加害者の奥さん (その他) 96566回

2007/03/22 13:24┃登録者:ちントレア◆PXjAgPiU┃作者:ちントレア
前編:クリスマス会(PTA会長シリーズ)
http://moemoe.mydns.jp/view.php/7080


【導入〜旧友から話を聞く】
15年ぷりに高校時代の旧友と再会した。私(…ケン)は都会の大
学を出て、高校のあった所とは別の地方都市に住んでおり、彼
とは15年間年賀状のやりとりだけだった。その彼がこの街に移
り住んできたとのこと。
ホテルのラウンジで待ち合わせ、聞いた話は波乱万丈だった。
彼の話そのままだと、順番もバラバラ、中身は支離滅裂で分か
りにくいので、脚色を加えてちょっとまとめてみた。
ちなみに、以下の体験談では旧友を「俺」と一人称で書いてあ
る。
 
 
【妻の死と衝撃の事実】
俺(…旧友)は、観光バスのドライバーとして数日間のツアーに
出ていたが、出先で「妻が交通事故で亡くなった」との連絡を
受け、現地人材派遣会社のドライバーと交代して自宅近くの警
察へ駆けつけた。
妻はとある男性の車に乗っていたが、赤信号で停止中に飲酒運
転の車に追突され、幹線道路に押し出された所に横から走って
きたトレーラーと衝突。妻は即死。
(妻の乗っていた)車を運転していた男性は重傷。酩酊状態の追
突犯は飲酒運転の現行犯で逮捕、収監された。
 
で、幼なじみの刑事に耳打ちされた。
「おい、やばいぞ」・・続く話は衝撃に満ちたものだった。事
故当時、男性のズボンは半脱ぎ状態、妻はシートベルトをせず
に前屈みになっていた。
さらに、遺体を検案した医師が不審に思って調べた結果、妻は
妊娠1ヶ月で、しかも膣から精液が検出されたとのこと。
つまり、妻は不倫相手とエッチの後でドライブしていたときに
事故に巻き込まれたというわけ。しかも、事故当時、男の逸物
をおしゃぶりしていたという。シートベルトをしていた男は助
かり、妻は死亡。
 
遺体は葬儀屋に葬祭ホールの通夜室へ運んでもらう。付き添っ
ていたいところだが、出張先から警察に直行したので、身支度
のため一旦自宅に帰る。遺影用の写真も用意しなくては。
改めて妻の持ち物を探すと、男と絡んでいる写真(デジカメプ
リント)とか、けばけばしい下着、見たことのない大人のおも
ちゃなんかが出てくる。ここ数ヶ月、妻と交わるときはゴムを
付けていた。(1回だけ膣外射精だったけど) 
それだけで、妊娠??。不倫の証拠も多数・・・・・
  
葬儀屋から、「打ち合わせをしたいからホールに戻ってくれま
せんか」という電話が入るまで、俺は自宅で呆然としていた。
   
【葬式と事後処理】
葬祭ホールの控室では、葬儀屋の他、警察の事情聴取や保険会
社の担当者との挨拶も始まったが、話そのものは自分でも驚く
ほど冷静に対応した。単純な悲しみの感情だけ抱いていたので
はないのだ。妻の死。だけど妻は俺を裏切った。
警察から返された妻の携帯、メールボックスを見ると、間男と
は頻繁に会っていたことも分かった。
通夜の席上、警察職員に連れられた一人の若くてきれいな女性
が挨拶に来た。飲酒運転をした加害者の奥さんだという。俺に
向かって土下座する姿が痛々しい。奥さんには罪はないのに・
・・・むしろ、妻の両親が殴りかかろうとするのを俺は止めに
回った方だった。
 
質素な葬式を出した後、保険会社との交渉とは別に弁護士を頼
んだ。医師の証言や事故の書類、メールの控えを始め証拠の品
々を託し、事故の遠因となった不倫問題について交渉を任せた
のだ。間男の顔なんて見たくない。
会社経営者である間男は病床で不倫の事実を認め、示談成立。
多額の慰謝料が支払われることになった。
シートベルトをさせずにおしゃぶりさせていたのが生死を分け
てしまったので、相場より増額してもらったとのこと。(不倫
当事者の片方である妻が死んでいるし、修羅場の話ではないの
で、詳細は省略する)
間男も、事故の衝撃で逸物をかみ切られそうになり、それなり
の後遺症は残るらしい。
 
 
【加害者の奥さん・登場】
飲酒運転ドライバーである加害者側の保険会社の担当者との交
渉も順調。
その時は妻の死を悲しむより、裏切られた怒りの方が先に立っ
ていたから、俺もごねなかった。年配の担当者も誠実な方で、
良くやってくれていたと思う。
(保険は奥さんの名義で入っていた。なお、間男の過失割合は
ゼロだし、トレーラー側の保険会社も「加害者は無免で飲酒だ
から」と一定の過失割合を分担することを決めた後は交渉から
手を引いているため、加害者側の保険会社と主に交渉した。加
害者が飲酒運転でも、被害者保護の観点から、被害者に対して
の保険金は支払われる)

四十九日を過ぎた後、担当者は加害者の奥さんを伴ってやって
きた。
 
26歳の奥さんはあどけなさが残っているきれいな人である。ス
ーツこそ着ているが、髪はいい加減に整えられ、ストッキング
は伝線しているなど、やつれた感じは否めない。収監中の旦那
に代わり奥さんが受けてきた社会的制裁の厳しさの片鱗を感じ
た。
 
奥さんは、妻と水子の位牌に焼香した後、「私が飲むと分かっ
ていた主人を引き留められなかったために・・・ごめんなさい
」と、仏壇に向かって突っ伏した。
担当者が続く。「加害者は、以前、飲酒運転で事故を起こし免
許取消。有罪になり、執行猶予中に今回の事故を起こしていま
す。当日、奥さんが車で出ようとした加害者を止めようとした
ところ、加害者は奥さんに暴力を振るって出て行ったそうです

奥さんは泣かんばかりに声を振り絞って謝罪している。「私が
悪いんです。ごめんなさい。お腹に赤ちゃんがいたんですよね
。赤ちゃんごめんなさい」(弁護士のアドバイスで、胎児が不
倫の子の可能性濃厚ということは保険会社に伏せておいた。)
 
俺は、このとき、本当に飲酒運転という行為が憎かった。
事故さえなければ、妻が不倫していたことも知らなくて済んだ
かもしれない。赤ちゃんも「膣外射精が失敗したのよ」と誤魔
化されて俺の子として育ったりして。
一方、若くて美しい奥さんもこんなに悲しんでいる。
加害者よ、執行猶予中に飲酒運転かよ。ふざけるなよ。
俺は、バスドライバーとしてハンドルを握る身。憎さはひとし
おだった。
 
うなだれる奥さんを尻目に、俺は担当者に話した「奥さんを責
めるつもりはないので……話を続けましょう」
奥さんの顔に、少し赤みが差す。
「被害者に一番近い方からそう言っていただけると助かります
」と担当者もほっとしたような表情。
 
担当者と奥さんが帰った後、片付けようとしたグラスに口紅が
残っていた。
荒れ放題の家の中、それだけが艶めかしい。下半身が熱くなる

ふと、俺は妻との交際時代や新婚生活のことを思い出した。
俺は、ハワイでの新婚旅行で撮った、妻の水着姿の写真を取り
出すと、妻の姿態を思い出しながら、逸物をこすり立て、何度
も何度も発射した。
そして、失ったものの大きさに気がつき、咆吼した。
 
 
【思いがけない展開へ】
数日後、加害者の奥さん、美幸さんが家に来た。
「保険金とは別の慰謝料」についての話だったが、俺はとても
受け取れないと伝えた。
旦那は執行猶予が取り消されて刑務所暮らし。奥さん一人で生
きて行かなくてはならないのに。
「奥さん、大変だったでしょう」思わず口にする。
連れ合いと引き裂かれている者同士、立場は違うが、気持ちは
通じる。
次第に美幸さんは世間話や愚痴などを言うようになった。

刑務所から出てきて、やっと一緒に暮らせるようになったと喜
んだのもつかの間、再び塀の向こうへ逆戻り。2回目の飲酒事
故と言うことで、世間は冷たかった。
旦那の親も、自分の親兄弟からもとことん無視され、相手にし
てもらえない。
スーパーに買い物に行っても、お客や店員がひそひそ話をして
いるので、電車に乗って遠く離れたスーパーに買いに行くよう
になった。
無言電話も多い。
そして、最近、庭の草木が全部枯れていたという。除草剤を誰
かに播かれたらしい。
こんな状態では、自宅にいたくないに違いない。
俺はといえば、かわいそうな被害者、奥さんを寝取られた旦那
、と回りの見る目が変わったのが辛かった。仲間も飲みに誘っ
てくれなくなった。

話が尽きても、美幸さんはなかなか帰ろうとしなかった。俺も
帰るように促したくなかった。
一緒にいるだけで癒される気がして、無理に冗談を言い合った
りするようにもなった。
実は、美幸に女性を意識するようになり、美幸と話をしている
ときも胸元や尻に目がいって仕方がなかったのだ。
 
そんなある日の夜、美幸さんが「保険金とは別の慰謝料」の話
を蒸し返してきたので、受け取れないというと、突然ヒステリ
ックに言った。
「どうしてあなたはそんなに優しいのよっ!?。『殺人犯』と殴
られたり蹴られたりした方が気が済むのに。このままでは飼い
殺しみたいで気が済まない。私のことめちゃめちゃにしてよっ

美幸さんは、俺が優しくしている理由が分からなくてパニック
になったのだろう。
 
少しの沈黙の後、俺は決断した。心で暖めていたせりふを心臓
ばくばくで言った
「今日は帰らないで、朝まで一緒にいてください」「えっ」
俺は、テーブル越しに美幸さんの手を握った。
美幸さんはぶるぶる震えている。俺は場所を移動すると、美幸
さんの隣に座り直し、肩を抱いた。美幸さんは拒まない。
 
久々に触れた女性のぬくもり。「嫌なら言ってね」
「んーんっ。あったかい・・・」
美幸さんは「殺人犯の妻」ということで、想像を絶するような
辛い目に遭ってきた。
久々に味わう人のぬくもりに、体の力が段々抜けていく。
 
 
【●美幸と結ばれる●】
俺は、美幸をラグカーペットの上に横たえる。
胸に触れようとしたが、美幸は緊張した面持ちで目をつぶって
いる。俺は、頬に手を当てると、唇を合わせた。
美幸は抱き返してくる。
唇を離すと、美幸は、俺の手を胸に誘導した。
長袖Tシャツ越しに触る胸は、Cカップはあるかと思われた。
Tシャツをまくり上げると、ほんの少しだけ出ている柔らかそ
うなお腹、そして、白いシームレスのブラが飛び出した。ユ◎
クロで見たことのあるような安物だが、彼女の立場を考えると
好ましく感じた。
背中に手を回し、ホックを外すと、ピンク色のちょっと大きめ
の乳首が。
思わず吸い立てると、「あんっ」と控えめな喘ぎ声が。
ここで俺は、お姫様抱っこで美幸を隣室に敷きっぱなしの布団
の上に。
(布団は、葬式の後すぐに買い換えていた。間男が使った布団
なんて使えるものか)

大ぶりの胸を揉み立てると、美幸の息が荒くなり、乳首をこね
ると腰がぴくっと動く。
更に耳を舐めながら乳を揉んでいると、美幸が腰を振っている

ぴっちりと腰に貼り付いたジーンズの上から股間に触れると、
既に湿っぽくなっている。ジーンズのボタンを外し、ズリ下ろ
そうとすると、ショーツまで一緒に下りて、むっちりとした太
ももに挟まれた薄めのヘアが見える。ジーンズに貼り付いたシ
ョーツは、コットンの安物のようだ。クロッチの部分は愛液で
ぬるぬるになっている。
俺は、股間にしゃぶりつこうとすると、「ねえ・・あなたも・
・」と美幸。
そうか、俺はシャツを脱ぎ始めると、美幸は俺のジーンズのボ
タンを外し、やはりジーンズとパンツを下ろしてくれた。
 
生まれたままの姿になった二人は、しばらく抱き合っていたが
、美幸は手で俺の逸物の感触を確かめだした。
いやらしい手つきでこねられ、そのあと、俺のをしゃぶり始め
た。シャワーも浴びていないのに。多少歯が当たるなどぎこち
ないけど、必死にしゃぶっている姿が萌える。久々のおしゃぶ
りに逝きそうになる。
「逝きそうだよ」
「んんお(いいよ)」
「待ってよ、美幸の中に入れたいんだ」
美幸を横たえると、俺は股間に触れる。股間はすでに濡れ濡れ
。クリを探し出し、こすり立てると「ああんっ、ああんっ」と
急に声が大きくなった。
「逝っちゃうよ〜」
「いいよ」
「いや、待って。あなたのが欲しい」
 
俺は、美幸の足を広げ、股間に回り込むと、逸物を当てる。
「いれるよ」「ええ」
ずぶりと美幸の中にはいると、暖かくて、締め付けられて気持
ちがいい。体位を変えるのも惜しいぐらいだ。
「あっ、あっ」ピストンをしていると、美幸も気持ちよさそう
にしていたが、「ああっ、逝くうっ」とあっという間に逝って
しまった。
と、同時に俺も逝きそうになった。お互い、久しぶりのエッチ
だからやむを得ないところか。逸物を抜くと、お腹に白濁液を
ぶちまけた。
 
 
【新たなる展開】
ティッシュで身繕いをし、腕枕をして抱き合う。本当にこの女
性が不憫で愛しくて仕方がない。
まったりと抱き合っていると、美幸が「あのぅ、『保険金とは
別の慰謝料』の件なんですけど」おそるおそるといった感じで
言ってきた。
「それはもういいって」
「そうじゃないの。……………………私じゃだめ………ですか
?」
「えっ」
「私が慰謝料代わり………じゃ迷惑ですか?。私、これから行
くところもないし、何よりもあなたのことが……好きになった
んです。」あとは嗚咽になってしまった。
 
俺は、ハンマーで殴られたような衝撃を憶えた。
被害者の夫と、加害者の奥さんが再婚するなんて考えもつかな
かったのだ。
でも、美幸は酒飲み&ルール破りで暴力を振るう夫と別れたが
っているし、俺も妻と子(?)を奪った憎むべき飲酒運転犯から
最も大切なモノを奪えるわけだし、何と言っても、美幸のこと
を好きになってしまっていた。

「美幸、喜んでいただくよ。俺もキミのことが好きになってし
まったんだ。」
「………ありがとう、、シャワー貸して」美幸は裸のまま風呂
場に飛んでいった。
俺が新品のバスタオルを手に風呂場の扉を開けると、美幸はす
すりあげながら?顔にばかりシャワーを掛けていた。
 

【というわけで・・・】
旧友は酔いつぶれながらも満足げに、ここまで私に語ってくれ
た。
私は、新たな旅立ちを祝し、結婚式に出ることを約束して、旧
友をホテルのタクシー乗り場で見送った。
 
その後、美幸さんは弁護士を通じて刑務所の中にいる旦那に離
婚届を送り、刑務所から旦那の署名入りの離婚届が送り返され
てきたとのこと。
民法の規定(半年再婚禁止)で、彼と美幸さんの結婚はもう少し
先になるそうだが新生活は始めている。
結婚(婚約)するにあたり、旧友は「絶対に浮気しないで欲しい
。俺もしないから」と美幸さんに約束させ、泊まり勤務の多い
今の観光バス会社を辞めた。
また、お互いに人の目も気になるので別な土地への移住を決め
、当地にあるバス会社に転職。路線専門の契約ドライバーにな
った。給料は安いが、お互いの自宅を売却した代金、保険金、
慰謝料で土地付き中古アパートを一棟買い、自分たちは管理人
室に収まると共に、家賃収入で生活の足しにするとか。
 
ちなみに、美幸さんが彼に約束させたことは「飲酒運転をしな
いこと」だけだそうである。
 

続編(ケンの友人シリーズ:再婚した友人)
http://moemoe.mydns.jp/view.php/6649
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