俺は新人刑事、平棟哲夫。 交番に配属されて数年。 諦めずに刑事課への希望を出し続けて、ようやくから所轄署の刑事課へと異動が決まった。 「現場に行くわよ!」 俺の前にはグレーのダブルのスーツを着た、背が高くてつり目のポニーテールの女性がいる。 彼女は陣内綾さん、俺の相勤になった刑事だ。 久しぶりにジャケットを羽織った俺は、土地勘の薄い街を走りながら現場へと向かっていた。 現場は、ビル街の路地裏。 俺は遺体を見てビビってしまい、怯えた声を出してしまった。そんな俺に先輩は 「ご遺体は怖いものじゃないよ、つい最近まで私たちと同じように生きてた人よ。」と言ってくれた。 ――― 車で 「先輩の趣味ってなんかありますか?」 俺は何となく、先輩の私生活に関して探りを入れてみた。 「休日はだいたいジムでキックボクシングやってる」 「強いんですか?」 「まあまあ強いよ。アッパーを顎に食らって顎骨折したこともあるけどね。」 「ははは…」(キックボクシングやってるのか…俺は怖がりだから先輩に守ってもらう立場だな…) 「あ、まさか私に守ってもらおうなんて思ってないよね?」 「い、いえ…そんな事…」 「顔に書いてあるわよw『怖がりだから守ってもらおう』ってねw」 「あ、バレました?」 「これから私があんたをビシバシ鍛えるから覚悟しておいてね」 「分かりました!」 刑事としての俺の人生は、クールな美人先輩にいろいろ教わるんだろうな。 出典:オリジナル リンク:オリジナル |
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