これは、一年くらい前の話です。

私は、居酒屋のバイトが終わり自分のマンションに帰っていました。

エレベーターに乗り、私が住んでいる階についたので降りようとしたとき、

帽子を深くかぶった男がエレベーターに走りこんできて、

私とその男の肩がぶつかり、私は、「すみません」と言いました。

しかし、その男は、顔を伏せたままエレベータの扉を閉めて降りていきました。

変な人だな〜?と思いましたがたいして気にせずに家に帰り、ジャケットを脱ぐと

血のようなものが付着していました。「!?なに!?これ・・・」  

すぐに気づきました。さっきの男とぶつかったときに付いたのだと・・・・。

その日は、何もなく眠りました。

それから、二日後にニュースを見ていると、私のマンションで殺人事件があったと報道

されていて、「まさかな〜?この間の男が・・・。」と思いましたが、別にその人を特

定できるものを持っているわけでもないので、警察にも言いませんでした。

そして、一週間くらいたったある日、もうその事件のことは、忙しさで忘れかけていた

頃、「ピンポーン」とインターホンがなったので「はい?」とドアのスコープごしに見

ると警察官が立っていました。その警察官は、

「このマンションで殺人事件が起きたことをしってますか?そのことについて知ってい

ることがあれば教えて欲しいのですが?このマンションに住んでいる人全員に一応聞い

ているんですが有力なてがかかりがないんですよ・・・」

私は、疲れていて、それに夕ご飯の最中だったので、

「いえ・・・・、何も知りませんけど。すみませんね」というと警察官の人は、「あり

がとうございます」と言って帰って行きました。

私は、ジャケットに血がついていたことを言おうと思ったのですが、言いそびれた感じ

がして、いまさら言っても仕方ないと言う感じだろーし、言いませんでした。

そして、さらに二ヵ月後くらいにその犯人が捕まったと報道していました。

私は、へー、捕まったんだ。よかったなぁ。と思い顔写真が映ったのでそれを見てみる

と、私は、背筋が凍りました・・・・・。

そこに、映っていた顔は、あの警察官だったのです・・・・・。

もしあのとき、私が、ドアを開けていると・・・・・・・。