高校2年の12月 駅まで一緒に帰ろうとして、 彼女と2人で学校の前の道を歩いてたのは、 もう地面に少し積もり始めるくらい雪が降ってた夕方 寒い上に時間も少し遅く、 あたりには人影もなくて誰も見てなかったから、 傘持ってない俺は、彼女の傘に入れてもらった 歩きながらの話題はなんとなく、”初めて”のこと 女の子に告白したのは彼女が初めて 女の子とデートしたのは彼女が初めて 女の子と1本の傘で雪の中歩くなんて、もちろん彼女が初めて そんな話をしながら歩いてて突き当たったT字路、 横断歩道の赤信号で立ち止まったら、彼女は傘の下で俺の前にまわって、 俺の胸に手を添えて、それから、少し背伸びをした 「じゃ、女の子との”初めて”はぜんぶ私がもらう」 唇にリップクリームの味を残して離れた彼女の言葉が、経験者っぽかったから、 これからどんどん彼女好みの男にされてしまうのかな、とか やっぱりこういうこと覚えるのは女の子の方が早いんだな、とか 血が上った頭で思わずいろいろ考えてしまって、気づいた ”さっき、男の子に告白されたのは俺が初めてって言ってなかったっけ?” そしたら、真っ赤になって俯いた彼女の言葉には続きがあった 「だから、男の子との”初めて”はぜんぶあげる」 出典:たまにはこーゆーのも リンク:いいんじゃない |
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