1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:29:52.09 ID:Qe4EqvYS0 のび太「黒い…ノート?」 キーンコーンカーンコーン 出来杉「起立、礼」 ジャイアン「おうのび太!4時に俺様のコンサートを聞きに来いよな!」 スネヲ「じゃあな、のび太」 のび太「う…うん。じゃあね」 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:32:11.97 ID:Qe4EqvYS0 のび太「やっぱり黒いノートだ」 のび太「何か白い文字が書かれてる…」 のび太「DEATHNOTE…」 のび太「デ…デア…デアテ……」 のび太「…ドラえもんに読んでもらおう」 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:33:23.24 ID:Qe4EqvYS0 のび太「ドラえもーん」 ドラ「またジャイアンにいじめられたの?」 のび太「いや、違うよ。こんなのが落ちててさ」 ドラ「デスノート…?死のノートって事?」 のび太「ししししっ…死のノート!?」 ドラ「やっぱりだ…"デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。"って書かれてる」 のび太「どどどっ…どうしよう…っ!」 ドラ「大丈夫だよのび太くん。こんな道具、未来にも存在しないよ。多分誰かのいたずらだよ」 のび太「そっか……うん、わかった」 のび太「…あ、もう4時半だ」 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:35:35.60 ID:Qe4EqvYS0 ドラ「今のうちにこのノートを処分してしまおう」 ドラ「あれ…?裏にも何か書かれてる」 ドラ「"このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ。 "」 ドラ「………。のび太くんもこのノートに触れてる…処分はできないか…」 のび太「ただいまー…」 のびママ「遅いじゃないのび太、どうしたの?」 のび太「ジャイアンのコンサートだよ」 ドラ「おかえりのび太くん」 のび太「ただいま、ドラえもん」 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:36:59.17 ID:Qe4EqvYS0 ドラ「おやすみのび太くん」 のび太「うん、おやすみ」 のび太「…死のノート、かぁ」 のび太「ジャイアンの本名は…えっと…剛田…剛田武だっけ」 のび太「…漢字書けない」 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:38:52.54 ID:Qe4EqvYS0 のび太「いいや…ひらがなで」 ごうだたけつ のび太「あれ?こうだったっけ?」 こうたたけし のび太「こっちの方がいいかな」 ごうだたけし ドラ「のび太くん、まだ起きてるの?」 のび太「…!う、うん…すぐ寝るよ」 後日 スネヲ「たっ…たたた…大変だ!おいのび太!」 のび太「え?どうしたの?」 スネヲ「ジャイアンが…ジャイアンが…」 スネヲ「死んだって…」 のび太「な…なんだってェーッ!?」 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:40:33.78 ID:uU/c8W5oO ジャイアン死んじゃいやーん 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:41:17.56 ID:Qe4EqvYS0 のび太(ジャイアンはいきなり倒れたって…) のび太(きっと僕のせいだ…僕がジャイアンを殺したんだ…) キーンコーンカーンコーン 出来杉「起立、礼」 タッタッタッタッ のび太「ドラえもん!」 ドラ「どうしたののび太くん」 のび太「ジャイアンが死…」 のび太(…待ってよ…?ドラえもんがジャイアンを僕が殺したって知ったら……) ドラ「"ジャイアンがし"?」 のび太「あ…いや…ジャイアンが…その……知りたいって」 ドラ「何を?」 のび太「えっと……デスノートのことを」 ドラ「仕方ないなぁ」 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:42:54.13 ID:Qe4EqvYS0 開始10分でジャイアン死亡とか言っちゃらめぇ 続き↓ ドラ「"デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。" "書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果が無い。" "顔が一致する必要があるため、同姓同名の人間に一遍に効果は得られない。通称名などでは不可。" …まぁつまり"ジャイアン"じゃダメって事だね」 のび太「そ…そっか」 のび太(あの時…僕がジャイアンって書いていれば…!) ドラ「次に裏表紙のルール "このノートに名前を書き込んだ人間は、最も新しく名前を書いた時から、13日以内に次の名前を書き込み、人を殺し続けなければ自分が死ぬ。" "このノートを刻む焼くなどして使えなくすると、それまでにノートに触れた全ての人間が死ぬ。"」 のび太「…!そ…そっか。ありがと」 ドラ「うん」 のび太(どうしよう…!13日以内に他の人を殺さないと僕が…!) 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:44:11.16 ID:Qe4EqvYS0 のび太(でも待って…?) のび太(ジャイアンが死んだ事で僕達はもうジャイアンにいじめられる事は無くなったんだし…) のび太(…ジャイアンは死んでも仕方なかったんじゃないのかな……?) のび太(………。) 後日 スネヲ「おいのび太!」 のび太「うん?」 スネヲ「喉が渇いたからジュースを買ってきてくれよ!」 のび太「えっ?あ…うん……」 のび太「…なんだよスネ夫の奴…ジャイアンが居なくなったら急にいばりだしちゃって」 のび太「………。」 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:46:12.66 ID:Qe4EqvYS0 ほねかわすねあ ほねかわすねお はねかわすねお のび太「これだけ書けば1つくらいは合ってるよね…」 ドラ「のび太くん…」 のび太「…!や、やぁ…どうしたんだい?ドラえもん」 ドラ「君はとんでもない事をした…」 のび太「な…なんのこと?」 ドラ「今きみがスネ夫の名前を書いた、デスノートのことだよ」 のび太「……!」 ドラ「ママから聞いたよ、ジャイアンが死んだって」 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:47:23.01 ID:Qe4EqvYS0 ドラ「…今なら間に合うんだ!タイムマシンでジャイアンの名前を書くきみを止めるんだ!」 のび太「…うるさい!」 ドラ「のび太くん!」 のび太「ジャイアンは死んで当然だったんだ!そうに違いないんだ!」 ドラ「くっ…きみは間違ってるよ!…スモールライト〜!」 のび太「ドラえもん…きみは僕をわかってくれないの?」 ドラ「今きみが殺人犯になったら…セワシくんやしずかちゃんはどうなるんだ!」 のび太「うるさい!うるさいうるさいうるさいっ!」 バキッ ドラ「あっ…しまっ…スモールライトが…」 パッ ドラ「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 プチッ 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:49:01.64 ID:Qe4EqvYS0 のび太「はっ…僕は…なんてことを…!」 のび太「スペアの四次元ポケットが…あった!ビックライトで戻さないと…」 パッ のび太「…うっ……ドラ…えもん……」 ドラ「の…ビ…太…ク……ガガッ…ガガッ………バチッ」 のび太「うわああああぁぁぁっぁあぁぁぁあああああああ!」 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:50:17.58 ID:Qe4EqvYS0 のび太「ドラえもんの言ったとおり…タイムマシンでジャイアンの名前を書くぼくを止めれば…」 のび太「あ…れ……?タイムマシンが動かない…?」 のび太「動け!動け動け動け動けぇっ!今動いてくれなきゃだめなんだよぉっ!」 のび太「うわぁぁぁっぁぁぁあああああぁぁああああっ!」 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:51:56.89 ID:Qe4EqvYS0 ピンポーン のびママ「はーい?」 高木「どうも、警視庁の高木と申します」 のびママ「あら、どうしましたか?」 高木「いえ、お子様の小学校で妙な事件があって…」 のびママ「…その話は、また今度で…」 高木「どうしてですか?」 のびママ「…うちの子、友達が亡くなってから…塞ぎこんでしまって。そっとしておきたいんです」 高木「そうですか…わかりました」 のび太「…ドラえもん……」 のび太「僕なんで死んでしまえばいいんだ…あの日から13日経てば…」 のび太「あと…1日経てば…」 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 13:57:29.28 ID:Qe4EqvYS0 朝 のび太「え…?死んでない…?どうして…?」 のび太「おはよう、ママ…」 のびママ「あら!おはようのびちゃん!もう大丈夫なの?」 のび太「うん…」 ニュース『今日未明、警視庁の高木渉さんが亡くなりました』 のびママ「あら、この人、昨日うちに来た人だわ」 のび太「へぇ…」 ニュース『情報によると遺体に外傷は無く、突如倒れたとの事です』 のび太「…!」 のび太(もしかして…心臓麻痺!?けど、僕はデスノートに触っていないよ…誰が?) 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:00:20.41 ID:Qe4EqvYS0 のび太「やっぱり…デスノートはここにある」 のび太「じゃあ誰が…」 リューク「ククッ…」 のび太「うわぁっ!?だだだっ…誰だっ!」 リューク「俺はリューク。死神さ」 のび太「死神…」 リューク「そしてそのノートの持ち主さ」 のび太「…!」 リューク「しかし今度のキラはいやに小さいな。まだ生まれて…人間界でいう11年目くらいか」 のび太「キラ?」 リューク「ククッ、そうさ。知らないのか?犯罪者を大量に殺した殺人犯だ」 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:03:28.64 ID:Qe4EqvYS0 リューク「ノートを駆使し、人間界の神になろうとした。…だが、結局は俺がノートにそいつの名前を書いた」 のび太「どうして…?」 リューク「世界一の探偵に追い込まれたのさ」 のび太「探偵…!やっぱり僕も…警察とかに…」 リューク「クク…まぁせいぜい楽しませてくれよ…」 のび太「あっ……居なくなった」 のび太「僕は…一体これからどうすれば……」 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:05:20.22 ID:Qe4EqvYS0 先生「…おーい、のび太君は居るかね?」 のびママ「あら先生。今のび太はちょっと…」 先生「無理もありませんかね…友人を亡くしてしまっては…」 のび太「…はい、先生」 のびママ「のびちゃん!?どうしたの?」 のび太「どうしたのって…学校に行くんだよ」 先生「大丈夫なのかね…?」 のび太「ドラえもんが言ってた、終わった事は変えちゃいけないんだって」 のび太「…行ってきます」 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:06:18.13 ID:Qe4EqvYS0 松田「…この事件は、やっぱりキラ事件に関与しているんじゃ…」 白鳥「まさか!キラはもう居ないんじゃ…」 佐藤「…もうその話はやめて」 松田「でも!」 佐藤「そんな事を言ってたって、高木君は戻ってこないわ」 佐藤「…気晴らしにどこか行ってくるわ。上司には適当にごまかしておいて」 白鳥「佐藤さん…」 松田「………キラめ…」 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:08:20.34 ID:Qe4EqvYS0 佐藤「………。」 佐藤(このタワーから見える景色…2人で見たかった……) コナン「あっるぇー?佐藤警部、こんな所でどうしたの?」 佐藤「あら、コナン君。実はね…かくかくしかじか」 コナン「なんだって!?高木警部が…」 佐藤「…でも、仕方ないのよ…」 コナン「でも…っ!」 佐藤「自然死の可能性だってある。検死の結果はまだだし…第一、キラなんて存在しないわ」 コナン「………。」 コナン(キラ…か。腐女子臭い名前でふざけやがって…) 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:10:18.91 ID:Qe4EqvYS0 のび太「………。」 キーンコーンカーンコーン 出来杉「起立、礼」 のび太「…はぁ」 しずか「あら、のび太さん」 出来杉「やあ、のび太君」 のび太「しずかちゃんに出来杉くん…」 出来杉「このまま歩き続けて。誰かに尾行されている」 のび太「…!」 改行多すぎるって怒られた…(´・ω・`) 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:11:17.03 ID:Qe4EqvYS0 しずか「まさか、デスノートの持ち主がのび太さんだったなんて思わなかったわ」 のび太「どっ…!どうしてそれを…?」 しずか「あら、知らなかったの?デスノートの持ち主は、死神の目で見ても寿命が見えないの」 のび太「死神の目…?」 出来杉「相手の寿命と名前の見える目の事さ。詳しい話は…また夜にしよう」 しずか「そうね。のび太さん、また夜に」 のび太「あ…あぁ、うん……」 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:12:29.64 ID:Qe4EqvYS0 のび太「夜だ…」 のび太「…ドラえもん、ごめん…使わせてもらうよ」 のび太「どこでもドア〜!」 コナン「…本当に、高木刑事はこの家に事情聴取して帰ってきた途端に倒れたの?」 佐藤「そうなんだけど…」 コナン「この家の人たちを尾行してみたけど、今日一日は変な行動を起こさなかったね。夜に外出した様子もないし」 佐藤「…また明日、私が尾行してみるわ。コナン君は遅いからもう帰りなさい」 コナン「はぁ〜い!」 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:14:23.54 ID:Qe4EqvYS0 しずか「のび太さん、ドラちゃんは?」 のび太「しずかちゃん…どうして警察の人を?」 出来杉「待て待て。そんなに一遍に質問しあっても埒があかない。こういう時はレディーファーストだろう?」 のび太「う…わかったよ」 しずか「それで…ドラちゃんは?」 のび太「…僕が壊した……」 しずか「…!…どうして…?」 のび太「……どうして、って…」 出来杉「必要無かったからだろう?道具さえあればあの狸は必要無い。若しくは、道具を持ったあの機械は邪魔になる」 しずか「そんな言い方…!」 のび太「………。…いいや、その通りだよ…必要、無かったんだ…」 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:17:24.26 ID:Qe4EqvYS0 しずか「…私があの警察の人を殺したのは…許せなかったから」 のび太「許せなかった…?」 しずか「私には優しくてのび太さんを苛める2人が嫌いだった…だからあの2人が死んだ時、寂しかったけど…どこか嬉しかった。 でも、のび太さんが学校に来なくなって…」 のび太「しずかちゃん…」 しずか「そんなのび太さんを捜査しようとするあの人が気に食わなかった。だから殺したの」 のび太「しずかちゃん…」 出来杉「だが、問題はこれからだ。容疑はのび太くんとしずかちゃんに向けられている」 のび太「…そうだね。…でも、その前にする事がある」 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:20:15.09 ID:Qe4EqvYS0 出来杉「そうだな。まずは邪魔な尾行の処分だ」 しずか「でも…あまり遠くから見ても目が効果を発揮しないし…」 のび太「でも、ノートに名前を書くと疑われちゃうんじゃ」 出来杉「事故死でも何でもいいさ。問題はどうやって目を持つしずかちゃんが追跡者に接近するか」 しずか「…うーん……」 のび太「…あるよ、方法が」 出来杉「うん…?」 のび太「ドラえもんの道具…透明マントがある」 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:23:39.92 ID:Qe4EqvYS0 松田「な…なんだって…?」 白鳥「佐藤刑事が…事故死?」 目暮「…本当に、残念だが」 松田「そんなバカな!」 相沢「…もうやめろ、松田…キラを追うのは」 松田「でも!」 相沢「また警察を抜ける気か?警察を抜けて、お前が得たのは何だ?結局キラを捕まえたのは、アメリカの探偵なんだろ?」 松田「………。」 白鳥「…そうですね。キラに固執しなければ、佐藤さんは尾行などしなかった。尾行をしていなければ、事故など有り得なかった、と」 目暮「過ぎた事は仕方無い。せめて…2人の冥福を祈ろう」 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:26:12.76 ID:Qe4EqvYS0 >>78 おk また改行で怒られた(´;ω;`) 出来杉「よく出来たね、しずかちゃん」 しずか「簡単だったわ」 のび太「…これから、どうするの?」 出来杉「キラの復活さ」 のび太「キラの…!?」 しずか「私のパパがね、スネ夫さんが死んだ晩…強盗犯に殺されたの…」 のび太「…!」 出来杉「そんな犯人を許す訳にはいかない。まだこの世界にはそんな腐った奴らが蔓延っている。だから掃除するんだ」 のび太「過去を変えちゃいけない、けど未来はこれから変える事が出来るんだ…」 しずか「え?」 のび太「わかった。僕は、キラになる」 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:29:28.17 ID:Qe4EqvYS0 ニュース『暫く姿を消していた連続殺人犯"キラ"が再び活動を開始しました。日本では28名、アメリカでは48名、…』 松田「キラの…再来…!」 相沢「松田…」 松田「…ノートの存在を知っているのは僕や相沢、模木くらいしか知らない…」 相沢「………。」 松田「…けど、Lほどの財力を持った人間のバックアップは無い…」 相沢「…だから、諦めろって言っただろ?」 松田「………。」 コナン(特定の人間を殺せる…か。まるで超能力だ) コナン(どうする…情報が足りない……) 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:30:24.11 ID:Qe4EqvYS0 出来杉「僕がパソコンで調べ、のび太君としずかちゃんがノートを使って殺す…クク、完璧だ……」 出来杉「僕は手を汚さなくてもいいし、後はあの馬鹿2人が上手くやるだけ…」 出来杉「ククク…最終的に神になるのは僕なんだよ…」 コナン(…FBIやCIAは協力を拒否…前回キラ事件の犯人を逮捕した通称Nは捜査に乗り出した形跡が無い…?) コナン(いや、違う…おそらく行動を公にしていないだけか) ニア「おかしいですね…ノートは焼却した筈では…」 レスター「また新たなノートが?」 ニア「その可能性があります。まずはキラの居る国を特定しましょう」 92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:34:28.91 ID:Qe4EqvYS0 ニア「日本と断定しました」 レスター「早いですね」 ニア「ジェバンニが一晩でやってくれました」 ジェバンニ「被害者のリストと各国の犯罪者情報サイト全件の情報を照らし合わせ、 "裁き"を逃れている犯罪者のリストと日本の犯罪者情報サイトに書かれている誤った名前の人間と一致しました。 日本で間違いありません。」 ニア「日本ではない国の人間が日本のサーバーにアクセスした可能性は?」 ジェバンニ「日本のサーバーにアクセスした数十人の情報を調べましたが、全員が警察の関係者でした。おそらく、キラである可能性は薄いかと」 ニア「そうですね、まずはその数十人の犯罪履歴、事情聴取を行いましょう」 コナン(…今回のキラは日本人に間違いない) コナン(そして…剛田武と骨川スネ夫に関わりのある人物だろう) 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:35:22.92 ID:Qe4EqvYS0 コナン「阿笠博士」 阿笠「おぉ、進一か。いきなりどうしたんじゃ?」 コナン「少しだけ薬に対抗できる薬は作れないか?」 阿笠「…というと?」 コナン「潜入調査を行いたいんだ」 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:36:02.18 ID:Qe4EqvYS0 のび太「………。」 リューク「楽しそうじゃないな?」 のび太「リューク…前のキラは殺しを楽しんでいたの?」 リューク「クク…どうだかなぁ?」 のび太「……あ、そういえば」 リューク「んあ?」 のび太「裏のルールは嘘なの?」 リューク「…あぁ!消し忘れていたな」 のび太「…あと、まだ聞きたい事が色々あるんだけど…」 リューク「…面倒だな、あとでリンゴくれよ」 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:37:27.80 ID:Qe4EqvYS0 リューク「まず、そのノートは一度焼却したノートだが、俺が復元させた」 のび太「復元?」 リューク「あぁ。表紙の一部さえ残っていれば元の形に戻せる」 のび太「ふーん…」 リューク「…覚えたか?」 のび太「…ごめんもう一回言って」 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:39:12.79 ID:LLMi4J6GO 追い付いた。佐藤が警部から刑事に戻したのは正解。それとあと新一な。 松田も片方死んでるからややこしい。だが構わぬ続けたまへ 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:40:43.80 ID:Qe4EqvYS0 >>102 ナンテコッタイ 名前は直すけど松田は生きてる方向で 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:42:10.79 ID:Qe4EqvYS0 先生「皆、今日からこのクラスの仲間になる、」 コナン「江戸川コナンです。よろしくお願いします」 出木杉(…なんだか大人っぽい奴だな) 先生「じゃあ、コナン君。のび太君の隣に座ってくれるかな?」 コナン「はい!」 コナン「…よろしくね、のび太君」 のび太「あ、あぁ…うん。よろしく」 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:43:12.41 ID:LLMi4J6GO >>104 気にするな。死んでるのはコナン側のマイナーな松田だから。とりあえず面白いぞよ 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:43:40.65 ID:Qe4EqvYS0 ニア「ジェバンニ、被害者のリストと犯罪履歴を」 ニア「ジェバンニ、コーヒー持ってきて下さい。砂糖多めで」 ニア「ジェバンニ、このプラモデルは飽きました。シャアザクを買ってきてください」 ニア「ジェバンニ、トイレ」 ニア「ジェバンニ、」 ニア「ジェバンニ、」 ニア「ジェバンニはまだですか」 レスター「トイレくらい自分でして下さい」 111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:44:10.08 ID:tMrhPYZr0 コナンて小1じゃね? 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:45:04.88 ID:Qe4EqvYS0 >>108 thx コナン側にも松田って居たんだ 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:45:12.17 ID:n+0myTzO0 っつか色んなアニメ混合しすぎだろw 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:46:57.92 ID:Qe4EqvYS0 >>111 ごめん補足忘れてた >>93で子供になる薬を半分くらい中和する薬を博士に作ってもらってるって事で >>113 デスノ+ドラえもん+コナンだけだお^ω^ 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:47:48.11 ID:Qe4EqvYS0 出来杉「江戸川コナンを調査しよう」 のび太「え……えぇっ?」 出来杉「あいつは子供らしくない。大人っぽい雰囲気がある、それに…僕以上に完璧な頭脳なんて許せない」 のび太(嫉妬かよ) 出来杉「まぁともかく、君なら尾行も簡単だろう?」 のび太「まぁ、任せてよ」 しずか「ごめんなさい、2人共」 出来杉「どうしたの、しずかちゃん」 しずか「私ね、これから1ヶ月の間、ピアノの練習でフランスに行かなきゃならないの…」 コナン(勝負は薬の効果が効かなくなる1ヶ月後までだ) コナン(それまでに犯人…キラを暴いてやる) 122 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:51:41.22 ID:Qe4EqvYS0 のび太「人間そっくりたまご〜!」 のび太「という訳でコナン君の尾行をお願い」 のびコピー「わかった」 のび太「もちろん透明マントを被ってね」 のびコピー「うん」 のび太「よし。行ってきまーす」 コナン「おはよう、のび太君!」 のび太「あ、コナン君、おはよー」 のびコピー「………。」 123 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:52:20.55 ID:Qe4EqvYS0 のびコピー(コナン君の家は…研究所…?) のびコピー(………。) のびコピー(いや、違う。表札の文字が違う…) のびコピー(…潜入してみるか。通り抜けフープ〜) 阿笠「どうじゃ。調子は」 コナン「…大して変わらないよ。進展はない」 阿笠「しかし、本当にキラが小学5年生なのか…?」 コナン「それについては考えた。でも、キラが存在するとすれば精神的に成熟した人間か、精神的に未熟な人間しか考えられない」 阿笠「ほう?」 コナン「だって、普通の人間が顔色一つ変えずに何百人も殺せるハズが無いからね」 阿笠「それもそうじゃ」 124 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:52:56.85 ID:Qe4EqvYS0 コナン「今回のキラはおそらく、前のキラの意思を継ごうとしている。 だが、デスノートの効果を試す為に剛田武と骨川スネ夫を殺害した。 また、捜査に関わった高木刑事も殺されている」 コナン「…俺が殺されたら、蘭によろしく頼むな」 阿笠「何を言っておるんじゃ」 コナン「…バーロー、冗談だよ」 124 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:52:56.85 ID:Qe4EqvYS0 コナン「今回のキラはおそらく、前のキラの意思を継ごうとしている。 だが、デスノートの効果を試す為に剛田武と骨川スネ夫を殺害した。 また、捜査に関わった高木刑事も殺されている」 コナン「…俺が殺されたら、蘭によろしく頼むな」 阿笠「何を言っておるんじゃ」 コナン「…バーロー、冗談だよ」 127 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:54:31.36 ID:Qe4EqvYS0 のびコピー「…という訳なんだ」 のび太「何て事だ…出木杉くんに知らせないと…」 のびコピー「…いや、待って」 のび太「え?」 のびコピー「あいつは僕たちやしずかちゃんを利用している。 デスノートの所有権はしずかちゃんと僕たちにあるし、あいつが居なくちゃならない理由は無い」 のび太「でも…」 のびコピー「…江戸川コナンに調査されてると知ったら、おそらく出木杉くんは殺せと言うよ。 でも、僕たちがボロを出さなければこのまま中学生になれるし、更に時間が経てば僕たちが調査される事なんてないよ」 のび太「…そうだね。うん…もう友達は殺したくない」 128 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:55:35.24 ID:Qe4EqvYS0 ニア「時代はアナルです」 ニア「そうですね、ジェバンニ」 ジェバンニ「はい」 ニア「ケツを出してください、ジェバンニ」 ジェバンニ「はい」 ニア「入れますよ、ジェバンニ」 ジェバンニ「はい」 メリメリッ ジェバンニ「うおぉぉぉぉぉぉ!」 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 14:57:28.46 ID:odqGxetKO 死神の眼でコナンを見ると… いやなんでもない 135 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:57:59.20 ID:Qe4EqvYS0 のび太「あ、コナン君。おはよう」 コナン「おはよー。ねぇ、のび太君」 のび太「う…うん?どうしたの?」 コナン「キラ…って知ってる?」 のび太「さぁ…解らないよ」 コナン(…やはりこの程度の話には乗ってこないか) コナン(…情報が足りない…どうすれば) 阿笠「…ん?何か放送が始まったぞい」 コナン「放送?博士、ちょっと見せて」 138 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 14:58:40.89 ID:Qe4EqvYS0 >>133 だからわざとしずかちゃんが居ない状況にした^ω^ 目はチートだから使わない事にするお^ω^ 141 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:00:00.47 ID:Qe4EqvYS0 ニュース『FBI捜査官およそ1000人がキラ捜査の為に日本へ入国しました』 コナン「嘘だね」 阿笠「ほう?」 コナン「アメリカは既にキラ崇拝に従っている国だ。キラを捕まえようだなんて思うハズが無い」 コナン「…待てよ…?じゃあ誰が…」 白鳥「…こんなハッタリをかけて、一体どうする気だい?」 松田「…キラは捕まるのを恐れている」 白鳥「それがどうしたんだい?」 ニュース『それではFBI捜査官代表の通称"M"捜査官へと繋ぎます』 M『どうもMです』 のび太「FBI捜査官…!?どうしよう…どうしようどうしようっ!?」 143 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:01:00.17 ID:Qe4EqvYS0 M『私はFBI捜査官のMだ。キラ、聞こえているか?』 のび太「………ゴク」 M『貴様のしている事は悪だ!裁かれなくてはならない』 のび太「………。」 M『首を洗って待っていろ!』 ニュース『次に、日本警察代表の山田太郎さん…』 のび太「殺されるのは…嫌だ……っ」 山田太郎さん『ぐわっ!?』 146 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:02:34.70 ID:Qe4EqvYS0 松田「…!キラが動いた!」 白鳥「キラは日本国内に居る、で確定ですね」 松田「あぁ…そして、今回のキラは死神の目を持っていない」 コナン「…!そうか!」 コナン「Mは殺されずに山田さんは殺された…」 コナン「つまり、キラが殺しに必要な要素は名前のみか、名前と顔だ!」 148 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:03:12.91 ID:Qe4EqvYS0 コナン(しかし待てよ…?名前だけでは不確定じゃないか?同姓同名の名前なんてごまんと居る…という事は) コナン「殺しに必要なのは…名前と顔だ」 のび太「……うっ…」 のび太「僕が…殺した…」 リューク「そうだ。だが、目を背けるな。真実は変わらない」 のび太「……うっ…ううっ……」 出来杉「あの馬鹿…!」 出来杉「やはりしずかちゃんが居ないうちにのび太を殺して…ノートの所有権を奪うべきか…」 152 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:05:02.30 ID:Qe4EqvYS0 出木杉「…けれど、ノートを奪う方法が何か無いか…?」 出木杉「…いくらあいつが馬鹿とはいえ、そう簡単にノートを手放す訳が無いか…」 出木杉「…そうだ!江戸川コナンを利用すればいいんだ!」 コナン「へっくしゅん!あっるぇー?」 阿笠「風邪かね?新一、体調には気をつけるんじゃぞ」 のびコピー(新一…?もしかして、江戸川コナンは偽名…!?) のびコピー(…四次元ポケットを持ってくればよかった) のびコピー(早く…伝えなきゃ……早く…ッ!?) ダァンッ! のびコピー「うっ…!?」 *「ごめんなさいね…」 ダァンダァンダァンッ!! のびコピー「知らせ…な……ガクッ」 153 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:05:44.02 ID:Qe4EqvYS0 *「…なるほど…こういう事だったのね…」 *「お兄ちゃん…」 出来杉「やぁ、コナン君!」 コナン「出来杉君!どうしたの?」 出来杉「いやぁ、先日ちょっと興味深い事があってさ」 コナン「へぇ!どんなの?」 出来杉「なんだか黒いノートなんだけどさ、英語で書いてあって読めなくて。コナン君、英語は読める?」 のび太「…!?」 コナン「少しなら…」 コナン(当たり前だろバーローw) 出来杉「それじゃあ、また明日ね」 コナン「うん!また明日ねー!」 155 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:07:55.56 ID:Qe4EqvYS0 コナン「なぁ灰原」 灰原「嫌だわ」 コナン「まだ何も言ってねぇよ!…超能力で人を殺せると思うか?」 灰原「キラの事ね。そんな遠まわしに言わなくてもいいわ」 コナン「…!」 灰原「私もあの放送を見てたわ。キラが裁きに必要とするのは名前と顔。 更に、同時刻に全世界に散らばる特定の人間を殺す事は組織的かつ物理的には不可能。組織でも不可能だわ」 コナン「…だから、超能力か何かかと思って…」 灰原「…証拠が無いわ。もし超能力だったらお手上げね」 コナン「………あぁ。でも、絶対に暴いてみせる」 157 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:10:47.05 ID:Qe4EqvYS0 のび太「何をする気なんだい!?コナン君は…っ」 のび太(ちょっと待って…?出来杉くんはコナン君が怪しいと知らないんだ……言わない方がいいかな…) 出来杉「コナン君は?尾行したコピーは江戸川コナンが安全な人物だと判断したんだろう?」 のび太「でも…!」 出来杉「さぁ、早くノートをくれよ。コナン君にも協力してもらわなくっちゃ」 のび太「………!」 出来杉「なんだいその顔は?しずかちゃんを巻き込むのは良かったのに、転校生を巻き込むのは嫌だってのかい?今更偽善者顔しても、遅いよ?…キラ」 のび太「………。……そうだ…僕は…キラだよ」 158 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:12:52.14 ID:Qe4EqvYS0 のび太「……過去を変える事は出来ない。でも今から未来を変える事は出来るんだ…」 出来杉「は?何か言ったかい?」 のび太「…もどりライト〜!」 パッ 出来杉「な――」 のび太「うっ…おぇぇぇぇえぇえぇぇぇぇ」 リューク「ククッ…さっきの人間が跡形も無くドロドロだな!人間界にも面白い道具があったもんだ!」 【もどりライト】 照射したものを 原 料 に戻す 175 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:26:34.83 ID:Qe4EqvYS0 のび太「たまたま掴んだ道具が…これだっt…おぇっ……」 のび太「…仕方ない……片付けよう………」 コナン「出来杉君が…行方不明!?」 のび太(………。) のび太「そんな…いつも出来杉君は学校を休む事さえ無かったのに…!」 ポタッ…ポタッ…… コナン「のび太君…」 リューク「ククッ…迫真の演技だな」 コナン(この涙…友人を想っての涙か…?…野比のび太は犯人じゃない?) 178 :浅黄みかん ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:29:00.23 ID:Qe4EqvYS0 コナン「…捜査を打ち切ろうと思う」 灰原「…どうして?」 コナン「蘭が心配しt」 灰原「行く先々で事件を呼んでおきながら言ってんじゃないわよ、この疫病神」 コナン「………。」 灰原「で、本当の所は?」 コナン「…容疑者が行方不明になった。あのクラスには、もう容疑者になる人物が居ない」 灰原「…貴方らしくないわね。諦めるつもり?」 コナン「…そういう訳じゃ」 灰原「だったら捜査を続けなさい」 コナン「…あいよ」 191 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:40:43.27 ID:Qe4EqvYS0 リューク「これからどうするんだ?」 のび太「………。」 リューク「…おい?」 電柱「ガッ」 リューク「おいっ…!?」 住民A「おい!大変だ!子供が頭から血を出して倒れてる!」 住民B「な…なんだってぇーッ!?」 住民C「とっ…とりあえず救急車を!」 193 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:41:36.72 ID:Qe4EqvYS0 おk、PC復活 リューク「…起きたか」 のびママ「のびちゃん…!」 のび太「………。」 のびパパ「大丈夫か?のび太…」 のび太「…大丈夫。ごめん、1人にして…」 のび太「…計画通り」 リューク「は?」 のび太「頭を怪我すれば、ヘルメットを被っていても不自然じゃない」 リューク「話が見えないんだが」 のび太「ドラえもんの道具に…頭が良くなるヘルメットがある」 リューク「ほう!クク…実はお前、頭良かったんだな!」 のび太「…出来杉君の作戦だよ……出来杉君に万が一の事があった時、こうすればいいって…」 194 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:43:08.70 ID:Qe4EqvYS0 コナン「…じゃあ、ジャイアンとスネ夫君の事は皆好きじゃなかったんだね?」 男の子「うん。皆そう思ってたと思う」 女の子「えー!男君と一緒にしないでよね!」 男の子「何だよう!じゃあ、女はジャイアンのヘタな歌が好きだったのかよ!」 女の子「それは……その…」 コナン「…それで、出来杉君の事を嫌いだった人は居た?」 女の子「居ないわよ、出来杉君以上に格好いい人は居ないもの!」 男の子「フン、誰があんな奴。頭がいい癖に勉強してませんよ、とか言いやがって。俺達をバカにしてんか」 女の子「アンタねぇ…!出来杉君だってちゃんと勉強してるのよ!勉強してないアンタと一緒にしちゃダメなんだから!」 コナン(という事は…このクラスの男子は容疑者として見てもいい訳か) コナン(…しかし、出来杉以上に頭のいい奴なんて…) コナン(…野比のび太、あいつがもし爪を隠した鷹だったとしたら…) 196 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:43:55.94 ID:Qe4EqvYS0 ニア「ジェバンニはどこに行きましたか」 レスター「痔で入院中です」 ニア「貧弱アナル野郎め」 レスター「………。」 ニア「レスターさん」 レスター「はい」 ニア「時代はアナルd」 レスター「嫌です」 197 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:45:05.52 ID:Qe4EqvYS0 白鳥「松田君…本気なのか!?」 松田「本気です」 白鳥「辞職だなんて…二度目なんだぞ?もう二度と警察には戻ってこれないかも…」 松田「解っています」 白鳥「では、何故…ッ!」 松田「…僕は、キラを追います」 目暮「…その件だが、辞職の必要は無さそうだ」 松田「え…?」 目暮「日本警察が動いた」 松田「………!アメリカがキラに屈している状態なのに、何故…!」 目暮「…わからん。だがしかし、日本警察にキラ対策本部が出来た事は確かだ。…松田君。頑張ってくれ。そして、世界を救ってくれ」 松田「…はい!」 200 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:46:45.81 ID:Qe4EqvYS0 コナン「やぁ、のび太君。調子はどうだい?」 のび太「うん。打ち所が良かったみたい。すぐに退院出来そうだってさ」 コナン「そっか!また学校に来れるのを待ってるよ!」 のび太「うん!そうだ、コナン君。あやとりしない?」 コナン「あやとり?」 のび太「うん!僕、得意なんだ」 コナン(…依然、裁きは続いている状態にある) コナン(けれどこの病院にインターネットは無いし、犯罪者の情報を得る事は難しい…) コナン(調べれば調べる程、野比のび太の容疑が薄くなっていく……くそっ!) のび太「楽しかったよ!じゃあね!」 コナン「うん!じゃあね!早く元気になってね!」 コナン(…そう、早く元気になって貰わないと) コナン(おそらく野比のび太が退院してから残っている時間は…1週間。1週間でケリをつけてやる) 203 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:48:16.18 ID:Qe4EqvYS0 リューク「クク…完璧だな」 のび太「深夜にミニPCからインターネットへアクセス、そして犯罪者の情報を書き込む…」 リューク「まさか、夜遅くに裁きを行っている小学生が居るとは誰も思わないだろうな」 のび太「…うん、そうだね。……よし」 リューク「ククッ…やっと20ページ目か」 のび太「四次元ポケットがあって良かったよ。これのお陰でデスノートの収納場所には困らない」 リューク「完璧だな」 のび太「いいや。完璧だとは思わない。ただ、すぐに捕まる事は無いさ」 204 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:49:42.93 ID:Qe4EqvYS0 数日後 リューク「やっと退院か」 のび太「…長かったよ。でも、お陰で2週間後まで裁きの予定を書き込む事が出来た」 リューク「暫くはデスノートを出す必要は無いって訳か」 のび太「いいや、そうでもない。まだ必要になる可能性がある」 パラッ リューク「…ん?それは?」 のび太「算数のノート。これに1枚、破ったデスノートを挟むんだ」 リューク「ほう。しかし、目立たないか?」 のび太「僕のテストの点数は最悪だ。僕からノートを借りようとする人間は居ないし、 もし誰かに見せる時は他のノートにデスノートを挟めばいい」 リューク「じゃあ、4次元ポケットは?」 のび太「僕の部屋に隠すさ。念には念を。僕の疑いは強い筈だからね」 207 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:51:07.17 ID:Qe4EqvYS0 リューク「クク…しかし本当にヘルメットをつけるだけで頭が良くなるとは」 のび太「あぁ。見た目が難点だけどね」 リューク(お前見た目気にしてないだろ) 209 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:52:37.01 ID:Qe4EqvYS0 コナン「のび太君!もう退院して大丈夫なの?」 のび太「うん!…まだ頭の包帯が取れないけどね」 コナン「仕方無いよ、でも間に合って良かったね」 のび太「そう?」 コナン「うん、だって今日は警視庁の人たちの仕事が見れるんだよ?」 のび太「コナン君らしいね」 コナン「うん!とっても楽しみ!」 リューク(クク…なるほど、"警察に接触するチャンス"って言っていたのはこれの事か) リューク(あのテレビ放送は警察の仕業…となると、警察との戦いも頭に入れておかなきゃならない、か) 先生「おーい!2人、バスに乗り遅れるぞー!」 のび太「あ、はーい!」 コナン「今行っきまーす!」 214 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:54:44.44 ID:Qe4EqvYS0 ニア「レスターさんも痔ですか…」 ニア「時代はアナルです」 ハル「セクハラで訴えますよ」 ニア「別に構いません。貴女とやれるのなら」 ハル「ニア…///」 ニュース『アメリカSPK本部のネイト=リバーさんがセクハラで逮捕されました』 ごめんこれ伏線だから 215 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:56:11.50 ID:Qe4EqvYS0 コナン「うわぁ…凄いねー!」 のび太「だね!あれ…?あっちは何なんだろう?」 コナン「あっ!待ってよー」 タッタッタッタッタ 模木「キラ対策としてまず…」 のび太「キラ…対策?」 コナン「ここは…日本警察キラ対策本部?」 松田「うわっ!君たち、そんな所で何をしているんだい?」 コナン「えっ!?えっと、いや…」 白鳥「あれ?…コナン君じゃないか」 コナン「白鳥警部!」 松田「えっ!?知り合いなんですか…?」 白鳥「え…あぁ、うん。名探偵毛利小五郎のお子さんだよ」 コナン(おいおい…おっちゃんの子供じゃねぇっての) 221 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 15:57:23.81 ID:Qe4EqvYS0 コナン(アメリカがキラに屈している今、日本警察がキラ対策を行う事は国交に関わる…それでもこうやって対策本部を立ち上げている…?何故だ…?) のび太(まさか日本警察がここまで動くとは思わなかった…けれど、今更キラ対策をした所で裁きは止められない筈だ) 模木「まずはインターネット上の…」 白鳥「ダメだよ、コナン君。こんな所に居ちゃ」 コナン「えっ?アハハ〜」 のび太(しまった…4次元ポケットさえあれば盗聴が可能だったのに…) のび太(いや…待てよ?まだ手はある) のび太「コナン君、そうだよ。どうやら聞いちゃいけない話みたいだから、戻らなくちゃ」 コナン「えっ?そ…そうだね」 コナン(くそっ…情報が手に入るかもしれなかったのに…!) のび太(…コナン君、ごめん。君を利用させてもらうよ) 227 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:00:01.86 ID:Qe4EqvYS0 のび太「ただいまー!」 (中略) のびママ「ドラちゃんが居なくなってから元気が無かったけれど、もう随分と良くなったようね」 のび太「思わぬ収穫だった」 リューク「クク…それで、どうするつもりだ?当初の予定とは随分違うが」 のび太「こうするんだ…」 江戸川コナン ○月×日21時23分 知り合いの関係者に頼み、学校の放課後に警視庁へと足を運ぶ。 キラ事件対策の内容を聞くとメモを取り、鞄にしまう。 その後、友人の家に寄り鞄を忘れたまま帰路につくが、 通り魔に遭い心臓を刺され死亡。 リューク「クク…クククク……面白そうだな…クククククク」 のび太「面白くなんてないよ。これは、僕がキラになる為の必要なプロセスだ」 230 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:01:16.91 ID:Qe4EqvYS0 ニア「ここから出してくれ!」 ニア「僕はニアなんかじゃない!信じてくれよ!」 *「おいおい、君。ここはアメリカの留置所だぜ。看守は寝てる。叫んでも喉が渇くだけさ」 ニア「…!…貴方は?」 *「名乗る程の者でもないさ。だが…」 ニア「"だが"?」 阿部「やらないか」 ニア「うほっ」 233 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:02:12.57 ID:Qe4EqvYS0 灰原「へぇ、警察が動いたのね」 コナン「あぁ、まさか動くとは思わなかった。これはいい情報になるかもしれない」 灰原「警察に情報を貰うつもり?無理に決まってるわ」 コナン「無理かどうかはやってみなきゃ解らないだろ」 灰原「情報を貰うのだったら無理よ。まぁ、どうせ貴方の事だから探偵バッチを使うのでしょうけど」 コナン「………。」 灰原「図星ね。相変わらず顔に出やすいわね、貴方は」 コナン「うるせーなー。…まぁ、とにかく。明日の放課後に警視庁へ寄ろうと思う」 灰原「一つだけ約束して」 コナン「んぁ?」 灰原「…死なないでね」 コナン「…バーロー」 235 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:03:00.64 ID:Qe4EqvYS0 後日 キーンコーンカーンコーン のび太「起立、礼」 のび太「…あ、コナン君ー。一緒に帰ろー」 コナン「え?あ…あはは。ごめん、ちょっと用事があって」 のび太「そっか、じゃあまた明日ね」 コナン「うん、また明日ー!」 のび太(…計画通り) リューク(…ククク) 244 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:05:15.29 ID:Qe4EqvYS0 警官「ん?きみ、こんな所に何の用だい?」 コナン「あ、えっと…」 目暮「うん?コナン君じゃないか」 コナン「目暮警部!」 警官「…知り合いですか?」 目暮「あぁ、ちょっとな。それで、どうしたんだ?」 コナン「あ、忘れ物をしちゃって…あはは」 目暮「忘れ物?」 白鳥「先日、警視庁の訪問をコナン君の学校でしたんですよ」 目暮「ほう、そうか。じゃあ私が許可を出そう」 コナン「わぁ…ありがとう目暮警部!」 目暮「どうも。さて、行こうか」 白鳥「はい」 コナン(……よし) 247 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:07:03.29 ID:Qe4EqvYS0 コナン(ここだ…キラ対策本部) コナン(ここに探偵バッチを仕掛けて…と) 松田「えー…まず集まってもらったメンバーは強行3課の目暮警部、白鳥刑事、宇喜田刑事、そして前回の捜査に加わっていた模木、そして私、松田です。まず始めに…」 コナン(お、聞こえる聞こえる。捜査本部は5人のみか?) 松田「多く居るメンバーの中で私達だけ知っておかなければならない事実があります。まずはそれを説明します」 コナン(…5人だけじゃない、か。…とりあえずメモを取っておくか) 松田「まず、キラが殺しに使うのは黒いノートです」 目暮「黒い…ノート?」 コナン(…!?黒いノート…?出来杉が話そうとしたものと同じものか…?) 250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 16:08:03.74 ID:dWVJh4BPO コナン博士の発明で小5になってるんだろ? なら 目暮や白鳥の反応は変わるんじゃないのか? 253 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:10:50.15 ID:Qe4EqvYS0 >>250 補足というか言い訳 博士の発明した薬は錠剤型、飲むと暫く小5になる で、1ヶ月もすると薬に耐性が出来て効かなくなる 254 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:11:35.10 ID:Qe4EqvYS0 コナン(だとしたら…やはり出木杉はキラだったのか?) 松田「はい、そうです。そして…これをお配りします。ここに書かれている事が、ノートの能力です」 白鳥「まさか…こんな事が…?」 ウキタ「………。」 コナン(くっ…ノートの能力だと…?) コナン(…だが、これで随分情報が得る事が出来た…) 256 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:13:43.04 ID:Qe4EqvYS0 コナン(黒いノートは何かしらの能力を持っている…) コナン(そして、行方不明になった出来杉は黒いノートの秘密を俺にバラそうとした…?) コナン(もしそうだとしたら…出来杉と手を組んでいた人物がノートの秘密を隠す為に殺したと考えるのが筋か…) コナン(…時間が無いな。野比のび太…アイツの部屋に上がらせてもらって、黒いノートを探すべきか) リューク「クククク…綺麗に隠したものだ」 のび太「うん。四次元ポケットを透明マントで包んで屋根裏に隠しておけば、誰も気付かない。デスノートの隠し場所に困らなくて済んだ」 リューク「そうだな…ククク……デスノートの隠し場所は誰でも困ったものだが。」 260 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:15:33.63 ID:Qe4EqvYS0 ピンポーン のびママ「はーい」 ガチャ のびママ「あら?」 コナン「どうも、のび太君の友達の江戸川コナンです」 のびママ「あら、いらっしゃい!のび太ー!」 のび太「…うん!今行くよー!」 コナン「なんだかごめんね、部屋まで上がっちゃって」 のび太「いや、いいよ。…それにしても、いきなりどうしたの?」 のび太(そんな事よりもトイレに行きたい) コナン「あ、えっと…あ!この漫画読みたかったんだ!」 のび太「あ…うん。読んでていいよ。…ちょっとトイレ行ってくるね」 コナン「うん!」 コナン(………よし) リューク「大胆すぎる潜入だな」 262 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:16:58.78 ID:Qe4EqvYS0 コナン(見つからない…) コナン(あとはここの引き出しだけか…) のび太「ふぅ…あれ?どうしたの?」 コナン「…!い、いや…何でもないよ」 のび太「………。そっかぁ。もう暗いけど、帰らなくてもいいの?」 コナン「えっ?あ、あぁ…!それじゃあ、僕はもう帰るね」 のび太「うん!また明日ねー!」 のび太「…リューク、コナン君は何を?」 リューク「ん?あぁ、何かを探してたな。見つからなかったみたいだが」 のび太「当然だね。怪しまれるものは全部隠してある」 265 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:18:51.24 ID:Qe4EqvYS0 コナン(…見つからなかった) コナン(やはり検討違いなのか…?それとも、他の場所に隠すか…?) コナン(…いや、それも有り得ないな) ピピピピッ コナン(ワンセグでニュースを見ようか) ニュース『20時54分、新たなキラ被害者が…』 コナン(…被害者が死んだ時間は、野比のび太は俺と一緒に居たみたいだな。 …犯行に及ぶのは不可能だろうな……) 267 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:19:35.17 ID:Qe4EqvYS0 コナン(ん…?) コナン(何か今光ったような…?) のび太「…21時23分まであと5……4……3……」 コナン(よく見えないな…暗い) のび太「2……1……」 コナン(なっ…!?こっちに来る…!) のび太「……ゼロ」 灰原「遅いじゃない」 コナン「えっ…?あ…灰原か……」 灰原「愛しの彼女じゃなくて残念だったわね」 コナン(光ってたのは…灰原のネックレスか……ったく、何か損した気分だぜ) 271 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:21:46.50 ID:Qe4EqvYS0 のび太「…さようなら、コナン君」 のび太「さて…今のうちにメモを見させてもらうか」 リューク「クククク…偶然って物は怖いな…クク」 のび太「偶然?いいや、これは必然だよ」 のび太「…ふーん……結構日本警察もやるね。やっぱり前例があるお陰なのかな」 のび太(考えろ……もし僕が日本警察なら…次にやる行動は……) 272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 16:21:46.58 ID:dWVJh4BPO >>253 いや… 薬が効かなくて小1に戻ったんなら今度はのび太の反応が変わるんじゃ… のび太・コナン・白鳥が3人で会った時に誰も反応しないのはおかしいのでは? と、重箱の隅を突いてみる すまん ROMに戻る 276 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:23:09.84 ID:Qe4EqvYS0 >>272 ………。^ω^; ニア「皆さん。SPKのメンバーに新しい人が入りました」 ジェバンニ「もう釈放されたんですか」 ニア「…不服か?」 ジェバンニ「…!いいえ……」 ニア「…とにかく。新しいメンバーとなる」 阿部「阿部正樹だ。よろしく」 ハル「あら、いい男ね。よろしく」 阿部「どうも。…よろしく」 ニア「阿部さん、今日もよろしくお願いします」 阿部「あぁ、もちろんだ」 ニア「レスターさんも一緒にどうですk」 レスター「だが断る」 280 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:26:45.75 ID:Qe4EqvYS0 のび太「…もし僕が日本警察なら」 リューク「ん?」 のび太「インターネットの情報を書き換える。 そして、不特定多数の犯罪者の情報をすりかえる。 ノートの効果まで知っているという事は、その事によって僕、 …つまりキラが、警察内部の人間ではないと特定する為の罠を張る」 リューク「ほう。…それで、その罠を回避するのか?」 のび太「いいや、しない。あくまで一般人であるというアピールをするよ」 リューク「…?」 のび太「警察の人間だともし日本警察が判断したとしても、 警察内部で犯罪者の情報を得る事が出来る人物が特定できる。 1ヶ月もあればその人物全員がノートを持っているかどうか、おそらくは断定できる。 …となると、警察内部にキラが居ないと解ったら、警察の情報を得ることが出来た江戸川コナンが疑われる。 そして、警察に居たときには持っていた鞄を江戸川コナンの死体が持っていない事に気付くと、 疑われるのは僕だ。かえって特定されて危ないよ」 リューク「なんだ、じゃあその警察の罠は無意味じゃないか」 のび太「まぁ、この通りに行動を起こすとは考え難い。他に仕掛けそうな罠は…うーん」 284 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:31:43.77 ID:Qe4EqvYS0 のび太「待てよ…?となると、前キラは警察の人間だったのかな?」 リューク「ん?でも、その作戦をするか解らないんだろ?」 のび太「物は試しだ。調べてみよう」 のび太「…これだ。夜神月。こいつが前キラだ」 リューク「クク…早いな。しかし、こいつが本当にキラだったのか?」 のび太「親子揃って死んでいる。それに、経歴が書いてない。 普通はキャリアだったらそれなりに逮捕歴とかも載るんじゃないの?」 リューク「知らんが。…まぁ正解だ」 のび太「………。」 のび太(僕の推理には沢山の穴がある…これ以上のボロが出るのは避けないと) 286 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 16:35:41.88 ID:Qe4EqvYS0 リューク「なんだ、じゃあ裁きはやめるのか?」 のび太「はは、そんな事はしないよ」 リューク「じゃあどうするんだ?」 のび太「生憎、リストが変更される前の情報は全て僕のミニPCにコピーしてある」 リューク「…?でも、"一般人のフリ"をするんだろ?」 のび太「そうさ。…でも、策がある。キラが死神の目の契約をしたと錯覚させるのさ」 リューク「何でだ?」 のび太「そう…僕が捏造する偽キラを捕まえさせる為の策さ。目を持っていない相手には拳銃があれば済むだろうけど、 もし相手が目を持っていたら警察も慎重になるだろうからね。 偽キラが簡単に捕まっても困るし、僕がどこでもドアを使って偽の証拠を作る暇も出来る」 リューク「偽キラ…?でも、ノートが無いと裁きはできないんだろ?作った偽キラにノートを持たせるのか?」 のび太「しずかちゃんのノートがある」 リューク「…偽キラが捕まった後も裁きを続けるのか?」 のび太「あぁ。そうすればこれまで僕が犯したミスを無かった事に出来る」 362 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:09:09.03 ID:Qe4EqvYS0 のび太(問題があるとすれば…僕が2週間後まで裁きの予定を入れてしまった事だ…でも、まぁ大丈夫だろう。その頃にはしずかちゃんも帰国しているハズだし) コナン「のび太くーん!」 のび太「な…ッ!?」 コナン「…?何をそんなに驚いているの?」 のび太「う…ううん。大丈夫だよ」 のび太(何故死んでいない…!?…まさかとは思っていたけれど…偽名か!) リューク「ククククククク」 のび太「そ…そんな事より、コナン君、昨日僕の家に鞄忘れてなかった?」 コナン「…あ!」 コナン(素で忘れてたぜ…) のび太「やっぱり!帰りに僕の家に寄っていかない?」 コナン「うん!教えてくれてありがと!」 のび太(というか常識的に考えて江戸川コナンなんて名前の人間居ないよな…名付け親が推理小説好きなDQNだと思って油断していた…くそっ) 366 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:12:43.66 ID:Qe4EqvYS0 放課後 のび太「はい、これ…鞄」 コナン「あ、ありがとー!」 のび太「うん!じゃあまた明日ね」 コナン「じゃあねー!」 のび太「…チッ」 リューク「残念だったな、キラ」 のび太「…まぁ、いいや……それよりも今のうちにコレを終わらせないとな」 ウィーンウィーン リューク「何だこれ?」 のび太「プリンターだよ」 リューク「プリンターか。見た事無い形だが」 のび太「ドラえもんの道具さ。まぁ、ただのプリンターだけど」 367 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:14:27.30 ID:Qe4EqvYS0 コナン(…あと1日…か……くそっ!) コナン(もし野比のび太がキラならば俺が偽名だと気付いているハズだ…) コナン(それなのに焦った様子は無い…やはり的外れなのか……?) *「…新一……さん」 コナン「!?」 *「これを…成長ストッパーといいます…その体のままで居られるようになります」 コナン「君は…!?」 *「そんな事はどうでも…とにかく、のび太さんを救ってあげてください…」 ドラミ「おにいちゃんの代わりに…」 バシュンッ コナン「…!?消えた…!?」 コナン「………。成長ストッパー、か」 369 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:16:14.22 ID:Qe4EqvYS0 コナン「…という訳でさ」 阿笠「ふぅむ…これは凄いな」 灰原「その成長ストッパーのお陰で小学5年生の身体のままって訳なのね」 コナン「あぁ」 灰原「バカ」 コナン「なっ…!?」 灰原「貴方が江戸川コナンでも工藤新一でも無いままだったら、真実を知らない人はどうするの?」 コナン「………。蘭には悪いが、俺は…キラを捕まえる」 阿笠「それがのう…新一」 蘭「コナン君、いや…新一?」 コナン「なっ!?らっ…蘭!?」 373 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:19:22.23 ID:Qe4EqvYS0 コナン「あ…いや……えっと、蘭ねぇちゃん」 蘭「…気付いてたよ」 コナン「え…?」 蘭「でも…私の心の中で整理がつかなくて、」 コナン「………。」 蘭「ずっと一緒に居てくれたんだよね。 新一は…バカで不器用だけど…私を、ずっと守ってくれてた」 ギュッ コナン「…!」 蘭「…キラに負けたら……許さないんだから」 コナン「あ……。…あぁ!」 380 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:28:28.27 ID:Qe4EqvYS0 ニア「はぁっ…はぁっ……」 阿部「もういっちまったのかい?はは。可愛いな、ニアは」 ニア「……っ///」 阿部「可愛いといえば…キラも随分と可愛いな」 ニア「…!?…キラと…知り合いで…?」 阿部「いいや、そうじゃない。まだまだ青いって意味さ」 ニア「どういう事ですか…?」 阿部「おそらくキラは2人だ。目を持っているキラと持っていないキラの2人。 共犯だろう。目を持っていないフリをする事も可能だが、無いだろう」 ニア「どうして…?」 阿部「大きなミスをしてしまっているからさ」 ニア「…ミス?」 阿部「まぁ、そのうちわかるさ」 384 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:36:43.74 ID:Qe4EqvYS0 コナン(しかし、キラを捕まえる為には…) コナン(………考えろ…考えるんだ…証拠はどうすれば手に入る………) リューク「クク…しかし頭がいいな」 のび太「ドラえもんのお陰だよ」 ニュース『今日5時頃、キラ容疑者と思われる犯人を逮捕し…』 のび太「…また陽動かな?もう飽き飽きだよ…」 ニュース『捕まったのはフランスに留学中の日本人…』 のび太「………ん?」 ニュース『…源静香さんです』 のび太「な…っ!?」 リューク「ククク…面白くなってきたな」 387 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:38:12.01 ID:Qe4EqvYS0 1日前 阿部「…ジェバンニ!モニターを繋げてくれ!」 ジェバンニ「はい」 目暮『…日本警察キラ対策本部の目暮と申します』 阿部「そう硬くならなくたっていい。気にしないさ」 目暮『しかし…』 阿部「感謝してるのは此方の方だ。頭を下げなきゃならないのは俺の方だな」 目暮『そっ…そんな事は!』 ニア「…どういう事です?」 阿部「あぁ、言い忘れてたな。俺はLの古くからの親友さ」 ニア「…!Lの…!」 阿部「アイツの敵だ、キラは俺が捕まえてやる」 388 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:40:16.59 ID:Qe4EqvYS0 阿部「…まずキラは前にも行った通り2人だ」 阿部「そして目を持っているキラ、Sキラと 目を持っていないNキラの2人と分けることが出来る」 ニア「目を持っていない…?」 阿部「そうだ。まぁこれはジェバンニが調べてくれた事だが、 日本の犯罪者リストの中でも誤字であったにも関わらず殺された 人間とそうでない人間が居る事から推測できる」 ニア「流石ジェバンニです」 ジェバンニ(お前何もやってないだろ) 阿部「…そして、今日本には、もしくはこの世にはNキラしか居ない」 ニア「…この世に居ない…?」 阿部「共犯者であるNキラが都合が悪くなりSキラを殺したか、 何らかの都合で日本に居られなくなったか、裁きが出来なくなったか。 これもリストの誤字から判明した事だ」 ニア「そんなに誤字が…?」 阿部「生まれた時は難しい名前がつけられたが、それを略して表記する事が多い所為だな。 まぁ、若干偶然も含まれているだろうが」 391 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:43:02.78 ID:Qe4EqvYS0 阿部「…そして、ここからが本題だ」 目暮『…犯人は子供だという線は、間違いないようですな。 また、Sキラの思考能力も幼い事も』 ニア「…キラのミスには気付いていました。骨川スネ夫と、剛田武の殺害ですね」 阿部「そう。もう1つのミスは、Sキラが約3週間前から裁きを行っていない事。 …Sキラとなりえる人物は、両氏に関連があり尚且つ現在日本に居ない、」 目暮『更に外国の衛星放送から日本のテレビ放送を見て、 顔のみしか出していなかった偽の捜査官Mを殺した人物は、』 阿部「…源静香。こいつがSキラだ」 リューク「クックック…してやられたな、キラ」 のび太「…くっ!」 393 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:44:07.66 ID:Qe4EqvYS0 リューク「…どうだ?数秒で終わるぞ。ただし、対価は寿命の半分だ」 のび太「…考えさせてくれ」 リューク「クックック」 *「…やあ、会うのは初めてだね」 のび太「…うわっ!?新しい死神…!?」 *「私の名前は、」 ここでしずかちゃんに憑いてた死神の名前募集するわ 性格とかレムみたいなイメージで>>400 400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 20:45:56.41 ID:Cz1oN1XYO 松尾芭蕉 410 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:47:13.49 ID:Qe4EqvYS0 芭蕉「私の名前は松尾芭蕉。源静香にデスノートを渡した死神だ」 のび太「……しずかちゃんは?」 芭蕉「監禁されている」 のび太「なっ…!?」 芭蕉「…そして、これがしずかのノートだ」 のび太「……?」 芭蕉「怪訝そうだな。…無理も無い」 のび太「詳しく説明してくれ」 芭蕉「そうだな…」 416 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:49:53.58 ID:Qe4EqvYS0 芭蕉「今日の夜明け前の事だった。 しずかはいつも通り、慣れた時間に起きた。いつもとはいっても1ヶ月程度だったが、 それでもこの長い1ヶ月の間で慣れた事だからやはりいつもと言うべきなのだろう。 『シャワーを浴びてくるわ』 そう言ってしずかは、両親が寝ているのを尻目に私にノートを預け、ホテルのシャワー室へと入っていった。 それから間も無くだった。ホテルの部屋の鍵が開く音がして、私が振り向くと 顔が見えない程装備を固めた人間たちがいた。中腰に小銃を構え、 足先から髪先までが全て覆われて表情は窺えない。 そして、その人間たちはしずかがシャワー中の風呂場へと突入した。 …おそらく、これが狙いだったのだろう。」 のび太「くっ…しずかちゃんの裸を見やがって……」 リューク(そこかよ) 420 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:53:22.53 ID:Qe4EqvYS0 のび太「つまり、そいつらはしずかちゃんの1日のタイムスケジュールを把握していた訳か…目をつけられていたんだな」 芭蕉「さぁな。私には解らない。 そして間も無く、耳を劈くようなしずかの高い悲鳴が聞こえた。 母親にも聞かされていない事だったのか、悲鳴と共に目を覚ましたしずかの母親は 武装した人間に詰め寄った。だが、銃口を向けられては従うしか無かったのだろう。 すぐに抵抗を止めた。 そして、バスタオルに包まれて連れていかれるしずかの口と目には、テープが巻かれていた。 …おそらくは強力なテープなのだろう。貼り付けるのに失敗したのか、一部髪の毛が根こそぎ抜かれていた。 私の名を呼ぼうとしたのか、両親に助けを求めたのか… 口元のテープが微かに動いたが、声が届く事は無かった。」 のび太「くそっ…!しずかちゃんの艶やかで綺麗な髪を…っ!」 リューク「っていうかこんな長ったらしく言わないで"捕まった"と一言言えばいいじゃん」 422 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:56:04.43 ID:Qe4EqvYS0 ミナ「しずかが連れていかれたのは、小さく殺風景な部屋だった。 鉄で覆われた冷たく無機質な部屋の中央にはI字の柱にも似たものがあり、 そこにしずかはバスタオル姿のまま鉄のロープで縛りつけられた。」 リューク(ウホッ) ミナ「そして…しずかは……」 のび太「尋問されたんだな」 ミナ「…その通りだ」 のび太「しずかちゃんは何を言った?」 ミナ「…大量殺人事件の一連の犯人は私だ、と」 のび太「……!」 ミナ「そして…デスノートの所有権を破棄する、と」 のび太「……という事は…」 ミナ「…あぁ。私が今、しずかのノートを持っている。そして、しずかのデスノートに関する記憶は全て失われた」 424 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:56:40.70 ID:Qe4EqvYS0 ミスったwwwww ごめん、ミナ→芭蕉だわ ワードにはミナって名前で書いてあるんだ 426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 20:59:13.35 ID:vdzsovzE0 じゃあなんで安価したのさwww 427 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 20:59:51.09 ID:Qe4EqvYS0 のび太「…その前に1つ聞きたい」 芭蕉「何だ?」 のび太「しずかちゃんは、衛星放送を?」 芭蕉「…見たが」 のび太「Mと名乗る人物を殺した?」 芭蕉「その通りだ。…何で解る?」 のび太「…僕のミスだ。僕が山田太郎を殺したせいで、しずかちゃんはMを殺すべき人間だと判断したんだろう… よりにもよって、僕のミスでしずかちゃんが捕まるなんて…」 431 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:00:43.57 ID:Qe4EqvYS0 >>426 自分的には安価出して正解だったと思ってる 433 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:03:32.62 ID:Qe4EqvYS0 芭蕉「…落ち込んでいる所に悪いな。しずかからの伝言がある。 "のび太さん、私が罪を被るから、のび太さんだけでも助かって"」 リューク「クク…愛、ってやつか?」 のび太(………。) のび太「…嫌だ」 芭蕉「は?」 のび太「…もう、友達を失うのは、嫌だ」 リューク「………。」 芭蕉「………。」 のび太「…新しい作戦を考える。早くノートを貸せ、死神」 435 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:06:37.65 ID:Qe4EqvYS0 コナン「………。」 灰原「ああ言ったものの、煮詰まってるみたいね」 コナン「…蘭には言うなよ」 灰原「言う訳無いじゃない、バカ。女心がわかってないわね」 コナン「うるせー。…キラ、源静香が捕まった今でも裁きは続いているんだ」 灰原「でも、依然警察の動きが見られる」 コナン「あぁ。事実を公にはしていないが…おそらくキラはもう1人居る。そして、そのキラは日本に居る」 灰原「1人で調べるには範囲が広すぎるわね」 コナン「黒いノート…あれの能力さえ解れば…」 436 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:07:17.10 ID:Qe4EqvYS0 コナン(黒いノート…顔と名前…) コナン(…人の名前を書き込んだらその人間が死ぬノートか?) コナン(…いいや、それは有り得ないな) のび太「…まずは」 リューク「まずは?」 のび太「静香ちゃんの無実を晴らさなくてはならない」 ミナ「…出来るのか?」 のび太「静香ちゃんを捕まえたが連中は死刑に処していない。さっきそう言ったね?」 ミナ「あぁ」 のび太「という事は、容疑が濃いだけでまだ証拠は押さえていないという事だ」 のび太「…江戸川コナンの本名を暴き、キラに仕立て上げる」 のび太「これしか、ないな」 438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/03/15(日) 21:10:07.74 ID:ASLRZuyX0 ミナに戻ったぞ 439 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:10:23.46 ID:Qe4EqvYS0 リューク「目の契約は一瞬で済むぞ」 のび太「……いいや、必要無いよ」 リューク「ん…?でも、戸籍を調べようとしてもダメだったんだろ?」 のび太「それに、相手は江戸川コナンという偽名を最初から使ってる。隙は無いだろう」 リューク「…?どうするんだよ」 のび太「僕が江戸川コナンについて調べていない訳が無いじゃないか。…まだまだ時間はかかりそうだけどね」 440 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:11:04.26 ID:Qe4EqvYS0 >>438 ………。^ω^; もう間を取って芭ナでいいや 446 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:14:24.53 ID:Qe4EqvYS0 警視庁 コナン(…やはり、あの情報を掴むしか無いな) 松田「…あれ?君は、白鳥警部の知り合いの…」 コナン「あ、初めまして!ちょっと聞きたい事があって…いいですか?」 松田「…?いいけど」 カツカツカツカツ コナン「エターナルフォースブリザード!」 ピシュッ 松田「うっ」 コナン「よし…寝てる間に盗聴器をつけて…と」 451 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:18:14.30 ID:Qe4EqvYS0 松田「う…」 松田「…あれ?僕はここで何を…」 白鳥「松田さーん」 松田「あ、はーい!今行きます!」 コナン(…よし) 松田「…新たな裁きは?」 白鳥「えぇ、今日判明しているだけで既に30件あります。潜伏している犯罪者の分を含めると、もっと」 松田「…くっ」 白鳥「しかしSキラが捕まえられたのにも関わらず、裁きが続いていますね」 コナン(Sキラ…?源静香の事か?) 452 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:19:44.07 ID:Qe4EqvYS0 コナン(裁きの…予定!?) 白鳥「…ですね」 松田「まだSキラの所有していた殺人ノートが見つかっていない…フランスにもキラの共犯者が潜伏している可能性があります」 コナン(殺人ノート…!名前を書くだけで人を殺せるノート…間違いないだろうな) 松田「…しかしSキラは目を持っていたんでしょうか?」 白鳥「ん?そうじゃないのかい?」 コナン(…目?) 松田「Nキラが目を持っていて、Sキラが目を持っていなかった可能性は?」 白鳥「…いや、ないでしょう。フランスの衛星放送を利用してテレビ放送でおとりとなったMを殺したのですから」 コナン(…という事は、"名前が無くても人を殺せる目"か) 454 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:22:13.70 ID:Qe4EqvYS0 松田「……そう、か…でも日本にSキラが居た可能性は」 白鳥「…あるかもしれませんが、相手は小学5年生ですよ?」 松田「ですよねー」 ピシュッ 松田「はうっ」 ドサッ 白鳥「…松田さん!?」 白鳥「…生きてますね。ここ最近缶詰の捜査でしたし、少し眠っていてもいいでしょう」 コナン(…よし、盗聴器回収完了) コナン(スペアの麻酔針持っといてよかったぜ) 459 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:26:46.07 ID:Qe4EqvYS0 コナン(…と、なると) コナン(やはりキラは野比のび太に間違いない…!) のび太「…これだ。これに間違いない」 リューク「行方不明の高校生探偵…か。確かに目暮って奴と一緒に新聞に載ってるな」 のび太「…あぁ。目の色と髪の色も一緒。行方不明になった場所もここからそう遠くない場所だ」 リューク「しかし、年齢的にはどうなんだ?」 のび太「僕のコピーは小学1年生程度の小さい江戸川コナンを目撃してる。見た目をごまかす薬でもあるんじゃないか?」 芭蕉「…しずかは助かるんだな?」 のび太「…僕が上手くやれれば、ね」 芭蕉「そうか…」 リューク(ガチレズ…うほっ) のび太「…後は、証拠をどうするか…だ」 465 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:29:54.96 ID:Qe4EqvYS0 ドラミ「…う……」 ドラミ(のび太さんがキラになった事で…未来のセワシさんの運命が変わりつつある……) ドラミ(セワシさんが生まれなくなる事…それはつまり) ドラミ(私が…消える) ここから既存の物語改変してく 遅レスになるから眠い椰子は寝ちゃってくれ 472 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:31:48.73 ID:Qe4EqvYS0 コナン「…おはよう」 のび太「…おはよう」 コナン「…隠し事は無しだ、キラ」 のび太「…キラ?…心外だよ」 コナン「お前は剛田武、骨川スネ夫、出来杉英才を殺し、源静代を危険な目に逢わせた」 コナン(…さて、このブラフにどんな反応を見せるか) のび太「…ふざけるな!」 コナン「…!」 のび太「ジャイアンも、スネ夫も、出来杉君も…しずかちゃんも……皆僕の友達だ!」 コナン「………。」 のび太「…ごめん…一人にして……」 コナン(……言葉には釣られない、か?証拠を押さえなければ…) 476 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:35:24.18 ID:Qe4EqvYS0 キーンコーンカーンコーン のび太「…起立、礼」 コナン「…さっきは、ごめん」 のび太「…謝るのはこっちだよ。僕もごめん」 コナン「ん、あぁ」 のび太「…コナン君に見せたい物があるんだ。ちょっといいかな?」 コナン「え?いいけど」 のび太「でも、ここじゃちょっと…僕の家はまずいしなぁ…」 コナン「じゃあ、僕の家に来る?」 のび太「え?いいの?」 コナン「うん!」 477 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:37:54.94 ID:Qe4EqvYS0 リューク「ほう…デスノートを見せるのか。大胆な作戦だな」 芭蕉「大胆…?何でわざわざそんな事をするんだ?」 リューク「ククク…解らん」 芭蕉「お前に聞いた私が馬鹿だったようだ」 のび太「…これなんだけど、」 コナン「……!」 コナン「黒い…ノート…!」 483 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:41:51.03 ID:Qe4EqvYS0 リューク「ククク…ん?」 コナン「…ごめん!これ…借りていい?」 のび太「うん?いいよ」 コナン「ちょっと待っててね!」 タッタッタッ のび太「…よし、作戦通り」 リューク「何で俺の姿が見えてないんだ?」 のび太「あのノートは只のノートを黒く塗っただけ。 コナン君は黒いノートとは知っていても、形状や特徴までは知らなかった」 のび太「…あとは引き出しにこれを入れて…と」 487 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:45:15.21 ID:Qe4EqvYS0 コナン「博士!」 阿笠「ん?どうしたんじゃ?」 コナン「これ…」 阿笠「黒く塗ったキャンパスノートじゃな」 コナン「………。」 灰原「………。殴ってもいい?顔でいいから」 コナン「…いや、よしてくれ…どうやら俺の早とちりだったみたいだ」 492 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:48:29.02 ID:Qe4EqvYS0 のび太「どうしたの?いきなり」 コナン「いや、ちょっと。…アハハ」 のび太「そっかぁ。あはは」 コナン「これ、どうしたの?」 のび太「出木杉君の持ってたノートだよ。黒く塗りつぶされてて、不思議でしょ?」 コナン「あ、あぁ…」 のび太「で、中に英語が書いてあるんだ」 コナン「…本当だ。そうだね。確かに不可解だ」 コナン(……落ち着け。落ち着け…このノートの意味は何だ!?) のび太「出木杉君がコナン君に見せるつもりだったみたいだけど、渡せなかったみたいだから。 出木杉君のお母さんに、貰ってきたんだ」 コナン「そっかぁ…うん。確かに変だね」 496 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:50:58.95 ID:Qe4EqvYS0 のび太「…あ、そろそろ帰らないと」 コナン「もうそんな時間?…じゃあ、これは有難う。返すね」 のび太「え?あ、うん。じゃあまたね!」 コナン「うん!またねー!」 灰原「……あれがキラ?」 コナン「そう…だと思うんだけどな…」 503 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 21:54:38.15 ID:Qe4EqvYS0 灰原「…また警視庁に向かうつもり?」 コナン「…それしか、無いだろ。情報が無さ過ぎる」 灰原「焦ってるだけなんじゃない?」 コナン「………。」 灰原「図星ね。バカみたい」 コナン「…解ってんだよ」 灰原「ん」 コナン「俺は約束したんだ…蘭に。キラを捕まえるって」 コナン「…行ってくる!」 灰原「あっ…ちょっと!」 灰原「……本当に、女心の解らないバカね…まったく」 512 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:01:09.46 ID:Qe4EqvYS0 のび太「警察側が犯したミスは3つ」 芭蕉「…ん?」 のび太「1つ。僕へ直接的な捜査を行わなかった。小学5年生が犯人ではないだろうという甘さからだろう」 のび太「2つ。情報を管理するキラ対策本部のセキリュティレベルが低すぎた」 のび太「3つ。しずかちゃんを捕まえた事。 キラである僕を刺激する事だろうから、ニュースで流すべきではなかった。 そして、捕まえずに尾行や捜査をずっと行っていれば、しずかちゃんは多分ボロを出したと思う」 のび太「…そして、コナン君が犯したミスは5つ」 リューク「ほう」 のび太「1つ。情報を欲するあまり、警視庁に潜入しすぎた」 のび太「2つ。過去の経歴が存在しない。薬で歳を変化させすぎた」 のび太「3つ。偽名を使った事により、僕…キラが助かる事になった」 のび太「4つ。目立ちすぎた。工藤新一はあまりにも有名すぎる。目暮警部の名前で検索しただけで出てきたからね」 のび太「…5つ目の間違いは、キラを暴こうとした事だ」 522 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:07:48.11 ID:Qe4EqvYS0 警視庁 コナン(もっと情報を…) 白鳥「あれ?コナン君」 コナン「あ、」 阿笠「おーい!新一ー!」 コナン「…!博士!」 阿笠「…新一の引き出しから、これが」 コナン「…!何…!?DEATHNOTE…死のノート!?」 コナン(まさか…あの黒いキャンパスノートは囮! 野比のび太が俺の部屋に上がったのはこれを仕込む為か!) 阿笠「新一、まさか、」 コナン「違う!俺はッ――」 ドクンッ 俺は…間違ってなかった…が、ま…… ドサッ 527 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:12:00.37 ID:Qe4EqvYS0 ニア「江戸川コナン…いえ、工藤新一が持っていたノートからは指紋が検出されませんでした。 そして、殺人の予告はとてつもなく高性能なプリンターでプリントアウトされてました。 これらはつまり、ノートを使用した人間が誰なのか、特定出来ないようにする為」 阿部「そして、工藤新一はSキラ、Nキラ両方の素質を持っていた。 友人の野比のび太の証言によると、源静香の留学を工藤進一は知っていた。 源静香に罪を着せる為に、源静香をSキラに仕立て上げた」 ニア「野比のび太をNキラだと思わせる為に、剛田武と骨川スネ夫を殺し、 野比のび太の捜査に入った人間もわざわざ心臓麻痺で殺した。 これは、野比のび太に罪を着せる為です。 …このノートに書かれている裁きは止められません。ですが、もうこの件は終わりました」 阿部「…何故工藤新一は裁きを受けたのです?」 ニア「死神です。死神は、ノートの所有者の死を悟ると、所有者の名前を自分のノートに書く」 阿部「…つまり、この件は――解決、と」 阿部(しかし、何かが引っかかる。何かが…) 534 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:16:51.84 ID:Qe4EqvYS0 しずか「…のび太さん!」 のび太「…しずかちゃん!無事だったかい?」 しずか「えぇ…とても、怖かったわ…」 のび太「しずかちゃん…大丈夫、君の事は守るから」 ドラミ「……あ…れ?」 ドラミ「私の体の消失が起こらなくなった…?どうして…?」 リューク「ククク…流石だな。道具を使わずに容疑を逃れやがった」 芭蕉「…そうだな。この男を頼って良かった」 しずか「…何でヘルメットを被ってるの?」 のび太「え?いや…うん。あの…えっと…ホラ、最新のトレンド?」 しずか「まぁ!格好いい!」 540 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:22:13.16 ID:Qe4EqvYS0 ニア「…そうですね、腑に落ちない点はいくつもあります」 阿部「あぁ。それこそ、俺達が見えていない所が…」 ジェバンニ「まだ捜査を?」 ニア「当たり前です」 レスター「それでは、今のうちに日本のインターネットに罠をしかける、というのは?」 ニア「罠?」 レスター「たとえば…名前と顔を一致しないようにするとか」 ニア「根本的なキラ対策にはならないでしょう。それならば、情報を絶つしかない」 レスター「しかし…」 ニア「えぇ。解っています。各国の警察がその動きをするまで、私達は見ているしかありません」 544 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:26:24.57 ID:Qe4EqvYS0 ハル「じゃあ、指を咥えて見てろっていうの?」 ニア「…えぇ。現時点では」 ジェバンニ「貴様…ッ!散々人の穴を掘っておいて!」 阿部「やめるんだ!」 ジェバンニ「…!」 阿部「今…争っても仕方が無い。それに、工藤新一が本当にキラだった可能性は高い」 ニア「お察し下さい」 ハル「阿部さんの言うとおりよ。…でも、ここまでコケにされて、プライドは傷つかないのかしら?」 ニア「…ズタボロです。ですが、私の心なんて気にしてる場合ではない」 ニア「私はLを継ぐ者です。例えそれがどんな悪人が被害者だったとしても、キラを許す事は出来ません」 552 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:33:13.94 ID:Qe4EqvYS0 リューク「しかし、痛いな」 のび太「…うん。本物のノートを1冊失った事は、僕にとって相当なハンデとなった」 リューク「道具を使えよ」 のび太「道具を無闇に使えば、普通では考えられない事が起こる。 これまでの事はアニメだから仕方ないとしても、これからの事は」 芭蕉「常識的に考えて、マスコミが注目するだろうな」 リューク(常識とかあんのかよ) のび太「とりあえずは休戦。僕は疲れたよ…パトラss」 リューク「日本警察に取られた俺のノートどうすんだ」 のび太「…折角忘れようと思ってたのに。…でも早く取り返さないと、所有権の問題もある」 556 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:40:11.80 ID:Qe4EqvYS0 蘭「新一…」 服部「おい工藤!何してはるねん!」 服部の彼女「やめて!平次!工藤君は…もう!」 服部「うるさい!工藤は…工藤はな!こんな事せぇへん!嘘や!はよ目ぇ覚まして嘘だって言ってくれ!」 服部の彼女「やめてよ…お願いだから…やめてよ!」 服部「工藤…!お前は死んどらん!死ぬ訳が無い!お前は世界一の…世界一の探偵なんやぞ!」 灰原「…工藤君の…バカ」 563 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:46:30.28 ID:Qe4EqvYS0 灰原(野比のび太…やはりあの子がキラかしら?) 灰原(…でも、無理ね。私には捜査は不可能だわ) 灰原(工藤新一が解けなかった難題を、私が解ける筈が無いもの…) リューク「で、裁きは止めるのか?」 のび太「まさか、そんな訳が無いよ」 芭蕉「…?どうしてだ?」 のび太「確かに、今裁きを止めればしずかちゃんと幸せな生活が出来るかもしれない」 のび太「…けど、僕が幸せになるのは、間違っている。でも、僕は臆病者だから自首なんて出来ない」 芭蕉「矛盾してないか?」 のび太「そうかもしれない。僕は…納得の行く死に方を求めているのかも」 リューク「納得の行く死に方…か。ククク…」 569 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:52:15.41 ID:Qe4EqvYS0 ニア「…裁きが再び始まりましたね」 阿部「あぁ。…しかし…こいつは…」 ニア「どうしました?」 ジェバンニ「衛星ステーションから、各国の犯罪者リストへとアクセスされています」 ニア「…どういう事です?」 阿部「衛星ステーション内の人間の犯行…は有り得ないな」 ジェバンニ「となると、よほど強力な電波を持つPCを使用している、と」 阿部「ハッキングを仕掛ける事は出来るか?ジェバンニ」 ジェバンニ「アドレスが転々と変化しています。追うのは不可能に近いかと」 ニア「…今度は…どうやら本気のようですね」 575 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 22:57:30.80 ID:Qe4EqvYS0 ハル「…いつまで私達は眺めていればいいの?」 ニア「………。阿部さん」 阿部「んぁ?」 ニア「日本へ移動します」 ジェバンニ「…!」 阿部「やれやれ、やっとか。慎重すぎるのも考え物だぞ」 ジェバンニ「日本にキラが居る…と?」 ニア「いいえ。私は一つの可能性を考えていました」 阿部「野比のび太がキラである可能性だ。…さて、そうと決まったら早速日本へ行こうか」 577 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:02:59.57 ID:Qe4EqvYS0 ハル「でも…!キラは工藤新一だった訳でしょう!?」 阿部「野比のび太がキラだという罪を工藤新一に被せた、という推理は?」 ニア「やや強引な考えですが、有り得ます」 レスター「…では、何故これまで踏み入った捜査を…」 阿部「していなかったのは、ニアが慎重になりすぎていたからさ」 ジェバンニ「慎重に?」 ニア「…私にミスは許されません。オバマ大統領は公ではキラを肯定しつつも、SPKという場所を残してくれました」 ニア「もし捕まえてもキラだという証拠が見つからなければ、私は犯罪者になってしまう。源静香の件のように」 阿部「あれは日本警察が捕まえたって事にしてたから良かったけどな。外交には問題は無いが、経済的には支障が出てるようだが」 ニア「これ以上無実の人間を巻き込むわけにはいきません。…無駄話は終わりです。行きますよ」 580 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:07:46.21 ID:Qe4EqvYS0 のび太「………。」 しずか「…のび太さん」 のび太「うん?どうしたの?」 しずか「…いや、何でもないわ…おやすみなさい」 のび太「ん?…うん、おやすみ」 リューク「どこでもドア…か。コナンって奴を裁いた時には使わなかったのに、彼女の為には使うってか」 芭蕉「察してやれ、リューク」 のび太「…キラは何を思っていたんだろうな…」 リューク「んあ?」 のび太「いいや、何でもない。寝るよ。おやすみ」 586 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:12:17.47 ID:Qe4EqvYS0 先生「さて、今日から私の代わりに担任になる…」 阿部「阿部だ。よろしくな」 「「「よろしくおねがいしまーす!」」」 のび太(…新任…?) のび太(………。いいや、警察とかには関係して無いだろうな。考えすぎか) 阿部「おっと、そこのキミ、浮かない顔だね?」 のび太「…!え、いいえ、奇抜な格好だなぁって」 阿部「いつでもプレイする為の戦闘スーツさ!」 先生(大丈夫なのか…?この新任…) 608 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:32:43.04 ID:Qe4EqvYS0 阿部「そうだ、ついでにもう一人、友達も出来るぞ」 新任「そうでした、今日このクラスに転校してきた、」 ニア「ネイト・リバーです。よろしくお願いします」 「わーかわいいー!」 「白髪とかテラDQNwwwww」 「こっち向いてー!」 「こっちみんなwwwwww」 阿部「はいはい、皆静かにな?そうだな…ネイト君は、のび太君の後ろに座ってくれ」 ニア「はい、解りました。…それと、ニアって呼んでください」 阿部「あはは、解ったよ、ニア君」 ニア「…よろしく」 のび太「あ、あぁ…うん、よろしく」 ニア「SPKのリーダー、ネイト・リバーと申します」 のび太「……!SPKって…」 リューク「セクハラで逮捕された奴だよな」 芭蕉「あぁ、そうだな」 613 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:39:15.03 ID:Qe4EqvYS0 のび太「キラの対策本部?アメリカの…」 ニア「よく知っていますね、小学5年生にしては」 のび太「ニュースで見たから…」 のび太(SPK…キラ対策本部か。随分と大胆に来たな) ニア「素敵なヘルメットですね」 のび太「あ、あぁ…ぼーっとしてたら、電柱にぶつかっちゃって。それから、ママが危ないからつけてなさいって」 ニア「そうですか。私も1個欲しいです」 のび太「はぁ…」 芭蕉「何だコイツは」 のび太(…確かに変人だけど…SPKのリーダーというのは嘘なのか?本当なのか…?) 615 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:42:19.13 ID:Qe4EqvYS0 ニア「そんな君を、SPK本部に是非お呼びしたいです」 のび太「…!どうして?」 ニア「工藤新一について、よく知っているようなので」 のび太「コナン君のこと?」 ニア「そうです」 のび太「わかった…僕でよかったら」 のび太(…おそらく、このニアって奴は…本物だ。単独で行動しているようにも思えない) のび太(となると、偽名を使っているに違いない…) のび太(目を使わずに始末するか…?いいや、ここはスルーしておくべきか。デスノート自体さえ見つからなければ問題無いし) 617 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:45:46.64 ID:Qe4EqvYS0 キーンコーンカーンコーン のび太「起立、礼」 ニア「…じゃあのび太くん、こっちに」 のび太「え?あ…うん!」 ジェバンニ「お待ちしておりました」 のび太(ちょ…凄い、リムジンだ!初めて見た…) ニア「有難う、ジェバンニ。さて、行こうか」 のび太「う…うん」 ニア(この一日、野比のび太に不振な行動はありませんでした) ニア(ですが、だからこそ怪しい…ボロを出さないというか。夜神月並み、いやそれ以上に強敵ですね) 622 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:51:30.56 ID:Qe4EqvYS0 ニア「さて、着いたらテニスでもしましょうか」 のび太「えっ?でも僕…」 ニア「知っています。テニスとは言ってもマリオテニスですから、大丈夫ですよ」 のび太「う、うん…」 のび太(知っています…か。それなりに僕の事を調べてる…当たり前か) のび太(僕をこうして誘ったのは僕がキラじゃないかと疑っている為、) のび太(…そう思って行動しよう) リューク「ククク…」 芭蕉「リューク、ついてきていていいのか?」 リューク「いいんじゃね?多分」 626 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/15(日) 23:56:03.55 ID:Qe4EqvYS0 のび太(しまった…ニアがもしノートに触れていたならリュークが見えているのか) チラッ のび太(でも…大丈夫な筈だ…それだけでは決定的な証拠には…) ニア「そんなに後ろが気になりますか?」 のび太「…!いや、リムジンって凄いなあtt」 ニア「死神、とか」 のび太(…!ここまで知っているのか…!) のび太「…死神?僕が殺されるって事?」 ニア「冗談ですよ」 633 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:01:03.07 ID:c5BGx/gv0 のび太(こ…こいつ……) リューク「いや、でも…俺、こいつ知ってるぞ。多分俺の姿も見えてる」 芭蕉「それだけじゃ捕まえる証拠にはならんだろう。…だが、もしそうだとすれば」 のび太(…そういう事は早めに言ってくれ、リューク…。 こいつを処分しなければならない理由が出来てしまった…) ニア「…おっと、そろそろ着いたみたいですね」 のび太「これは…ビル?」 ニア「えぇ。只のビルです。過去、Lの所有物でした」 のび太「エル?」 ニア「世界一の探偵だった人です。今はもう亡くなっていますがね」 のび太「…亡くなって?」 ニア「えぇ。…さて、マリオテニスでもしましょう。64版ですが」 リューク「古っ」 638 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:04:36.94 ID:c5BGx/gv0 マリオ「マリオテェーニス!」 のび太「うわー!なつかしいなぁ」 ニア「そうなんですか?」 のび太「うん。…ジャイアンと、スネ夫と…3人で……」 ニア「………。言わなくていいですよ。私はテレサで」 のび太「あ、じゃあ僕マリオで」 ニア「ワルイージコートでいいですね?」 のび太「…!」 のび太(ワルイージコートは最速のコート…!テレサには向かない筈だけど…僕を舐めているのか?) のび太「望むところだ!」 647 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:09:40.25 ID:c5BGx/gv0 スパァンッ! ニア「…!」 ニア(クロスのトップスピンサーブ…しかも絶妙なタイミングで…!) のび太「ラブ-フィフティー、だね」 ニア「…流石です、ゲームの才能があるとは聞いていましたが」 のび太「そう?なんだか照れるなぁ」 リューク「才能あるのか?」 芭蕉「とりあえずお前は家に帰れ」 スパァンッ!パコンッ! のび太「…な!」 のび太(クロスのサーブを返す…ラインギリギリのスライスショット…!) のび太「中々、やるね」 ニア「フィフティー-フィフティー…いいえ、そちらこそ」 648 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:10:48.44 ID:c5BGx/gv0 うわああああああああああああああ フィフティーンだった 死のう 661 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:16:32.64 ID:c5BGx/gv0 リューク(…あの時みたいだな) のび太(…ニアが僕にマリオテニスをしようって言ったのは何故だ?) のび太(僕の性格を探っているのか?でも…それならマリオテニスなんてする必要は無い) のび太(…勝てばいい。ただそれだけの事だ) スパァンッ! マリオ「6-5」 ニア(………。ほら、勝ちに来た…) ニア(野比のび太は非常にミスを気にする人物だ… じゃなければこんなにミスを消す方法を思いつくはずが無い) ニア(だが、その一方で、感情的になる事も多い…そういう人物の筈だ) マリオ「タイブレーク」 663 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:21:02.87 ID:c5BGx/gv0 ジェバンニ「…ニアは、何を?」 ハル「日本のゲームね。楽しそうだわ」 ジェバンニ「そうじゃなくて…何を考えてるんだ?」 ハル「多分、何も考えてないわよ」 ジェバンニ「え…?」 ハル「プラモデルを作る時も、何する時も、あんな楽しそうな顔見なかったわ」 ジェバンニ「………。」 ハル「貴方は根を詰めすぎなのよ。たまにはリラックスしなさい」 ジェバンニ「……そうだな」 マリオ「フッフフゥー!イェアー!」 のび太「…勝った……」 ニア「…流石ですね。…私の負けです」 のび太「でも、楽しかったよ。こんなに強い相手初めてだった」 ニア「…どうも」 665 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:26:13.00 ID:c5BGx/gv0 ニア「…ジェバンニ。リストを」 ジェバンニ「用意してあります。そちらのモニターをご覧下さい」 のび太「…リスト?リストって?」 パッ のび太「…あれ?ゲームの画面が」 ニア「裁きを受けた人の名前リストです」 のび太「…!でっ、でも…!コナン君が…キラだって…」 ニア「それは、誰に?」 のび太「警察の人から…聞いた。他の人には言っちゃだめだって言われたけど」 ニア「何故、それを私に言ってくれたのですか?」 のび太「…!それは…」 のび太(まさかそんな事を聞かれるとは…。考えるんだ…もし僕がキラじゃない人間だったら…) ニア「…友達、だからですか?」 のび太「…!……うん、ネイト…いや、ニア君は友達だよ」 ニア「それは良かったです」 671 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:30:26.94 ID:c5BGx/gv0 ニア「殺人犯、キラはどうやって人を殺すと思いますか?」 のび太「わかんない…けど、超能力とか?」 ニア「どうしてですか?」 のび太「だって、いっぱい人を殺す為には移動しなくちゃならないし…」 ニア「ふーん。のび太君は、頭がいいですね」 のび太「そんなぁ、ニア君には負けるよ」 ジェバンニ「…ニアって何歳でしたっけ」 ハル「…童顔だからいいんじゃない?少なくとも高校生には見えないわね」 ジェバンニ「ですよねー」 678 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:36:26.46 ID:c5BGx/gv0 数時間後 ニア「…色々とありがとうございました」 のび太「いや、礼を言うのは僕の方だよ。ゲーム楽しかった」 ニア「えぇ。私も楽しかったです」 のび太「それじゃ、また明日学校でね」 ニア「えぇ。学校で」 ジェバンニ「ご自宅までお送りします」 バタン…ウィィィィィ… レスター「…ニア」 ニア「やはり、です。死神が憑いていました」 ハル「でも、死神が憑いてるだけじゃ証拠にはならないわよ」 ニア「えぇ。捕まえるには、ノートを押さえる事です。 もしくは、ノートを調べられざるを得ない状況にするか」 683 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:40:45.95 ID:c5BGx/gv0 阿部「…ニア」 ニア「はい?」 阿部「死のうとか、考えるなよ」 ニア「何ですか、いきなり。考える訳ありませんよ。…考える訳、無いです」 阿部(…そうだといいがな……。ニア、やっぱりお前は似ているんだよ、メロに…) ハル「…策はあるの?」 ニア「様子見です。いきなり野比のび太の家を調べる訳にもいかないでしょう」 レスター「私としては、キラが捕まるなら家宅捜索を行っても…」 阿部「もしもキラが1ヶ月後の予定まで書き込んでいて、どこかバレにくい場所にノートを隠していたら?」 レスター「…またそれを捜索すれば」 阿部「あまり掘り返しすぎるのも危険だ。もしキラが目を持っているなら、今俺達は生かされている状況にある」 686 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:43:52.55 ID:c5BGx/gv0 レスター「ですが、例え全員死んだとしても…もし野比のび太がキラなら、キラが捕まえられるんですよ?」 ハル「全員死ぬとか、やめてよね。私は死んだ覚えはないわ。今生きているもの」 ニア「ハルさんの言う通りです。我々が死んでしまっては、キラを逮捕する人間が居なくなってしまう」 阿部「フッ…そうだな」 レスター「…阿部さん?」 阿部「いいや、何でもないさ。行こう」 阿部(ニアは日本警察に任せる気など無いみたいだな…。まぁ、日本警察も日本警察だが) 688 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:47:31.95 ID:c5BGx/gv0 松田「…いつまで、こんな事をするつもりなんですか…!」 目暮「落ち着くんだ、松田君。もし警察内にキラが居たとすれば…」 松田「大問題になる、でしょう!?聞き飽きました!」 白鳥「…ノートから指紋は検出されなかったそうです。また、破り取られた形跡もない、と」 松田「だから言ったでしょう!新しいキラが生まれた、と!」 白鳥「落ち着いてください。いくら怒鳴ってもキラは捕まりません」 松田「でも…っ!」 目暮「とにかく、警察内の事情聴取を進めるんだ。キラの事は、SPKに任せるしかない」 690 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:52:53.13 ID:c5BGx/gv0 のび太「…問題なのは、ノートの所有権だ」 リューク「クク…あのノートをどうやって取り返すか、だろ?」 のび太「いいや、逆さ。どうやって捨てるか、だ」 リューク「…?」 のび太「松尾芭蕉。しずかちゃんはノートの所有権を失ってノートに関する記憶を全て失ったんだよね?」 芭蕉「あぁ。そうだ」 のび太「…もしもそうなら、僕が記憶を失ってもおかしくない状況を作るしかない」 リューク「ククク…」 のび太「ん?」 リューク「いいや、前のキラと考えている事が一緒だな、と思った。同じことをしたぜ、アイツ」 のび太「…ふーん。…せめて、同じ轍を踏まないようにしよう」 693 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 00:57:58.72 ID:c5BGx/gv0 のび太(リュークは前にニアと会った事がある) のび太(そして、前キラは探偵に追い詰められて捕まった) のび太(更に、過去に僕と同じ事をした…?) のび太(…僕がノートを捨てる方法を、早めに思いつかないと…) のび太「おはよー!」 ニア「おはようございます、のび太君」 のび太「今来たの?」 ニア「いいえ、のび太君が出てくるまで待っていました」 のび太「………。呼び鈴鳴らしていいのに」 ニア「面倒でした」 のび太(待ってる方が面倒だろ) 699 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:03:33.43 ID:c5BGx/gv0 のび太(ニアを…殺す為には…やはり目か?目の契約をするしかないなだろうか…) のび太(いいや、それは使うべきじゃないな。寿命が半分になってしまえば、しずかちゃんを…誰が幸せにするんだ) ニア「どうしました?のび太君。手が止まっていますよ」 のび太「え?あ…うん。考え事」 ニア「そうですか」 のび太(…後ろから覗き見て来るなよ…こんな堂々としたストーキングって一体…) 阿部「…よし、今日は少し早いけど終わりにしよう!」 「わーい!先生だいすきー!」 「よっし!帰りの会までジョーセンやろうぜジョーセン!」 のび太(…変な先生だとは思ったけど、根はいい先生だな。勉強教えるのも上手いし。何でか保険の授業だけ長引くけど) 708 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:16:03.26 ID:c5BGx/gv0 キーンコーンカーンコーン ニア「起立、礼」 のび太「…ニア君、一緒に帰ろー」 ニア「え?あ、いえ。今日は用事があるんです」 のび太「えっ?…そっか、それは残念だね」 ニア「えぇ、とても残念です。また今度遊びましょう」 のび太「うん、そうだね。また今度ー」 リューク「…どうするんだ?キラ」 のび太「………。どうしようも無いね。相手が動かなきゃ、こっちも動けない」 リューク「だから目の契約して全員殺せばいいのに」 のび太「人間が人間を殺すのと死神が人間を殺す事は違うんだよ。 …ニア君はやはり危険だ…けど、ヘタに処分すれば僕の容疑は益々強くなる…」 芭蕉「やはり打つ手なしか?」 のび太「いいや。SPKがどう動くか、それを考えればいい。…思いつかないけどね。今の所は裁きを続けるしかない」 712 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:20:39.69 ID:c5BGx/gv0 のび太(偽キラをもう1人仕立て上げるか…?しかし、相応の人物が…) しずか「…のび太さん」 のび太「…!しずかちゃん!」 しずか「いきなり、ごめんなさい…最近、疲れてるみたいだから」 のび太「大丈夫だよ」 しずか「ドラちゃんや、皆が死んだのに…?」 のび太「………。」 しずか「強がらなくてもいいわ。私はのび太さんの味方だから。私の前では、素ののび太さんで居て欲しい…」 のび太「…しずかちゃん」 しずか「あっ…」 しずか(のび太…さん……) (濡れ場省略) 725 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:26:54.56 ID:c5BGx/gv0 のび太「…はっ、しまった」 リューク「朝だな」 のび太「…何曜日?」 芭蕉「ゆとりで良かったな。土曜日だ」 のび太「…良かった」 ギュッ のび太「ん…?…しずかちゃん?」 しずか「のび太さん…」 のび太「なんだ、寝言か…」 しずか「死なないで…」 のび太「…!…大丈夫だよ、僕は…ずっとしずかちゃんの傍に居る」 732 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:31:48.01 ID:c5BGx/gv0 のび太(たまには…こうやってのんびり過ごすのも、いいか…) ジェバンニ「…覗きは悪趣味ですよ。というか、見つかったら捕まりますよコレ」 ニア「盗撮ビデオです。高く売れますよ」 ジェバンニ「売るなよ」 阿部「しかし…驚いたな」 ニア「えぇ。あれ程慎重だったキラが、何故ここまでのボロを出したのかが解りません」 ハル「マリオテニスの所為かしらね?遊んでいる間に家に隠しカメラを設置されている事は、考えなかったのかしら」 阿部「だが、証拠が無い」 ニア「…問題はそれです。デスノートを一体どこに隠したのか…」 736 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:35:58.79 ID:c5BGx/gv0 阿部(方法は…少ない。人を殺したという証拠は、デスノート自体が無ければ証明できないだろう) 阿部(…もし、俺がニアなら?のび太なら?…次は何を考える…) ニア「…ここまでくれば、野比のび太がキラである事は確定でしょうね」 ハル「死神との会話」 ニア「それです。さっきのは独り言だとは考え難い」 阿部「だが、ニアには見えなかったんだろ?」 ニア「…2冊目のノートでしょう。新しい死神が降りてきたのでしょうね」 阿部「新しい死神、か」 阿部「死神は一体何をしたいんだろうか…な。何を考えてるのか、全くわからん」 ニア「ですね。ちょっとトイレ」 ジェバンニ「俺も行ってきます」 740 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:40:23.03 ID:c5BGx/gv0 のび太(…そろそろ、新しい裁きの予定を入れないといけないな…) のび太(…しずかちゃん、ごめん。また後でゆっくりしようね) チュッ 芭蕉「………。のび太殺しちゃダメ?」 リューク「ダメだろ。っていうかお前死ぬぞ」 レスター「…野比のび太が移動します!」 レスター「…ってニアとジェバンニ居ないし」 阿部「必要無い。このまま衛星で追うぞ!」 742 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:43:33.15 ID:c5BGx/gv0 ニア「………。ジェバンニ、こっちはトイレではありませんよ?」 ジェバンニ「解っていますよ」 ニア「死にますよ?」 ジェバンニ「えぇ。解っています」 ニア「………。では、何故」 ジェバンニ「…車の運転手が必要でしょう。それだけです」 ニア「…どうも。助かります」 ブォンッ!ブォォォォォォォ! ジェバンニ「…ターボ全開で行きますよ!」 ニア「…はい。お願いします。行き先は――」 753 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:49:41.44 ID:c5BGx/gv0 リューク「そういえば、ノート隠す場所変えたんだっけ?」 芭蕉「ノートだけじゃない。四次元ポケットごとな」 リューク「…どこだっけ?」 芭蕉「小学生が訪れる場所。野比のび太が居てもおかしくない場所。それは…」 ニア「…待っていましたよ。キラ」 のび太「…ニア君。何でここに?」 ニア「この場所は、貴方にとって思い出の場所の筈です」 ニア「…そう。剛田武がよくコンサートやリサイタルを開いた、この空き地は」 757 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 01:53:02.95 ID:c5BGx/gv0 のび太「…僕はキラじゃない。この空き地は、友達との思い出の場所だ。だから来た」 ニア「いいえ、違います。貴方は光化学反射布を使用し、ノートを隠した。ハリー・ポッターで言う、透明マントでしょうか」 のび太「何で僕だ、と?」 ニア「今、こうして君は来た。だからです」 のび太「僕は偶然ここに来たんだ」 ニア「愛した彼女を置いて?」 のび太「…変態め」 ニア「どうも。貴方もいい線行ってると思いますよ」 のび太(くっ…ふざけやがって…!) 765 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:03:27.44 ID:c5BGx/gv0 のび太「…とにかく!僕はたまたまここに来たんだ!だから、僕は…」 ニア「もう既に、ノートはこちらが握っています」 のび太「…!」 ニア「ここに書かれている名前と死亡した犯罪者を照らし合わせれば、このノートが本物かどうか一発でわかります。 また、指紋や筆跡で、貴方のものと断定も出来る」 のび太「………。」 ニア「…終わりです。キラ」 のび太「…ククッ」 ニア「………?」 767 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:04:23.86 ID:c5BGx/gv0 のび太「…僕がそんなミスをすると思ったのかい?」 ニア「………!ジェバンニ!ノートを――…」 のび太「…リューク!目だ!」 リューク「ククッ…あいよ」 ニア「…しまった!ブラフか!」 ジェバンニ「な…!ノートを1枚隠し持っていたのか!」 ダァンッ! のび太「…っ!遅い!」 Nate River Stephen Loud 769 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:07:01.35 ID:c5BGx/gv0 レスター「な…なんて事だ……ニアが……ニアの名前が」 阿部「…やっぱり…か」 ハル「やっぱり…?どういう事?」 阿部「だから…死ぬなと言ったんだ」 阿部「ニアはメロに似すぎている…メロも、Lキラを捕まえる時に犠牲になった…!」 レスター「…!じゃ…じゃあ!」 ニア「うっ…」 ジェバンニ「……っ」 ドサッ―― 772 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:09:08.37 ID:c5BGx/gv0 阿部「…行くぞ」 ハル「行くぞって…どこに?」 阿部「証拠は手に入れた」 ハル「証拠は…って!ニアが殺されたのよ!」 阿部「ニアが命がけで作った証拠を無駄にする気か」 ハル「…!」 レスター「…ニア………」 779 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:16:06.78 ID:c5BGx/gv0 のび太「………。」 リューク「どうした、キラ。逃げないのか」 のび太「…逃げてどうなる?証拠はここにある」 芭蕉「証拠を持って逃げる」 のび太「無駄だよ。無意味だ」 リューク「じゃあ…」 のび太「…言っただろ?リューク。僕は相応しい死に際を探しているんだって」 リューク「ククク…ククッ…中々面白い奴だったが、最期は潔くしてるつもりか?」 のび太「……過去は、変えちゃいけない。ドラえもんが言ってたんだ」 781 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:17:20.03 ID:c5BGx/gv0 のび太「それに、この事実は公にはされないだろう。 そうしたら、しずかちゃんは僕の死を知らないで居てくれる」 芭蕉「のび太…。…リューク!やめろ!」 のび太「止めるな!」 芭蕉「…!?」 サラサラサラ… リューク「…あばよ。お前も、立派な死神だったぜ」 のび太「…未来を任せたよ――…しずかちゃん」 ドクンッ ドサッ 787 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:23:43.90 ID:c5BGx/gv0 ドラミ「そう…私が存在しているのは、のび太さんが死んだから…なのね」 ドラミ「…しずかさんには、どう説明しようかしら……?」 しずか「そうね…のび太さんから名前を取って、」 しずか「ノビスケ!いいわね!その名前がいいわ!」 オギャァァァア しずか「ふふっ…元気に育ってね?」 しずか「お父さんの分も、私の分も…」 Fin 805 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 02:28:13.12 ID:c5BGx/gv0 皆ありがとう! まさか初スレでここまで伸びるとは思わなかったw 頭痛いお 最後までしっかり物語練れてなくてごめんお… >>791 ↓野比家の家系図が載ってる ttp://www.dsdb.jp/ 861 : ◆O.Oh8PAU.g :2009/03/16(月) 03:04:53.91 ID:c5BGx/gv0 >>860 終わり良ければ全て良しって奴だな よし、俺もきちんと終わらせられたし寝る事にする 出典:のび太「何だあれ?校庭に何か落ちてる…」 リンク:http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1237091392/l50 |
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