映画 (笑える体験談) 7709回

2007/04/01 02:52┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
共通の趣味を通じてネットで知り合った女と映画に行く機会があった。
お互い写メールを交換していたので、当日はスムーズに会えた。
当日の女は、いかにも正統派の女性ファッション誌に出てきそうな服装に黒髪のロングヘアーという、清純な感じだった。
聞くところによると女子大に通い、なかなか男の方と会う機会がないから今日は嬉しいとの事だった。
俺は女に今付き合っている彼女はいない、と事前に言ってあった。
映画に行く前に、道を歩いてるときも、手や肩を触れ合わせたり、
映画まで時間が有ったので喫茶店にいるときも、じっと見られたりしたが、かわいいので悪い気はしなかった。
映画が始まり、場内が暗くなると、女は「怖い・・」とうそぶいた。
その映画はとても好きな男優が出演する、アクション映画なのだが、ハラハラする場面が何度かあった。
俺は映画に夢中になり、その行方しか気にならなくなった。途中、女の手が俺の手に触れてきた気がしたが、邪魔なので振り払った。
映画が終わり、俺はとても満足し、その映画の閲覧用と保存用にパンフレット2部とグッズを買い、女と一緒に出た。
始まったのが昼過ぎなので、辺りは夕方になっていて薄暗い。
女が「これからどうしますか?」と言ってきたので、俺は遅いし送っていくと伝えた。
女はやや不満げな様子だったが、俺は気にせず、一方的に映画の話を女にし続けた。
女の家の最寄の駅に着くと、女は気を取り直したのか「もう少し話しません?あたし○○さんの事もっと知りたいんです」とかなり緊張した声で話してきた。
しかし俺は早く下宿先に帰りたかったので「ごめん、今日この後約束があるんだよね。それに●●さんもお父さん心配するでしょ。また今度ね、じゃ」
話を強引に打ち切り、駅の階段を駆け上がった。女をチラッと振り返るとすごく残念そうな顔をしていたが放っておいた。約束があるのは嘘ではなかった。
帰りの電車でも映画のパンフレットをしげしげと見つめていて、危うく降りる駅を間違えそうになった。
下宿先に帰り、同棲している彼女に映画のお土産のグッズを渡し、大半を今日の映画の素晴らしさを語り、少しだけ今日会った女の嘘くささを笑いあい
彼女の作ってくれた料理を口に運んだ。

出典:なんで女って男に告白させようとするの?
リンク:http://ex22.2ch.net/test/read.cgi/campus/1174959140/114
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