科学技術が発達した未来において、SFの世界に登場する道具が実際に開発され市販された場合の成功点や問題点を描く<もしもシリーズ> 今回は、覗いた場所の過去の映像を見ることができる「タイムスコープ」を題材に検証する。 <成功点> 犯罪や不正行為が大幅に減少 安心・安全な暮らしに大貢献 タイムスコープが開発されれば、大部分の犯罪において犯人が逮捕できる。 犯行現場でタイムスコープを覗けば、事件当時の状況が全て明らかになるためだ。 タイムスコープによる捜査から免れるためには、事前に覆面等を着用し顔がわからないようにして犯行に及ぶ場合や遺体を川などに漂流させ犯行現場自体を不明にさせる等の工夫をする必要がある。ひき逃げや突発的な衝動で人を殺めて逃亡したケース等は、多くのケースで犯行が解明されるようになるであろう。 犯罪捜査のほか、不倫や学校内のイジメなどの不正行為の解決にも大いに役立つだろう。 現代におけるスマホのように誰もがタイムスコープを持ち歩く時代が来れば、犯罪や不正行為をしても、その多くが発覚してしまうため、大きな犯罪抑止効果があり、安心・安全な暮らしに貢献するだろう。 <問題点> プライバシーに大きな制約 トイレなどに課題 タイムスコープ開発による問題点は、人々のプライバシーが大きく低下することだろう。 居宅内などの私的な場所でタイムスコープを覗けば、その場所の過去の映像が見られてしまうのだから。 女性が友人の男性を部屋に招き入れた時、ちょっと席を外した隙にタイムスコープを覗かれてしまったら、女性が1人で自室にいる時の姿を見られてしまうかもしれない。その時の姿が、衣服を身につけている時の姿である保証はない。 温泉などの公衆浴場や更衣室など、多数の人が衣服を脱ぐ場所のプライバシーをどのように守るかも課題だ。常に監視員を置き、タイムスコープを覗く不審人物がいないかを監視するほか、それらの施設が閉鎖されている夜間等に侵入者が入らないように、万全の警備体制を敷く必要があるだろう。 女性は安易に男性を自宅に招き入れないように注意する必要があるほか、プールや温泉など女性が衣服を外す場所を含む施設の管理者は、厳重な警備体制を敷く必要が生じる。 そのように厳重な警戒を怠らなかったとしても、どうしてもプライバシーを守り切れないと考えられる場所がトイレだ。現代に多数存在する男女共用の多目的トイレは、プライバシー保護の観点から確実に閉鎖されるだろう。女子用の公衆トイレでも、プライバシーを守り切るのは不可能と思われる。公園など屋外の女子トイレに夜間に男が侵入し、タイムスコープを覗かれる恐れがあるほか、飲食店内にあるトイレにおいて、営業終了後に男性店主やアルバイトがタイムスコープを持って女子トイレに入ることも考えられる。 男性を部屋に招くのが危険なら…と女性の方から男性の部屋を訪れた場合においても、長時間滞在して男性の部屋でトイレを借りたら終わりだ。 このように考えると、タイムスコープの開発は、犯罪や不正抑止面で大きな成果が期待できる一方で、プライバシー面で大きな問題があり、若い女性はタイムスコープが開発されることで不安な日々を送ることになり、特に女子トイレの問題などは深刻なものといえるだろう。 出典:あ リンク:あ |
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