バレンタインデー当日、彼女の家でテレビを見ていると 『バレンタインデー特集』みたいのがやっていので、思わず、彼女に 「俺のチョコは?」 なんて聞いてしまった。 「普通、男の方から要望するものじゃないでしょ?」 と怒り気味に返され少し後悔したが、すぐに彼女はどこからか可愛い袋を持ってきた。 「忘れないうちに渡しとく。」 渡し方が明らかに冷たいのが気になるが、やっぱりうれしい。 中を見ると綺麗に包装された小さめの箱が入っていた。 「お、すげー。綺麗じゃん。」 「別に・・・」 「開けていい?」 「ダメ。」 (´・ω・`)。 とりあえず、適当に床に置いたが、会話が無く気まずい。 する事もなく、周りをキョロキョロしていたら、机の上にメモ書きのような紙を見つけた。 何となく見てみたら、彼女の字で『マル秘バレンタインデー計画』と書かれていて その下には、チョコの渡し方、のような内容がいくつかのシチュエーションで何パターンか書かれていた。 「何だコレ?」 とわざとらしく言ってみたら、彼女はこっちを見て慌てた感じで 「違うよ!友達に聞かれたの!チョコを彼氏にどうやって渡したらいいかな?って・・・。 暇だったから一緒に考えてあげてたの。恥ずかしいから見ないでよ。」 と、紙を取られてしまった。 でも俺は見逃さなかった。 その紙に書かれていた、渡す相手の名前が、俺であったことを。 不機嫌だったのは、計画通りにできなかったからか? とか、考えているともったいないことをしたなと思いつつも緩む口元が抑えられず、 「何、ニヤついてんの?気持ち悪い。」 なんて言われても気にならない。 しかしその後、自宅に帰ったら、彼女宅に袋を置き忘れた事に気が付いた。 遠い道程ではないので、再び取りに戻ることにした。 着くと、彼女が玄関でお迎えしてくれて 「この袋と、私、どっちが欲しい?」 もう、苦しいとか言えない程に強く抱き締めてやった。 出典:オリジ リンク:ナル |
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