およめさんもらった (オリジナルフィクション) 5515回

2020/01/02 02:12┃登録者:えっちな名無しさん◆IgxhgziY┃作者:名無しの作者
おはよう、きょうは早起きしました。
裕子さんが来る日なので。
タバコをやめたら口の中がサッパリしてる。
裕子さんは近所の奥さんでした。
毎日のように料理のおすそ分けをもって来た。
僕が好きだからって。
そんな許されない愛でした。
普通はね。

チャイムが鳴って、裕子さんが来ました。
赤いスーツケースを持って。
「おはよう」
「いらっしゃい、コーヒー飲みますか?」
さっき湧かしておいたコーヒー。
二人でソファーに。

「主人にあなたのこと話したら、行って来いって」
「わあ、いいご主人だ!」
「1ヵ月だって」
「やった、ハネムーンだ!」
「かわいい赤ちゃんもらって来いって」
バイトは1ヵ月休みをもらってあるし。

「きょうも暖かいわね」
「暖房いらないです」
「脱いでいいかしら」
「いいですよ全部脱いでも」
「そんなに見たい?」
「見たいです」
「はずかしいわ」
「脱ぐは一時の恥ですから」
「あっち向いてて」
僕は壁の方を向いた。

「お・よ・め・さ・ん・も・ら・っ・た」
振り返ると裕子さんがセーターを脱いでる。

「お・よ・め・さ・ん・も・ら・っ・た」
また振り返る。
スカートを脱いでる。

「お・よ・め・さ・ん・も・ら・っ・た」
たぶんいま下着を脱いでる。

何回目かに振り返ると裕子さんが目の前にいた。
僕は裕子さんを抱きしめた。

2019.12.31

出典:オリです
リンク:ナシ
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