俺の学生時代のガールフレンドにプロレスの大ファンがいた。 父親は通っている大学(旧帝大)の教授で、しかも学会の権威クラス。 彼女は茶道・華道・着付・ピアノを習い、格闘技好きで極真空手を習っていた。 週5回以上の習い事と日々の勉強をマジメにこなし、男には興味を示さない女の子だった。 しかし素晴らしい肢体と美貌の持ち主で、腰のくびれと巨乳は俺たちの注目の的で、誰がいつ、 彼女をフォールするかが4年間のテーマであり続けた。 その彼女から誘われてプロレスを観にいった。彼女はキラー・カンが大好きだった。そして モンゴル人だと信じていたが、リングを降りたキラー・カンが日本語を流暢に話すのを聞いて、 「日本語うまいね。努力してるんだろうね」と言うので、「小沢っていう日本人だ」と俺が説明した。 大ファンは得てして思い込みが激しいのだろう、彼女は泣き出してしまった。 その後、卒業した俺と彼女はバッタリし渋谷の街で再会した。お互い27歳だった。 俺はふと思いついて彼女を食事に誘った。新宿のキラー・カンの店に連れて行こうと思ったのだ。 果たして彼女は大感激、カンちゃん鍋を本当に嬉しそうに食べた。キラー・カンと直接話までできて、 涙目になっていた。 そのまま感激し続ける彼女からピンフォールを奪ったが、彼女にとっては初のフォール負けだったようで、 俺はそれに感激した。しかし27歳までフォールされていないというのはいまどき珍しい。 今はいつでもフォールできる暮らしになったが、学者一家に育ったせいか、世間の感覚から遊離したような 行動をとることがあるのがタマに傷。 出典:ムシキングテリーは リンク:橋誠 |
投票 (・∀・):2188 (・A・):525 →コメントページ | |
|
トラックバック(関連HP) トラックバックURL: http://moemoe.mydns.jp/tb.php/6270/ トラックバックURLは1日だけ有効です。日付が変わるとトラックバックURLが変わるので注意してください。 |
まだトラックバックはありません。 トラックバック機能復活しました。 |
Google(リンクHP) このページのURLを検索しています |
検索結果が見つかりませんでした |