんなの着けていたら余計に滑りが悪くなる....
とっさにそう判断した俺は、コンドームを外した。

濡らさなきゃ...
彼女を引き寄せベッドの端へ、両足をベッドから下ろさせた。
俺はベッドから降り、彼女の股間へひざまずいた。
姿勢が楽になった、彼女も恐らくそうだろう。落ち着く時間も取れた。

もう一度はじめから....
彼女の股間へキス、唇で愛撫をはじめた。
「ん   は   ァ....」彼女の緊張も解けてきた。
オメコを唾液でたっぷり湿らせておいて、俺は再び愚息をあてがった。

「ァ  ァ   ァ   ァ   」愚息を押し込むリズムに併せて、彼女が発する。
感じているのか、苦痛にうめいているのか、、、
シーツをつかんで耐えていた彼女の手が、俺を引き寄せようと腕に、背中に、からみついてくる。
「ァ ァ ァ ァ 」彼女の息が漏れている。
やがて少しずつ愚息が、彼女の中へと沈んでいく。
「ァ、ァ、ァ、ア、ア」愚息の進行具合とともに、彼女の喘ぎがクレッシェンドする。
「ァ、ア、アッ!」彼女の声が最大になったとき、俺の愚息は彼女の中へ完全に沈んだ。



…と同時に射精していた。

「???ッ!    ?」
彼女に疑問にうなずくしかなかった。
それを見た彼女は、慌てて俺から身体を離し、風呂場へと走っていった。
風呂場へ立ち上がるそのわずかな時間で、彼女は自分が処女であった証拠を、
シーツの上を手探りしていた。
しかし、その鮮血の痕はシーツに無かった。

そういった仕草から、彼女が処女だったのは明らかだから、
きっと俺が調子に乗って指を入れて遊びすぎたのだろう。
彼女の処女膜は俺の指が奪っていたらしい。

風呂場できっと俺の精子を掻き出しているんだろうな、
そんなことを考えながらも、俺はショックだった。
中田氏したこと、早漏過ぎたこと。

「もう…」タオルで身体を拭きながら、彼女が風呂場から出てきた。
別に怒ってるふうではなかった。
「ごめん、おれ...」彼女に近づき、そっと抱き寄せた。
「東京行っても私のこと忘れないでよ」と言って、やさしくキスしてくれた。


ホテルから帰る道、彼女はやや蟹股で歩きながら
「まだ篤が入ってるみたい」と、はにかんだ。 
 東京暮らし ( No.8 ) 
日時: 2006/06/24 09:04名前: 百発百中

駅のホームでまるで映画のワンシーンのような、照れくさくて人には話せないような、
姫子との別れをして、俺は東京へ来た。
東京での住まいは学生向きのアパート「ほうれん荘」6畳一間、トイレ共同、風呂なし。
学校に近いこともあって、サークル仲間がしょっちゅうやって来る。

サークルの部室がフロアに3つあって、その3つのサークル同士よく交流していた。
誰彼問わず俺の部屋で酒盛りが始まる。
男同士が集まりゃ「どの子がナンバーワンだ」という話題になるのは当然。
恵美がナンバーワンに選ばれた。恵美は隣のサークルの子で、専攻は違う学科。
しかし1年次は一般教養の授業が多く、サークルで顔見知りってのもあって、
時々は席を近くして授業を受けたり、休み時間も談笑する仲ではあった。

しかし東京というところはスゴイ美人が多い。どの子もカワイイ。
ファッションセンスも良く、ミニスカートからスタイルの良い美脚をのぞかせる子も多い。
田舎者の俺は圧倒されっぱなし。刺激が多い街だ、東京ってとこは。

毎晩の飲み会に、女子寮暮らしの恵美がメンバーの中に入っていることが多い。
ある日の飲み会、終電がある自宅通いの連中も帰り、俺と恵美のふたりが残った。
「じゃ夜は危ないから、寮まで送ってくよ」
「う〜ん、実は門限もう終わっちゃったのよねぇ」
「ありゃ、じゃ俺んとこで泊まってく?俺、絶対大丈夫だから。いやらしいこと全然無いから」

確かに恵美はカワイイ。薬師丸ひろ子似で、身長160、髪はストレートで長かった。
それに比べ俺は顔のつくりは不可に近く、身長178、体重66とスタイルだけは誉められる男。
そういう田舎者の俺が、サークル・ナンバーワンと釣り合うわけも無く、
本心から「絶対大丈夫」と彼女に言った。
「うん、じゃそうする。泊めてくれる?」彼女はあっさり言った。

恵美も何回か俺の部屋で飲んでいる、もちろん仲間同士ではあるが。
そんなわけだから、特に緊張することもなかったのだろう。

狭い部屋だけど特に汚れているわけではない。
ウィスキーとグラスを用意しながら、彼女にくつろぐよう促した。
「私もう飲めない、それより眠い」

朝まで話し明かすつもりだった俺は少し残念だったが、
「俺の布団、臭いけど大丈夫か?」と布団を用意した。
「私どこでも寝れる人だから、布団なくても平気よ」と畳を指さす。

いや、友だちとはいえ男の横でも寝れるの?しかも、ふ た り っきり。

「そりゃ困るよ、ゲストだし、一応オンナだし」と布団を勧める俺。
「一応オンナ…ひど!ハハハ、優しいのね。じゃ遠慮なく使わせてもらうね」

6畳の部屋だから、布団に寝る彼女の横に毛布を被って俺は寝ることになる。
電気を消すと「おやすみ」と俺は言った。

ジーンズが寝苦しく、俺は毛布の中でジーンズを脱いだ。
それを感じたのか、ふたりの間に緊張感が走る。
それを察知した俺。「いや、ジーンズだと寝苦しいから、パンツ一丁でゴメンする」
「そうか、私襲われるのかと思っちゃった」彼女の声は笑っている。
「だ、か、ら、絶対大丈夫だって言ったろ。恵美ちゃんも寝苦しかったらジーンズ脱いじゃえば?」
これも本心からで、イヤラシイ気持ちはいっさいゼロだ。

そんな気持ちが伝わったかどうか「じゃそうする」と彼女が布団の中でゴソゴソしだす。
となりの布団の中を想像すると勃起はしたが、彼女に対して不思議と欲情しなかった。

30分ほど、いや実際は10分ほどかもしれない。寝ようとするのだが、興奮で寝られない。
やがて彼女が「ねぇ、あっくん、キスしても良い?」と訊いてきた。 
 Re: 俺は最低 ( No.10 ) 
日時: 2006/06/06 11:40名前: 百発百中

>>僕だったら絶対我慢できないなぁ〜〜〜^^

そのときは目の前の性欲よりも、友だち作りのほうが大切だったんですよ。
でも「キスしても良い?」ですよ。我慢するわけがありません。(笑) 
 Re: 俺は最低 ( No.11 ) 
日時: 2006/06/06 12:43名前: 名無しのゴンベエ

「ねぇ、あっくん、キスしても良い?」
返事に困り、妙な間が空いた。
「あのね、なんかキスしたくなっちゃった」そう言って、彼女は俺の顔に近づいてくる。
頬にほんの一瞬彼女を感じた。
しかしそれがかえって物足りなかった。「違うよ、キスってのは…」
そう言って俺は彼女に覆い被さり、唇と唇を重ね合わせる。

引っ越してきたばかりで、まだカーテンは買っていない。
街路灯が窓から漏れている。その明かりに照らされる恵美。

かわいい! しかし俺には姫子がいるぞ BUT ここは東京=バレない
   ↓
やっちまえ!!

決断は早かった。
もう一度唇を重ねあう。
舌を彼女の唇へ這わす。恵美は唇を開き、俺の舌を受け入れた。
彼女の舌はぎこちないが、俺の舌を捕らえようと絡みつかせてくる。
無言でシャツの中へ手を滑り込ませる。
恵美はややポッチャリ、彼女の女らしい柔らかい肌を感じながら、
やがて手はブラジャーを捉える。ブラの上から揉んでみる。
残念だったが彼女も微乳。Aカップに近いBといったところだろうか。
他の肌とは違う柔らかさを丁寧に愛撫し、乳首を指先で捕らえる。
「ん…」ちょっと酒の匂いがする熱いと息が俺の頬をかすめた。

布団を剥ぎ、彼女のシャツのボタンを外す。
あらわになった乳房は寝ているためほとんど盛り上がっていなかったが、
まだ発達しきっていない乳首を口に含むと、恵美は俺の背中へ手を回しギュッと抱きしめた。
俺の手はすでに彼女のパンティの中へと進んでいる。
彼女の柔らかい恥毛を撫で、さらにその奥へと進ませる。
ワレメに指を這わせながら、左手で彼女の頭を撫でるように抱き寄せた。
サラサラっとした髪で、俺は一度この髪に触れたかったのだ。
髪を指に絡ませるように頭を撫でていると、恵美は興奮してきたのか、右手の指が湿りだしてきた。

さらに指を秘穴へと挿入すると、指に愛液がねっとり絡んでくる。
「ん ん んっ 」ボロアパートで壁は安普請、隣の部屋に声が洩れないようにしているのだろう。
「あっくん  好き   んんん」ささやくように俺の耳のそばで喘ぐ。
もう我慢できず自分のパンツを脱ぎ捨て、パンティを片足だけ脱がしただけで、
彼女の股の間に腰を割り込ませた。 
 Re: 俺は最低 ( No.12 ) 
日時: 2006/06/26 20:11名前: 百発百中

「んはぁ」   彼女の口から甘く洩れた。
愚息が完全に彼女の中へと埋まった瞬間だ。

しかしこの時、俺の頭の中は別のことを考えていた。
前回の童貞卒業の儀式のとき、入った瞬間に発射していた事。
そして今、人生2回目のオメコの中。

こんな事になるなんて想像もしていなかったから、コンドームなんて無い。
そう、まだ初心者なのに俺は生で挿入しているのだ。
免許取立てなのにポルシェに乗って首都高を走っているようなものだ。

ここはひとつ刺激を与えないようと、動きを止めた。
意識を愚息から離すため、俺は恵美の髪の毛を撫でていた。
彼女の髪の毛は、太陽光のもとだと茶色く光り、ほんとにサラサラだった。
「俺、恵美ちゃんの髪の毛、好きだなぁ」彼女との初対面のときに言った事を思い出した。

「なぁ、俺と付き合ってくれないか」
「順番が逆でしょ」微笑みながら彼女が返してきた。
返事の代わりに俺は愚息をさらに深く押し込んだ。
「あん…」ジワッっと彼女の中が絞まる。
俺はゆっくり腰を振った。



なんとか即射だけは避けた俺は、彼女のお腹の上に吐き出した精液をティッシュで始末した。
長い間、彼女に体重をかけないよう正常位で腕を突っ張っていたおかげで、疲れた。
彼女の背後に回り抱いた。彼女のお尻が俺の股間にあたる。
ひんやり冷たかった。それが気持ちよかった。冷え性なのだろう。
「あっくん、あったかい…」俺の股間に大きなお尻を密着させてくる。
またまた硬さを増す俺の愚息。
しかし恵美はスースー寝息を立てていた。

ほんとにどこでも寝れる娘だな。 
 姫子の決意 ( No.13 ) 
日時: 2006/06/06 14:49名前: 百発百中

恵美のことや、サークルの行事があってゴールデンウィークに田舎へ帰ることは無かった。
珍しく俺の部屋に誰もいないときだった。電話が鳴る。6月になったばかりの晴れた日曜日。
共同の公衆電話。俺の部屋の前に置いてあるので、電話を取るのは大抵俺だ。

「もしもし…」
聴きなれた声だった。あれから2回ほどしか連絡していなかった。
「おぉ姫子、久しぶり。どう元気?」

「…」

冷たい空気が流れた。長い沈黙の後、姫子が言った。


「できちゃったの…」

もちろんこの一言で俺はすべてを理解した。

………重い空気が流れる。

「産むんでしょ?」俺は言った。
「…堕ろす  …  」

「待って!俺、おまえと結婚する。だから産んでくれ!」
「ムリよ…   篤、大学入ったばかりじゃない」
「学校なんて辞めりゃいいだけだろ。お おれ …  」
「ムリよ、どう説明するのよ。」泣いているのだろう、声が震えている。

「待ってくれ、ちゃんと俺から説明するから、ケジメつけるから、堕ろすのは…」
「もう決めたの。来週…。」
返す言葉が無くなった。
「待って、今すぐ帰るから、ちょっと待ってて。ごめんな」
「ううん、いいの。高橋が付き添ってくれるから、篤は来なくても平気よ」
高橋ってのは共通の友人だ。ちょっとヤンキー入ってて、同級生だけど頼れるアネゴ肌だ。
後で聞いた話だが、高橋が堕胎費用とか病院とかを手配してくれたとのこと。

「いや、でもそれじゃ俺…」
「いいの、篤には迷惑かけたくないの。ちゃんとやるから、だから心配しないで」
そう言い終わると電話が切れた。   ツーツーツー   受話器が鳴っている。


俺の子供を産んでくれ。これは本心だった。
冗談で、ふたり、よく将来について語っていた。でも純真だった。
姫子が   堕ろす  そう言ったことがショックだった。


結局、彼女の声に甘えることとなった。
その年の夏も、冬も、翌年の夏も、田舎へ帰ることは無かった。 
 地獄へ落ちたのかも ( No.14 ) 
日時: 2006/06/06 18:01名前: 百発百中

「堕ろす」      あの電話があった翌日、学校を休んだ。
処女喪失 即妊娠 俺は何てことをしてしまったんだ。

気力が起きなかった。部屋から一歩も出れない。
学校を休んで3日目の夕方、ドアがノックされた。
俺の部屋はいつでも誰でも入れるよう鍵はかかっていない。
ノックの後、返事を待たずにノブが回った。

「あっくん、どうしたの?今日も学校休んで。」恵美だった。
俺はどんな顔をしていたのだろう。恵美は一瞬身体を硬直させた。
「なんでもない」声は沈んでいた。

涙が溢れてきた。

恵美は俺の傍にしゃがんで、頭を包むように抱きしめてくれた。
声を出して泣いていたかもしれない。
「大丈夫だから、私がいるから」そう言って恵美は頭を撫で続けてくれた。

やっと落ち着いて、恵美の顔を見たとたん、俺は恵美にくちづけていた。
「腹へった」
「え!あっ、食べてなかったの?じゃ、何か買ってくる」そう言って恵美は出て行った。

コンビニで買った弁当を食べている間、ふたりに会話は無かった。
恵美も何故俺が泣いたのか、理由を訊いてこない。

「今日はもう帰るね」恵美がふっと立ち上がる。
「帰らないでくれ」恵美の手を引っ張る。
「もう大丈夫?明日は学校、来れる?」
そのとき、俺は “あぁ、この娘を失ったら、俺は確実にダメになる” そう思った。

彼女をそっと押し倒し、鍵をかける。サークル仲間が押しかけてこないようだ。
「あっくん、大丈夫よ。私がいるから、私が傍にいるから」悲劇のヒロインのセリフのようだ。

「あ、俺、風呂入ってねぇや」素っ頓狂な声だったかもしれない。彼女の緊張が緩んだ。
しかし中断して銭湯に行くわけにもいかない。

タオルを濡らして、俺の全身が丁寧に拭かれていく、黙々と。
そして全然元気の無い息子も、ためらいもなく拭く、つまみながら。
両足を拭き終えた頃、恵美は俺の息子を口に含んだ。人生初のフェラチオだった。

チュパ チュパ 丁寧に舐められ、俺の愚息は少しずつ硬くなってきた。
ペチャ ペチャ 亀頭を舌が這い回る。時々顔を上げて俺の反応を盗み見る。
俺は気持ちいいのだが、やはり動く気になれず、マグロ状態だった。
彼女のサラサラの髪が、俺の太ももをくすぐる。じれったいのか、激しく顔を上下させる。
ズボッ、チュパッ、「んはっ」 レロレロ、ニュルッ、チュパッ、時折喘ぎながら、なおも愚息に吸い付く。
俺は心の中で「もういいよ、やめてくれ」そんなことを考えていたが、
一生懸命奉仕してくれる彼女に向かって、そんなこと云えるわけが無かった。

彼女はパンティを下ろし、スカートを捲し上げ、俺に跨って来た。
もうそこは熱く、トロトロだった。
俺の愚息を掴み、ゆっくり自分の秘所へと導く。
「んはぁ〜〜〜」のけぞりながら、深く熱い喘ぎを漏らした。

深く入った愚息を締め付けるように、腰を前後する恵美。
彼女が前かがみになり、お気に入りの彼女の長い髪が俺の乳首に触れたとき、

“やべ、逝った。また…中田氏” 

しかし俺の愚息から精子が発射されることは無かった。

「んぁっ、はぁ…んっ…あっ」恵美は激しく腰を振る。
恵美からの愛液が俺の太ももを伝って流れる。愛液が熱い。
「んぐっ!」彼女は動きを止め、腰を俺の股間へ強く押し付ける。
グググッ   10秒ぐらい押し付けたまま、小刻みに震えだす。
5秒後、恵美は大きく反り返った。「んはっ!」

「はぁ〜」熱い吐息を漏らしながら、俺の胸へと倒れこんできた。
俺は彼女の大好きなサラサラの長い髪に指を絡ませる。
「愛してるよ、恵美」
「あっくんっ!」俺の唇に激しく吸いつかれた。

そしてこの日、俺は最後まで逝くことができなかった。
そしてこの日を境に、感じることは出来るのだけど、逝けなくなっていた。
逝くときは、ペニスに受ける刺激でもなく、目の前の彼女が喘いでいる姿でもなく、
今も耳に残っている、姫子との貫通したときに発した「ァ、ア、アッ!」
その瞬間の姫子の喘ぎ声だった。 
 回り道 ( No.16 ) 
日時: 2006/06/09 13:31名前: 百発百中

2回生になると後輩に奢る事が多く、金が必要になった。
俺はバイトを始めた。喫茶店のウェイターだ。
そこである老人と知り合う。みんな「先生」「先生」と呼んでいるから、俺も「先生」と呼んだ。
この先生との出会いで、俺は日常を、ちょっと回り道することになる。

先生はマージャンが好きだった。俺は先生をマージャンに誘った。
高校から打っている俺のサークル内での勝率は80%。
負けの10%は、手に負えないぐらいバカヅキの奴を相手にした時。
もう10%は、あまり勝ちすぎても清算できない(もちろん賭けマージャン)ので、
適当に目クラ打ちして、嫌われない程度に帳尻を合わすのだ。
そんなわけで先生とのマージャンはおもしろかった。勝てないからだ。

ある日、「伊藤ちゃん、メンツが足りん、ちょっと来い」と先生からお誘いを受けた。
マンションの1室には、木村さん。この部屋の住人、モーニングサービスの常連。歳は30後半。
旦那と紹介された木村のおっちゃん、ちょっと強面系。そういえば二人で来ていたことがある。
先生と俺、そしてもう一人

矢代のお姉さん。

モーニングサービスの常連、矢代のおばちゃんの娘だ。親子でたまに顔を出す。
吉岡美穂をもっとホワンとさせたような顔立ちで、唇がふっくらと厚い。
年齢は訊いたことがないが、30手前だろう。歳を感じさせない、なかなかの美人である。

木村の奥さんはマージャンは嫌いだそうで、夜食を用意して、さっさと寝室へ消えた。
結果は軽く遊ばれた。当然だ。
学生マージャンと年季の入ったマージャン、力の差は歴然だ。
先生も木村のおっちゃんが居たから、いつものように適度に手を抜いてくれなかった。

「今日は伊藤くんの顔見せだから、チャラね。」伸びをしながら矢代のお姉さんが言う。
お姉さんは4位、俺より少しだけ成績が低かった。
「私のは家族マージャンだからなぁ。でも伊藤くん、強いのねぇ。このメンバーでその負けなら上等よ。」
「イヤ、全然っすよ。でも楽しかったです。木村のおっちゃん、また誘ってください。」
夜が明けだした午前5時ごろ、マージャンはお開きとなった。

「伊藤くん、送ってって。ついでにコーヒー作ってくれないかなぁ。」
玄関を出ると矢代のお姉さんが言った。
「あ、良いっすよ。」徹夜明けだが、まだテンションが高いままだ。
「ウチ、ミルもあるから。」豆を挽いて作れ、そう言っている。

俺はコーヒーが好きなので、厨房に立ったときは、コーヒーの淹れ方を研究している。
モーニングサービスに来るおばさん連中の間では、まぁまぁの評判だ。
ちなみに俺の部屋にはコンロも、電気ポット、冷蔵庫でさえ無い。
教科書が入った本棚、14インチのテレビ、安いステレオ、
部屋には似合っていない高級なスピーカー。そしてギター。

お湯を沸かしている間、お姉さんはお風呂の準備をしていた。
俺は吸わないが、先生と木村のおっちゃんはヘビースモーカーだ。
タバコの匂い、徹夜の脂ぎった汗を落としたいのだろう。

「おいしい。やっぱプロねぇ。」コーヒーを一口含み、お姉さんが言った。
「ありがとう。」
「お風呂沸いたから、入ってけば。」
そういえば矢代のおばちゃん、つまり母親が見当たらない。
「ありがたいけど、替えのパンツ無いし。」
綺麗好きな方だ。脱ぎ捨てたパンツをもう一度履く気になれない。
「下のコンビにで買っておいてあげるよ。サイズは?」
確かにマンションの1階は、コンビニエンス・ストアだった。

そのホンワカした顔と、やんわりした喋り方。どこかお姉さんには逆らえない。
俺が風呂から上がると、「先に寝てて良いよ。」とバスルームへ消えた。
寝てて良いよって…。

徹夜明けで考えるのが面倒だった俺は、寝室の隣の、畳の部屋で寝ることを選んだ。
ジャンパーを着込んで寝ていた俺に、起きたときには毛布が掛けられていた。
寝ているお姉さんを揺り起こして、お礼を言ってマンションを出た。 
 Re: 俺は最低 ( No.17 ) 
日時: 2006/06/09 14:56名前: 名無しのゴンベエ

なんか小説みたいだね
でもリアリティがあって話に引き込まれる
 
 Re: 俺は最低 ( No.18 ) 
日時: 2006/06/10 17:26名前: 百発百中

引くかもしれないけど、このお話、私の懺悔な自叙伝です。
多少、自分をかっこよく描いていたり、短い話の中で登場人物の個性を
際立たせるため、セリフや動きを誇張しているけど、リアルなんです。

しかしエロの描写って難しいですね。ここに投稿してらっしゃる諸先生方のようにはいかないです。
何故エロっぽくなったかっていう状況説明が小説っぽくなってしまうのですかね。
これで主人公(=私)が何か悟ったとかいう話だったら、小説にもなるけど、
ただ、ただ、軽蔑される生き方に流れてただけですからねぇ。
それにしても最初のほうと文体が全然違ってるし。(笑)

そんなわけでまだ懺悔は続きます。

あっそうそう、「朝起ちしなくなった」でこの話がはじまってるけど、
最近、ここに登場してくる女性が夢の中に現れて、朝起ちしてます。(爆) 
 ゲッカビジン ( No.19 ) 
日時: 2006/06/10 17:27名前: 百発百中

「今晩あたり、ゲッカビジンが咲きそうだから、観に来る?」
バイト先の喫茶店に、珍しく独りでコーヒーを飲みに来た矢代のお姉さん。
「スキヤキ用意して待ってるから。この前のマンションに7時ね。」
友だちと遊ぶ約束も無かったので、快く呼ばれることにした。
なにしろ一食浮く、しかもスキヤキだ。
それにしても、お姉さんは拒否権を発動しにくい雰囲気をかもし出している。


居間に通されて初めて知った、ゲッカビジンが花だということを。

「えぇっと、…俺ひとり?」テーブルに並んでいた茶碗の数を確認して、言った。
「えっ、そうよ。言ってなかったっけ。」
矢代家の家族に呼ばれていたとばっかり思っていた俺は、ちょっとドキドキした。
でも俺の気持ちは、すぐにスキヤキへと向いていた。

「ご飯の前にお風呂、入る?」
「パンツ無い。」
「買ってあるわよ。」
「そういえばこの間、ここでパンツ置いてったっけ。」徹夜マージャンの朝のことだ。
「アレ、ゴム伸びてたし、捨てたわ。」お姉さんのペースだ。

「私も入るから、テレビでも観てくつろいでて。」風呂から上がると言われた。
お腹がすいていたが、相変わらず有無を言わてもらえない。

やっと遅いスキヤキが始まった。テーブルを挟んで向かい合わせに座る。
「取ってあげる」とスキヤキに箸を入れるため前かがみになる度に、
ゆるく開いた胸元から乳房のふくらみがのぞく。
風呂から上がったお姉さんの姿は、V字ネックのTシャツに短パン。
短パンからは適度にプニプニした脚が伸びている。おいしそうな白い肌の太腿。
そして、Tシャツには色の濃そうな乳首が透けている。そう、ノーブラなのだ。

ホンワカ姉さん天然系だし、わざとじゃないかも、  と俺はそれを楽しむことにした。

お姉さんはお酒は飲まないが、お酌をしてくれている。
俺はビールをゴクゴク飲みながら、久しぶりのご馳走を堪能していた。
食事も終わりかけた頃、お姉さんが俺の横に座り直して、
ビールを注ぎながら言った。

「伊藤くん、彼女いるの?」俺は正直に「いる」と答えた。
「そぉ…、残念ね。じゃ浮気なんて出来ないね。」
「そんな格好してて、浮気ウンヌンじゃ無いでしょ。」

俺の手は、姉さんの柔らかそうな乳房へと伸びていった。
「あん、ダメよっ」姉さんが俺の手を押さえて言う。手を払う気はないらしい。
プニプニと柔らかい。シャツの上からでも乳首が起っているのがわかる。
そのままふっくらと濡れている唇へ顔を寄せる。
姉さんは舌を這わせてきた。

このまま始めても構わないのだが、テーブルの食器が気になった。
名残惜しいが、俺は立ち上がって、食器を片付けはじめてしまった。

「そのままで良いよ〜」と甘えた声で言っていた姉さんも、黙々と片付ける俺に渋々従った。

「ごめん、俺、気になるんだ。」
「変わってるのね、伊藤くんて。」とうとう茶碗まで洗い始めていた。

今夜の目的、月下美人の開花を拝むべく、俺たちは花の前に布団を用意した。
「咲くとね、綺麗よぉ〜。」気が無い振りを装っているが、お互い燻っていた。 
 Re: 俺は最低 ( No.20 ) 
日時: 2006/06/12 11:07名前: 百発百中

気の無い振りをしているけど、枕の上に置かれているティッシュと小さな箱を見れば、
このあと、どうなっていくのかは明白だ。
燻りに耐えられなくなったのは、矢代の姉さんが先だった。
ジッと姉さんお顔を見つめている俺に、唇を寄せてきた。俺は素直に応えた。

その少し厚い唇を感じたとき、一気に爆発した。いきなりTシャツを剥ぐ。
明かりの下で見る姉さんの乳房は尖った形がちょっとゆるんでいた。

「月下美人、観れなくなるから。」電灯を消そうとする姉さんを押さえた。
月下美人が姉さんを比喩していることに、姉さんは気づいてくれたかな?
俺は大きな口を開けて、姉さんの乳房を咥えた。カポッ!

舌の奥で乳首を味わう。
姉さんの乳房はこれまで俺が嗅いできた、ミルク臭いような甘ったるい匂いは無く、
言わば大人の香りというか、何か別の厭らしい香り。そう、牝のフェロモン。

「ああん…」姉さんの喘ぎ声は、やはり大人っぽく、淫靡だった。
俺の手を掴み、自分の胸へと招く。“揉め”と言っている。
いままでの経験の中で一番大きい乳房を、愉しむように揉みしだく。
「あん、、、ああん、、、、あぁ、、、」俺の頭を胸に引き寄せ、腰は押し付けてくる。
反対の乳房も同じように大きく口を開け咥える。チュパ、チュパ。激しく吸う。
「ああぁ〜、ねぇ、、、、ねぇ、、、んんん、、」姉さんの手が俺の愚息へ伸びてきた。

俺は腰を浮かせ、ジーンズとパンツを脱いだ。
その動作のため、乳房から口が離れてしまった。
その隙を姉さんはすばやく捕らえ、激しく唇を求めてくる。
「はぁ、はぁ、、」ジュルジュル....溢れた唾を吸う。....「あぁ、ん〜」吐く息も熱い。

「姉さん…」
「ケイコって呼んで、、、、、あぁ。」
「ケイコ さ ん  」
「あぁ〜ん!」ウェーヴのかかった髪を掻き上げ、唇を求めてくる。

短パンから伸びていた、あの白いおいしそうな太腿に喰らい付きたくなる。
身体を入れ替えて、舌を白い肌に這わせながら、下半身へと移動していく。
姉さんは腰を浮かせている。“脱がせろ”と言っている。
シルクのショーツ。あとで訊いたらそう教えてくれた。なにせ、初めて触れる生地だった。
ツルツルと滑るような光を放つショーツをそのままにし、太腿に唇を這わせる。

俺はオッパイ星人であり、脚フェチでもある。
姉さんの白くやわらかい太腿は、最高のご馳走だ。舐めまわす。
「あぁあ、もう、、、もうダメ」姉さんの指がショーツの上で、なまめかしい動きを始めた。
ショーツに染みが拡がっていく。

恥丘のふもと、クリトリスがあると思われるあたりを、白い指が激しく動く。
「あぁぁぁ!」ひときわ声が大きくなった。
とうとうショーツの中へ手が入っていった。自分自身をしごく姉さん。
「あぁ、、ねぇ、、、ねぇ、、き、、、来て、、、ねぇ、、、は や く  」
ショーツをそろりと下ろし、姉さんの指の間に舌をねじ込んだ。
「ああああぁー!」ビクンと腰を上げ切って、俺の頭が太腿に強く挟まれた。 
 Re: 俺は最低 ( No.21 ) 
日時: 2006/06/12 11:51名前: 百発百中

深い息を吐いたあと、また姉さんが上になって、今度は姉さんが舌を這わせてきた。
乳首にキスされたのは初めてだった。ものすごく感じてしまった。
「おぉ…」身体をよじって声を漏らしていた。
「フフフ…」なんかすごく厭らしい顔でくちづけして、
「伊藤くん、ココ弱いんだよねぇ。」と、またすぐ乳首を吸う。

姉さんの乳首への攻撃を止めさせるため、姉さんの乳房を揉もうと、
身体の間に手を割り込ませる。無理な態勢だった。乳房が掴めない。
そんな俺をあざ笑うように、姉さんはさらに下へと移動する。

愚息を上下にしごく。ゆっくり、、、はやく、、、ねっとりと。
口に咥えると、舌を這わせてくる。
恵美のフェラとは感じ方が全然違った。もっとも恵美はあまりフェラをやってくれなかったが。
舌がやさしく絡み付いてきて、そして強く吸われ、奥の頬肉で刺激され、指は上下にしごく。
熱い息が玉袋を刺激する。その度に睾丸が動く。精子作ってますって感じ。

「まだ逝かないの?スゴイねぇ。」
そう、やっぱり逝けないのだ。
「私ので逝かなかったの、初めてかも。」
姉さんは、これまでの経験を隠そうとしない。それどころか、
「結構鍛えられたのになぁ、、、くやしい!!」
誰に?というツッコミしたくなったけど、まぁ、そこは大人だから。

「よし、もう一度っ。」ジュパッ、ジュパッ!

しばらくはフェラをしてくれていたが、耐えられなくなったのだろう。
枕もとの箱からコンドームを取り出す。
「伊藤くん、、、名前は?」喘ぎ声が混じる。
「篤です。」愚息に丁寧にゆっくり、根元まで厭らしく着けてくれた。

「篤くん」色っぽい声で愚息を掴むと、そのまま跨って腰を沈めてきた。
「んぁああぁ」オメコからの滴が、俺の太腿付け根を伝わる。
愚息を中心に弧を描くように腰をグラインドさせる。

「ケイコさん、綺麗だ。」
「うぅぅぅ、、、」腰の動きを止めて「篤って、そういうこと自然と言うんだよね。」
意識したことは無いが、ケイコさんに会う度にそう言っている事が、確かに多い。
矢代のおばちゃんに「娘よ」って紹介された時も、第一声が「綺麗な人ですねぇ。」だった。
「でもそれって、結構うれしいもんなのよ。」
「ほら、俺って正直者だから。」ちょっと冗談っぽく言った。
「えぇぇ!?ウソなの?嘘つく子はお仕置きよ。」膣をぎゅっと締めてきた。 
 月下美人 ( No.22 ) 
日時: 2006/06/26 20:12名前: 百発百中

「まだなの?」何回目かの絶頂を迎えた後、姉さんが言った。

正直、この言葉が嫌いだ。よく恵美がだるそうにこう言うのだった。
早漏で妊娠させたことがある俺は、その怖さからか遅漏になっていた。
羨ましがる人もいるだろうけど、遅漏は遅漏で辛いものだ。
なにしろ相手が疲れたのか、露骨に嫌な態度をとりだすのだ。
そうなる前に俺はいつもの声を、頭の中で再生させる。
処女を貫通したときに発した「ァ、ア、アッ!」その瞬間の姫子の喘ぎ声。
これを再生させると100%逝ける。

ただこの時は姉さんに馬鹿にされないよう、再生ボタンを押さなかった。
子ども扱いされそうだったから。長持ちを自慢したい気持ちもあった。

しかし姉さんの「まだなの?」は、嫌がっているわけじゃなく、
「元気ねぇ。」むしろ嬉しそうだった。
「スゴイわぁ、若いっていいわねぇ」膣を連続的に締め付けてくる。

「コンドームがダメなんじゃないかと思うんだけど…」
恵美にもそういって俺はコンドームを着けなかった。
「そうね、じゃ取っちゃおっか。篤の精子、もらっちゃおっかなぁ〜。」
ギョっとしたが、外に出す自信はあるので、コンドームを外した。

恵美は「犬みたいだからイヤ」といって、後背位をやりたがらなかった。
側臥位になった彼女に後ろから挿入というのは、好んでいたようだ。
「冷え性のお尻があったかいから」そんな理由からだが、
結合が浅いので俺は満足せず、もっぱら正常位が恵美とのセックスライフだ。
そんなわけだから、この短時間に色々な体位を繰り出す姉さんの姿は
正常位しか知らない俺には勉強になった。
しかしフィニッシュは慣れている、いつもの正常位をチョイスした。

「ちょうだい、、、篤の精子、、、、いっぱい、、、ちょうだい、、」
生での刺激は、熱く絡み付いてき、飲み込まれそうだった。
「く、、くちに、、、、おくちにちょうだいっ!ねぇ、、、あつしぃ!!!」
それまでの意思のある締め付けではなく、膣の中が自然に伸縮する。
それに合わせて睾丸が活発に精子を作り出す。そろそろ出したい。
俺は例の声を再生させた。「ァ、ア、アッ!」姫子が貫通した喘ぎ声。

「ケイコ」膣から愚息を抜き、姉さんの顔へ持っていく。
「あぁ…」口に含むと、激しく上下にしごき出す。ジュボボボボ、強く吸う。
大量に発射した。

「あぁ、、おいしい。」初めて精液を飲まれた。
正直、綺麗好きの俺は、うまそうに精液を飲む姿に嫌悪感を覚えた。
しかし、と同時に、征服感が込み上げて来たのも事実だ。
「いっぱい出たねぇ、若いのね。」丁寧に竿を舐めている。
「あっ花、咲くとこ、観れなかったね。」顔を上げた姉さんが言った。

月下美人は、その白い花を咲かせていた。
でも俺にはじゅんぶんだった。
ケイコという月下美人が、妖艶に咲いたのだから。 
 登場人物紹介 ( No.24 ) 
日時: 2006/06/13 11:05名前: 百発百中

「あんた、最近矢代さんたちと仲良さそうだから教えるけど、」

そう言ってきたのはバイト先の喫茶店の横、そば屋のおばちゃんだ。
山田のおばちゃんも仕込みが一段落すると、モーニングの常連に加わる。
なんか俺、この年頃の中年おばちゃんにモテる傾向にあるらしく、
この山田のおばちゃんにも時々夕食、夜食をご馳走になる。

矢代の旦那は今は仏壇屋。喫茶店に来たことは無い。
矢代のおばちゃんに夕食に誘われた時、「今日の夕食、釣ってきたのよ。」と
紹介された旦那とは、その日から知り合いになり、たまにマージャンをやっている。
“今は”というのは、昔は893だった。現役は退いているが…と語尾が濁っている。
娘、ケイコ姉さん。親父に似なくてホントに良かった。
小さなブティックをやっているそうだ。バツイチ。
バツイチと聞いて、親子なのに近所で別居している事に納得した。

木村のおっちゃん。これは矢代の昔の舎弟ということだ。
やはり現役は退いているが…と語尾が濁る。
ということはマージャン仲間の政さんやカズさんは、現役????

この連中と知り合うきっかけとなる先生。
この人は、この町の生き字引、山田のおばちゃんも正体を知らなかった。
昔、職人だったということは本人から直接聞いたが、
何故、矢代や木村と知り合いなのか、謎は多い。
やっぱ昔893???もちろん、そんなこと訊ける訳が無い。


女子寮じゃ部活に差し支えるから、と親を説得して春から一人暮らしを始めた恵美。
最初の頃は、恵美の部屋に転がり込んでいたのだが、
朝、夕のバイト、サークルの飲み会、先生たちとの寝る間も惜しんでのマージャンと
勉強する時間が無いほど忙しい毎日。
ケイコ姉さんからも、たまに食事(夜の勤め付き)のお誘いがかかる。
やがて恵美の部屋には、酔ったときしか寄らなくなっていた。
まるで「コイツは俺の女なんだ!」と、後輩に自慢して見せつけるように。

夏休みは恵美も他の下宿仲間も大抵田舎へ帰る。
姫子のことがあって、俺は帰りにくい。
そんな夏休みが近いある日、
「バイク欲しいんだって。バイトしない?」とケイコ姉さんが言ってきた。

「お弁当、作ってあげる。取りに来るの面倒でしょ?だからウチに下宿しちゃえば?」
この誘いは有り難かった。一抹の不安はあるものの、恵美も居ない、仲間も居ない、
そんな寂しい夏休みを去年経験しているから、即、OKした。

工事中のマンションへの風呂の取り付け、木村のおっちゃんの手伝いだった。
体力の無い俺にはキツかった。なんせエレベーターが無いのだから。
だから、ケイコ姉さんの部屋に下宿したのは正解だった。
なにしろ帰ってすぐシャワーが使える。銭湯には定休日もあるのだ。

クタクタに疲れきっているので、夜のお勤めは使い物にならなかった。
逝く前に、寝てしまうのだ。
そんな俺に「若いのにダメねぇ。」といいながらも、夜は控えてくれた姉さん。
そのかわり休日は、昼頃から奉仕させてもらいました。
弁当、食事、クーラーの効いた部屋のお礼を兼ねて、誠心誠意。

そんなある日、
「篤くんて、どこか冷めてるのよねぇ。」姉さんがベッドの上で言った。
「(時間が)長いだけじゃダメ。もっと女を喜ばせなきゃ。」
そう言って「ここをこうしろ、ああしろ」と教えてくれた。
俺の単調な愛撫およびクンニが気に入らなかったみたいだ。

テクが無いのは、単に俺が未熟だからで、冷めているわけではない。だけど…
“冷めてる”   そう言われれば、そうかもしれない。
なにしろ今抱いている、目の前の女で逝けないのだから…。
女性の目にはそう映ってしまうのかもしれない。
俺はただ臆病なだけなのに、、、、、。 
 エロが出てこないけど、かんべん ( No.25 ) 
日時: 2006/06/13 11:11名前: 百発百中

後輩を連れて飲んだ帰りだった。
「肩がふれた」と俺にぶつかってきたサラリーマンが喚いた。
俺は身長が高く、大抵の人は避けるものだから、自分から人を避けたことは無かった。
恵美もいた。「まぁ、まぁ、酔ってるでしょ。」俺はリーマンをなだめた。
「なんだぁ、こらぁ!」と俺をドンと突き飛ばしてくる。

マンガか小説なら、「俺は中、高と拳闘をやっていて」みたいな話になるのだが、
通信教育の空手でさえ習ったことの無い俺は、膝がガクガク震えた。
“ヘタレな姿は見られたくない”とっさに判断した俺は、
「恵美を連れてどっか消えろ!」と後輩に向かって叫んだ。



はぁ〜(ため息)、どういうわけか殴っちゃったんだよねぇ。
リーマンがしつこかったってのがあるけど、俺も昂ぶっていたんだろう。
初めて人間を殴った。イヤな感触だ、、、、。
リーマンからは鼻血がダラダラ流れている。

誰が呼んだか、警官が来た。
俺は逃げ、よその家の庭に隠れたんだが、あっさり見つかった。
交番、やがてパトカー、そして留置場にいた。

“臭いメシ”というが、あれは本当だ。匂いからしてダメだ。
俺は一切口をつけなかった。
翌昼、弁当を運んできた警察官が言った。
「今日は日曜で裁判所休みでな、キミ、今日もココ泊まりだ。」

“ふざけるな!”心の中で叫んだが、どうにもならない。
薄暗い壁を見ながら、姫子のことを思い出していた。
やっぱり、あの時すぐ姫子を引き止めるべきだった。俺の子供でもあるのだ。

身元引取りには矢代のケイコ姉さんに来てもらった。
電話番号で思い浮かんだのが彼女だった。大人、恵美にその資格はなさそうだった。
恵美は俺が警察に連れ去られたこと、知っているのだろうか?


結局、お咎めは無かった。俺が2晩、留置場に拘留されただけだ。
治療費などの請求も無かった。
裏で矢代のおばちゃんが動いたかどうか、定かではない。雰囲気はあった。


「どこいってたの?」恵美は訊いた。
「逃げてた。」そう答えるしかなかった。笑い話にもならない。 
 エロが出てこないけど、かんべん ( No.26 ) 
日時: 2006/06/13 11:20名前: 百発百中

学園祭も終わり、またいつもの日々がはじまった。
そういえば去年の学園祭は、恵美とフォークダンスしたりと、盛り上がった。
今年はすれ違いが多かったなぁ。ほとんどいっしょに行動していなかった。

そんな反省もあって、恵美のアパートのドアをノックした。
酔わずの訪問は久しぶりかもしれない。

「入って来ないで!」恵美が叫んだ。
「???」合鍵を使って、ドアを開ける。

そこには包丁を持った恵美が立っていた。

玄関のすぐ傍が台所という間取り。
とっさに手にしたのだろう。

「どうした?」
「来ないでっ!」俺は包丁に目をやりながら、ドアを閉める。
「私、あっくんと別れる。だから…」
「なんで?」
「イヤッ!来ないで。自由にさせて!」

ケイコ姉さんのことがバレるはずが無い。
仲のいい友人にも、後輩にも、先輩にも話したことは無い。
恵美とは別の世界の話だ。接点が無い。バレてない、自信があった。
理由がわからない。


後日聞いた話だが、この頃の俺の恵美に対する扱いは酷いものだった。
抱きたいときにやってきて、クタクタになるまで交わって。
俺がやってきた時には、恵美の友だちは帰らなくてはならなかった。
そんなときは俺が遠慮して帰ればよかったのだが、俺は部屋にあがって腰をおろす。
確かに恵美の時間を奪っていたのかもしれない。
「自由にさせて」それが別れたい理由だった。
包丁を握った理由は訊いていない。
たぶん、それぐらいしないと俺を説得できなかったから、そう思う。


俺はこの時、「死んでもいいかもな」と考えていた。
面倒だった。
先の留置場の件、姫子のこと、堕ろした子供のこと、どうでもよくなっていた。

一歩、さらに踏み込んだ。
腹には包丁の切っ先が刺さる距離だった。
しかし包丁は刺さらなかった。
恵美の右手がダランと下がっていた。
顔は真っ青だった。瞳孔が定まってない。

俺は踵を返し、後ろ手にドアを閉めた。

それからしばらく、俺は学校へ行かなかった。
翌年、留年した。 
 



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