学校から帰ったら (近親相姦の体験談) 5407回

2022/12/15 23:13┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
学校から帰ったら

茹だるような暑さだというのに、窓を閉め切り、カーテンを閉じる。
ギシギシと軋む音を嫌ってベッドは使わず、わざわざ床に布団を敷く。
家の中には、誰もいないのに相変わらず臆病なことだと思う。
無言のままに背中を向けて服を脱ぎ、スカートを落としたら、中に身に付けているのは、男を誘惑するための下着。
これから女に戻りますと、言っているようなものだ。
そう言えば、家の中で着る普段着も、わりと洒落たものが多くなった。
納得はしていなくとも、やはり、視線を気にせずにはいられないといったところだろう。
いつも下着だけになったら、背中を向けて布団の上に座り込む。
きちんとひざを折り、まっすぐに伸ばした背中が、勝手にしなさいと、言っているようにも見える。
だから、勝手にさせてもらう。
後ろから細い肩を抱いて、白い背中に唇を寄せていくと、すぐにもため息にも似た声が漏れ出
す。
そのまま布団の上に倒していくと、脅えた目を向けられるが、その目はすぐに閉じて、そして、最後まで開かれることはない。
決して、拒んだりはしない。
顔を跨いで鼻先にかざすと、ちゃんと柔らかい唇を被せてもくれる。
乱暴に突き入れても、怒ったりしない。
そのまま身体の向きを変えて、股間に顔を埋めていっても、彼女が悲鳴を上げることはないし、口にしているものを離すこともない。
目の前にあるものをじっくりと眺めて、指で開いて奥まで覗いたりする。
すぐには、口をつけたりはしない。
ひどくグロテスクな眺めだが、どうしてもそこに心が惹かれてしまう。
ここが、自分が生まれてきた道かと思うと、不思議な感慨にも囚われる。
そして、手に入れてはならないものを、手に入れた喜びを実感する。
望んでも手に入らないもの。
決して手に入れてはならないもの。
それが、目の前にある。
ゆっくりと顔を近づけて、息が掛かるほどに唇を寄せる。
気配を感じて、僕のお尻を掴む手にもわずかに力が込められる。
胸一杯に匂いを吸い込んでから、おもむろに口付ける。
一度口を付けてしまえば、あとは狂ったように舌を這わせていくだけだ。
すぐに苦しげな声が聞こえてきて、僕のお尻を強く抱きしめてくる。
深くまで飲み込まれて、躍るように舌が舞う。
最初の頃は、何度もそれだけで逝ってしまった。
でも、ちゃんとこの穴を塞いで征服するまでは、決してやめたりしなかった。おかげで、だいぶ強くなった。
もう、口でしたくらいじゃ、簡単には逝かない。
存分に味を堪能してから、彼女を下にして中に入っていく。
僕たちの間に恋愛感情は存在しない。
だから、機械的な作業にも似ている。
彼女は足を開いているだけ。
僕は、目がけて押し込んでいくだけだ。
今でも、大事な人であることには違いない。
けれど、愛や恋などという感情は邪魔なだけだ。
向こうにしても、それは同じだから、僕にそういったものは求めないし、求めようともしない。
きっと、その方が救われるのだろう。
一方的に略奪されている。
そう思えばこそ、彼女は堪えられるのかもしれないし、甘受できるのかもしれない。
何度入っていっても、その温かさと柔らかさには胸を熱くさせるものがある。
肌とは違う体温は、いつも高めで僕を優しく包んでくれる。
すぐにでも出してしまいたくなるのを必死に堪える。
それでも彼女の膣はどんどん濡れていって、さらに気持ちよくしてしまうから、僕は途中で動きを止めざるを得ない。
小休止ではないけれど、胸を合わせて彼女を抱きしめていく。
キスをしようとすると、わずかに顔を背けようとするけれど、そんなことは許さない。
頭を抱え込んで、強引にキスをする。
舌を乱暴に潜らせていくと、荒い息を吐きながら、すぐに彼女は応えてくれる。
結局負けてしまうくせに、なかなか素直にならないのは、なぜなんだろうといつも思う。
途中からは、彼女の方が夢中だ。
そしてまた動き出せば、僕を抱きしめて、必死に舌を伸ばしながら、自ら腰を使い出しもする。
それまでは、歯を食いしばって我慢していたくせに、一度口を開いてしまえば、止め処なくはしたない声を上げたりするのだ。
そうやって、舌を絡ませあいながら、いつも最後は彼女の中で果てる。
いくよ、と教えてあげるのに、僕を抱きしめたまま離さないから、どうしたって彼女の中で逝くことになってしまう。
でも、彼女が僕の子供を身籠もることはないし、家族を崩壊させることもない。
彼女がピルを飲んでいることを僕は知っている。
妊娠を防ぐのならゴムを使えばいいだけの話だけど、今まで使ったことはない。
彼女も僕の体温を直に感じたいのだ。
そして、中に出してもらいたいのだ。
それを口にしたことはない。
でも、両親の寝室のベッドのヘッドボードにはコンドームが隠してあるはずなのに、それを一度も使ってくれと言ったことはないのだから、僕にはそうとしか思えない。
逝く寸前には、すごく大きく膨らむ。

ああっと悲鳴にも似た声を上げて、僕はすごい力で抱きしめられる。
ビクビクと脈打ちながら吐き出していくと、すごい・・、と消え入りそうな声で 彼女はつぶやく。
とても満足げな顔をして、今にも眠ってしまいそうな穏やかな表情で目を閉じている。
終わってしまえば、すぐにでも身体を離したいけれど、彼女はいつまでも僕を抱きしめていて、なかなか離してはくれない。
やがて、パタリと力尽きたように両手が落ちて、ようやく僕は解放される。
抜くと白いものがドロドロと溢れ出す。
彼女は、胸を大きく喘がせながら、目を閉じているだけですぐには起きようとしない。
自分の下着を探して、さっさと身支度を調えてしまうと、足を開いてだらしなく溢れさせているだけの彼女を残して、僕は静かに部屋を出る。
廊下の窓から差し込む強い西日が、僕の姿を照らしていた。
夜になって父が仕事から帰ってくる。
しばらくしたら、「ご飯よ。」と、下から声が掛けられる。
降りていくと、台所に立っている彼女は、夕方まで着ていた洒落た服とは違ったものに着換えている。
きっと下着も替えているのに違いない。
時々、夜中になると両親の寝室からは、彼女の苦しげな声が聞こえてくる。
まだまだ父は現役らしい。
そして父は、まだ僕には、それが何なのかわからないと思っているのかもしれない。
テーブルの上を見たら、おかずはナスの挟み揚げだった。
お味噌汁にもナスが入っている。
この世でナスが死ぬほど嫌いな僕。
最近、僕の嫌いなものばかりがテーブルの上に乗る。
「母さん、他におかずないの」
きっと、これは彼女のささやかな意地悪に違いない。
「ダメよ、好き嫌いしちゃ。嫌いなものでもちゃんと食べないと大きくならないわよ。」
台所から振り返り、満面の笑みを浮かべてそう言った彼女は、しっかりと母親の顔になっていた。

出典:a
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