12 :恋する名無しさん :2006/09/09(土) 02:45:17 体験談とかいいのかな? 13 :12:2006/09/09(土) 22:24:54 私は中高一貫校に通ってる高1女子です。 はっきり言って私はブスです。中学時代には私に声をかけるのが 男子の間で罰ゲームになったこともあるくらいでした。 親友のS子以外は女子にもあまり相手にされてなかったんじゃないかな。 そんな私に彼氏が出来た話を。。。。。 14 :12:2006/09/09(土) 22:26:29 新学期の4月、後ろの席が、初めて同じクラスになったU君って人になりました。 U君は無愛想で言葉使いも悪くて少し怖い感じがするけどカッコよくて 何人かの子が告白したという噂を聞いていました。 「おい、ブサイク、お前ソフトテニス部だよな?」 「え、あぁ、うん・・・てか初対面でブサイクとか・・・・」 「あだなブサイクしか思いつかんw」 「ひっどぉーい、普通に名前で呼んでよ」 私は自分のブスは承知の上だったけど、無視とかされるんじゃなくて とりあえず話かけられたのがうれしかった。。。 それからもU君には「おい、ブサイク」と呼ばれながらも 少しずつだけど部活の話や宿題の話とかをする様になりました 15 :12:2006/09/09(土) 22:29:31 そんなある日の昼休み4.5人の子達がやって来ました。 そのギャル系?のグループには同じクラスの子や隣のクラスの子もいて 中にU君に告白してふられたって噂の子もいました。 「あんたUのなんなの?」 「えっ?なんにもないよ・・」 「ブスのくせに可愛い子ぶるな」 他にもいろいろ言われました。 私は最近治まってた私への「プチイジメ」がまた始まるのかとかなり落ち込みました。 そして思ったとうり私は次の日からクラスのほとんどの女子から無視されるようになりました。 話かけても、一言か二言の会話しかなく、明らかに男子にも遠ざけられるようになりました。 それでも毎日頑張って学校には行きましたが、もう学校行きたくないなと思いはじめた頃でした。 16 :12:2006/09/09(土) 22:32:59 その日、朝学校に着くと私は自分の席に座ってました。 しばらくするとU君が登校して来て教室に入ってくるなりいきなり大声で私に話かけて来ました。 「おいっ!ブサイク!お前みんなに無視されてんのかっ?」 教室の中が一瞬で静まり返りました。 おかまいなしにU君は大声で続けます。 「誰だよ?誰と誰に無視されてんだよ?」 私は返事に困り黙ってました。U君は睨み付ける様に教室を見渡しました。 まるで教室全体が凍りついた様になりました。 沈黙を破ったのはこの前の昼休みに文句を言ってきたグループの中でも気の強いA美でした。 「別に誰が誰を無視してもその人の勝手じゃん」 「ははっ、そりゃそうだ。で、お前そうなんか?」 「だったら何?」 「じゃついでに俺も無視してくんねーかな?・・・・そーいう根性腐ったヤツとこっちこそ口利きたくねーしなw」 「Uに関係ないじゃん」 「まぁ、そう言わずに頼むから俺も無視してくれやw」 そこには口調とは全然違う恐い顔をしたU君がいました。 17 :12:2006/09/09(土) 22:35:02 すると突然笑い声がしました。 「あははは、おいっ、おもしろそうじゃん。頼む、俺も混ぜてくれw」 U君と同じ部活のN君でした。 N君は大声で教室中を見渡しながら言いました。 「Tさんを無視している皆さぁーん俺とUも無視でよろしくおねがいしまぁーすw」 教室に小さな笑いが起こり緊張が少し解けたような気がしました。 18 :12:2006/09/09(土) 22:37:39 それからその日は授業の間の休み時間のたびにクラスの女子が話かけてくれたり謝ってくれたりしました。 お昼のお弁当はいつも教室で一人か隣のクラスのS子と2人だったのに久しぶりに5人もの女子で 学食で食べることになりました。 私は食堂のイスに座るとうれしいからなのかホッとしたからなのかよくわかんないけどいつの間にか泣いていました。 S子や何人かも、もらい泣きさせてしまい、周りから見たら何が起こったのか分からなかったんじゃないかな。。。。。 19 :12:2006/09/09(土) 22:40:16 私は昼休みの間にU君とN君にお礼を言おうと思っていたので食堂に来ていないか探しました。 そしたら向こうからU君やN君の男子5.6人のグループがやって来て私達のテーブルの横を通り抜けようとしました。 私がイスから立ち上がるとU君と目が合いました。 「あ、あの・・・」 U君は今まで見たことのない優しそうな顔で笑うと握った右手で二度自分の胸を叩き その拳を私に突き出すようにガッツポーズをして通り過ぎて行きました。 あとで聞いた話だと、そのポーズはU君達の部活で流行ってて、試合とかで仲間を応援する時にするサインらしいです。 20 :12:2006/09/09(土) 22:42:57 それからの私の学校生活は、さすがにクラス全員とはいかなくて相変わらず無視する人もいるけど、私にとっては平和な日々でした。 ところが、いつの頃からか「U君が私に気があるんじゃないか」とか「2人は付き合ってるらしい」 といったような噂が流れはじめ、みんなにいろいろ言われるようになりました。 私はU君のこと好きだなんてトンデモナイ、命の恩人くらいに思っていたし ブスの私なんかと噂のたつU君に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 それでもU君はいつもと変わらず私の後ろの席から「おい、ブサイク」と話かけてくれてました。 21 :12:2006/09/09(土) 22:45:31 そんなある日6時限目がすんでHRの時間の前にN君が何やらニヤニヤしながらやって来ました。 「おい、ちょっと聞いたんだけどさ、お前ら付き合ってんの?」 「えっ?」 私は後ろの席のU君にに申し訳なくて振り返れませんでした。 「なんだそりゃw」 「なんだやっぱガセかよ、おもしろくねぇなー」 「お前、俺とブサイクが付き合ってたらおもしろいのか?」 「とりあえず冷やかして楽しめそーじゃんw」 「あっ、そw」 「U君ごめんね・・・変な噂たっちゃって・・・・」 「はぁ?お前のせいじゃないだろ。・・・・・・つか、マジで付き合うか?w」 「えっ・・・・・・・じ、じょ、冗談、や、やめてよ・・・・」 「うわはははは、U、ふられてやんのwww」 「い、いや、あの、そ、そーじゃなくて、U君冗談言ってるから・・・・・・・」 私ブスのくせに、ありえないと分っていても、多分真っ赤な顔してたと思う。。。。 22 :12:2006/09/09(土) 22:49:20 「おいブサイク、冗談じゃないぞ、どーすんだよw」 「え?な、な、なにが?」 「だーか−らー俺と付き合ってみねー?」 周りの席の何人かの女子が悲鳴のような歓声をあげました。 「おいおい、U、そりゃ告白じゃねーぞ、脅しじゃんwww」 私はもう頭の中が真っ白でなにがなんだかわかんなくなってましたが、からかわれててもかまわない 「バーカ冗談だよ」・・・・でもかまわないと思いました。 「・・・・・・ハイ・・」 「えええええ・・・・・・マジ?お前らマジで言ってんの?ww」 「うっせーな、そーいうことだ。お前もう席に着けよw」 教室中がちょっとしたパニックみたいになりました。 U君が・・・あのU君が・・・・女子の間で難攻不落と言われてたU君がよりによってあの子と・・・・って感じで。。。 友達とかにかなり冷やかされたりしたけど、そのたびに「U君にからかわれてるだけだから・・・」と言ってました。 それからその日はボーッとしたままで、部活に出ても半信半疑でいました。 23 :12:2006/09/09(土) 22:52:59 部室で着替えていると後輩がやって来て 「T先輩、彼氏さんから伝言なんですが、部活すんだら一緒に帰るぞって西門のとこにいろって」 「えぇぇ彼氏いたの?」 「誰?誰?誰?」 とか部室が大騒ぎになりました。 後輩が「バドミントン部のU先輩ですよね?中学でもカッイイって有名ですよw」 と言うと部室はますます大騒ぎになり 「いつから?」 「どっちが告白したの?」 とかいろいろ質問攻めにあいました。 「U君にからかわれてるだけだから・・・」と私はまだ信じれずにいました。 24 :12:2006/09/09(土) 22:55:04 部活がすんで西門のとこに行くとほんとにU君がいました。 「おっせーぞw」 「ご、ごめんなさい」 U君の顔を見るとは口調とは逆に笑ってました。 一緒に並んで歩くだけで心臓がドキドキしてるのが自分で分りました。 「あのな、お前の彼氏になったら言ってやろうと思ってたんだけどな・・・」 「お前さ自分のことブスだと思ってるだろ?」 「だってそうだし・・・・」 「そーいうのはさ、人が勝手に言ってりゃいい話で自分が思ったらダメじゃね?」 25 :12:2006/09/09(土) 22:59:09 「まぁいいや、本題なんだけどさ、うちの学校宿題多いし、厳しいソフトテニス部だから分らんでもないけどさ 女の子なんだからさ、髪をしっかりブラシしてくるとか、もっとオシャレに気を使うとかしろよw」 「俺、席お前の後ろじゃん?朝、髪が跳ねてるのよく見るぞww」 「でさ、お前かなり色白だろ?でも年中部活で日焼けしてんじゃん?そーいう肌のケアとかもさ女の子なんだから しっかりしろって。それだけでも、かなり可愛くなると思うぞw」 「あの・・・・・・どうしてあたしなのかな・・・・・」 「はぁ?」 「あたしみたいなブスじゃなくてもっとかわいい子にも告白されたこともあるでしょ?性格だって暗いし・・・・」 「うーん・・・・・・・今説明すんのメンドクセw」 「・・・・・・・U君・・・・・・・・からかってんの?・・」 26 :12:2006/09/09(土) 23:02:40 「俺が信用できんてことか・・」 「そうじゃないけど・・・・・・」 「あのな、お前俺のことどれくらい知ってんのか知らんけど、俺、お前のこと結構知ってるぞw」 「えっ?」 「まぁいいや、そのうち話すよ。で、日曜日部活は?」 「えっ、あぁ、朝から1時まで」 「そのあとは?」 「なにもないけど・・・・・」 「じゃデートだw」 「えっ、あの、でも・・・・」 「2時にF駅な?」 「う、うん・・・・・」 U君らしいと言えばそうなんだけど、強引に決められちゃいました。 「じゃそんときに、なんでお前なのか話すかな・・・w」 「え?」 「俺も信用してもらいたいしなw」 U君と付き合うことになって、クラスや部活のみんなに知られて、日曜日デートすることになって。。。。。 その日は私にとっては忘れられない1日になってました。 27 :12:2006/09/09(土) 23:07:07 日曜日部活が終わると大急ぎで家に帰り着替えると待ち合わせの駅に10分も前に着きました。 約束の2時の5分前にU君が来ました。 「よぉ!早いなまだ5分前だぞw」 「えっ、あれっ、U君目悪いの?」 「あぁ、これダテメガネw」 「すぐそこに来るまでわかんなかったw」 「だろ、これ結構変装になるぞw、つかお前センスいいじゃんw」 「そんなことないよ・・・」 初めて見る私服のU君はすごくカッコよくてとても同級生に見えません。 私は精一杯オシャレしたつもりだったけど、自分の格好に自信がありませんでした。 28 :12:2006/09/09(土) 23:09:05 「じゃ、行くか」 「え、どこ?」 「まぁ、ついてこいよw」 「ところで、お前んち親に言わずに髪勝手に切ったとかで怒られる?」 「そんなことないけど・・・・なんで?」 「んじゃ問題ないな」 5分くらい歩いて着いたのは美容室でした。 「え?あ、あの・・・」 「いいからとりあえず入れよw」 女の店員さんが出てきました。 29 :12:2006/09/09(土) 23:13:21 お店の人はYさんといってU君のいとこで年は7つ違いらしいです。 「こんにちわ」 「えっ、ちょっと、U君?・・・・・」 「どーする?お前のこといろいろ話してるけどお前次第だw」 「急に言われても・・・・・・・」 「大丈夫だからまかせてくれないかな?あなたの要望聞くしもちろんお金も要らないから・・・・ねw?」 初めてのデートでこんなのありえないとか思ったけどYさんも優しそうな人だしまかせることにしました。 30 :12:2006/09/09(土) 23:15:38 「Y姉、頼むねw終わるとき携帯鳴らして?」 「はいはーい」 「よけいなことしゃべんなよ?」 「さぁ、どうかなぁ〜w」 U君はお店から出て行こうとします。 「えっ、ちょ、ちょっと、U君・・・・・・」 「大丈夫、大丈夫、じゃあなw」 私は美容室とかはまだ早いと言われ高1になっても髪はいつも母に切ってもらっていて こういった所は初めてなのですごく緊張しました。 鏡の中の自分が少しずつ変わって行くのをチラチラ見ながらも Yさんが楽しくお話してくれたので安心しました。 31 :12:2006/09/09(土) 23:18:42 私の知らなかったU君のこともいろいろ教えてもらいました。 U君と家が近所で昔からよく知っててU君もいつもここで髪を切ってること。 ちょっと、とっつきにくそうだけど、実は根は単純な性格なこと。 「理想の彼女は優しい子」って言ってたこと。 それから日焼けの対処やお肌のケアや簡単なメイクのやり方までいろいろ教えてもらい Yさんお勧めのコンパクトまでもらってしまいました。 私の家は兄が2人なのでオシャレとかに全然疎くて何にも知らない自分がすごく恥かしかったです。 U君がオシャレなのがなんとなく分ったような気がしました。 自分だけみんなの知らないU君をほんの少しかもしんないけど知ったような気がしました。 32 :12:2006/09/09(土) 23:20:24 「お疲れ様。どう?かわいいでしょ?ww」 Yさんに言われて鏡を見ると今まで見たことのない自分になっててなんだか恥かしくてまともに見れませんでした。 しばらくして、携帯で呼ばれたU君が来ました。 「おおぉぉぉ〜かわいいじゃぁあぁんwww」 「えっ、ホ・ホント?」 「おぉーマジマジw恐えぇぇ、やっぱ女は恐ぇよなぁww」 「あの、ありがとうございました」 Yさんにお礼を言うとYさんが言いました。 33 :12:2006/09/09(土) 23:22:56 「Tさん・・・・Kちゃんて呼んでいい?」 「は、はい」 「じゃさっそく・・・Kちゃん、Mが悪さしたらうちにおいであたしがちゃんとこらしめるからww」 「はいっ!!」 「おいっ!なに全力で返事してんだよw」 「こら、M・・Kちゃん泣かしたら許さんぞ」 「はいはい」 「ったくw」 「Y姉サンキューw」 「じゃぁね」 「ありがとうございました」 「またおいでねw」 34 :12:2006/09/09(土) 23:25:01 私とU君は美容室を出ました。 「ほんと、女は変わるよなぁw・・・」 「あんまりジロジロ見ないで・・」 私は髪型を変えたりメイクしただけでも恥ずかしいのにU君と一緒にいることで 更に緊張してなんだか足が宙に浮いてるような感じがしました。 それからU君と私は喫茶店に入りました。 「さてと・・・・なにから話せばいいんだっけ・・・・・」 「あっ、えーと・・・・なんであたしなんかと・・・」 「あぁそーそー、お前のことよく知ってるって話な、つか「なんか」はよけいだろw」 「えっ、うん」 「そうだなぁ・・・・・どっから話せば・・・・」 U君はしばらく考え込んでいました。 35 :12:2006/09/09(土) 23:29:34 「簡単に言ったら俺さ、優しい子が好きなんよww」 「あたしそんなに優しい子じゃないよ・・・・」 「お前は優しいよ・・・・・夕方のラッシュの駅の階段で紙の手提げ袋が破れて中身を散乱させて困ってるバァさん助けてさ 下に置いた自分のカバン蹴飛ばされてカバンが階段転がって落ちてんのにバァさん優先したりさw 学校帰りに雨が降って傘持ってないヤツを自分の傘に入れてやって、そいつよりズブ濡れになったりw 部活で後輩がなくしたボールを他のやつは手伝わないのに最後まで一緒になって探してやったりさ」 「あぁ、そういえば・・・えっ、な、なんで・・・」 36 :12:2006/09/09(土) 23:32:15 「あはは、まぁいいじゃん。でさ、俺も彼女とか欲しいなと思っててもな いざとなったらお前と比べてお前のほうが優しいかなとw」 「そんなことないよ・・・・」 「でもさ、本人目の前にして言いにくいんだけど、お前の評判あんましよくないんよ。 キモイとかしゃべり方がヘンとか・・・・ で、なにがキモイのか考えたんよ。 つか、ごめんな・・・いろいろ聞いたりしてたwww」 37 :12:2006/09/09(土) 23:34:56 「いじめが一番ひどかったのは、中1の終わり頃だろ?」 「えっ、えーと、たぶん・・・」 「ソフトテニス部って中1は走らされまくるじゃん?お前色白いのに日焼けしまくって 皮とか剥げてもほったらかしで、髪とかも例によって寝癖とかつけたままじゃんw」 「うっ・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・」 「普通さ女の子だとさ、そーいうの中学になったら気をつけ始めるのにお前全然オシャレとかに興味なかったんだなw で、汚いイメージがついてしまったんじゃねーかな。 話し方が暗いつーのはそりゃイジメられたら誰でもそーなるよな。 実際小学生の頃は全然明るい活発な子だったらしいしな?ww」 「えぇ?なんで小学生の頃のことまで・・・・・」 「あははは、Bってやつ覚えてる?お前と同じ小学校の」 「あぁ、バドミントンの・・」 「そーそー、俺あいつと結構仲いいんだぜ市の大会とかでダブルス組んだこともあるしなw」 「えぇーそうなんだ」 38 :12:2006/09/09(土) 23:39:22 「で、オシャレしろって男が女の子に言うことじゃないと思ったけどな彼氏ならいいだろwww」 「で、納得した?・・・・・・・・・・・・つか、俺、卑怯だよな・・・・・・・・・」 「え?なにが?」 「「俺と付き合ってみねーか?」なんて言い方してさ・・・・・・・」 U君はしばらく黙り込んで何かを考えているようだった。やがて顔をあげてメガネをはずした。 「あのさ、俺お前のことが好きだ。俺の彼女になってくれない?」 私はこんなとこで告白されるとは考えてもいなくてすごくびっくりしたけど 「こんなあたしなんかを見てた人がいたんだ」と思うと私は涙が出てきてしばらく返事も出来ずに泣いていました。 39 :12:2006/09/09(土) 23:42:18 「うっ、うっ・・・・グスン・・・・後で・・・・後悔しても・・知らないよ?」 「あはは、そっくり返すよw」 「フィ〜〜〜、やっと言えたなぁ・・・・・・・しかもOKってw・・・・・・3年もかかったよwww」 「えっ?3年?」 「中1の5月だよ。あの駅の階段のバァさん助けた時、自分のカバンどうなった?」 「えーと・・・・同じ学校の人が拾ってくれて・・・・・ええぇ、も、もしかして・・・・・」 「そう、それ俺w」 U君は笑っていたけど、私は絶句してしまいました。 40 :12:2006/09/09(土) 23:45:49 「悲しいよな・・・今思えば俺はあの日から恋してたのにさ、そっちは覚えてないって・・・」 「うっ、ご、ごめんなさい・・・・」 「あはははは、冗談だよ。そんだけバァさん助けるのに必死だったんだろ」 「ごめん」 「顔、泣いたの分るぞトイレ行って直してこいよw」 「えっ、うん。またブサイクって言われちゃいそーだし」 「もう絶対ブサイクって言わねーよw」 「ほんと?」 「あのさ、ブサイクって漢字知ってる?」 「えーと・・・・」 「不細工・・・・細工にあらず・・・・・細工してないってことだろw」 「髪も切って化粧もして細工してるからブサイクじゃないじゃんw・・・・・・かわいくなったしなw」 41 :12:2006/09/09(土) 23:47:59 私は急に照れくさくなり逃げるようにトイレに行きました。 喫茶店から出ると初めてU君と手を繋ぎました。また心臓がドキドキしてきたのが分りました。 すれ違う人全員に見られてるような気がして。。。。。 「あのさ、Kって呼んでいい?」 「うん・・・」 「俺のことはMでよろしくw」 私はますます鼓動が速くなりました。しばらくお互い黙って歩いてたけど突然U君が笑い出しました。 「やっべぇー、俺めちゃくちゃ緊張してるよぉwww」 「あ、あたしもww」 お互い真っ赤な顔をしたまま、なぜか一緒に笑ってました。 なんだか久しぶりに心の底から笑ったような気がしました。 おしまい。 出典:男は女の容姿より性格や品性を見ている リンク:http://love3.2ch.net/test/read.cgi/lovesaloon/1157382190/l50 |
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