ビッチ女だけど彼と結婚できた (エロくない体験談) 59604回

2011/02/24 17:28┃登録者:えっちな名無しさん┃作者:名無しの作者
自分=元メンヘラ糞ビッチ現在26歳 相手=当時学生現在27歳 

当時パートスレだった某スレで知り合う。 
もともと旦那がコテハンで自分は名無しだった。 
その当時自分は糞ビッチで本当にどうしようもない奴だった。 

どのくらい糞ビッチだったかっていうと、ネットで知り合った人と付き合って 
相手があんまり好きになれないから家族を装って別の携帯から死亡通知送ったり 
ネットで知り合った相手に対して「相手もセフレさがしてるんでしょ」 
程度の気持ちで付き合っては死んで、付き合っては死んでを繰り返してた。 

その当時は精神科の処方箋も飲んでて、誰でもいいやーと思ってた。

しかもメンヘラつってもただ耐性が無いだけというか。こらえ性の無い感じ。 
ファッションメンヘラみたいなものだったと今にして思う。 
ただ自分の気に入らないことがあったら腕をザクザク切って、薬の過剰摂取をして。 
自殺未遂も起こして、首吊ってみたり、薬飲んだり。 

オーバーに言うと自暴自棄。そして人間不信。 
付き合う=セックスが当たり前の感覚で、でもセックスすると死にたくなってた。 
恋愛に対して夢を見てて、その夢を自分は受け取る資格がないと思ってた。 

そんな中出合ったのが現旦那。 

なんというか、びっくりするくらいスレてなかった。 
ネットからの恋愛=セフレ探しの感覚だった自分としては、衝撃的だった。 

初めて、告白→付き合うという形を取ってきた人で 
告白されて付き合うことになった日にホテルに誘ったら 

「えっ、展開がはやいよ・・・今日は帰ろう」 

と、そのまま帰宅した。

付き合うことになってから、沢山好きってメールをよこした。 
正直そのときはまだ、「どーせまた死亡通知出すんだよなー」とか思ってた。 
あんまり好きになれなかった。 

初めて彼氏の家に行くという体験をした。 
料理だけは得意だったから料理を作ったらモリモリ食べて 
「すごい美味しい!>>1料理うまいね!」とほめてくれた。 
何かムズかゆかった。 

「俺ね、彼女に料理作ってもらうの夢だったんだ」と。 

どうせすぐ別れることになるだろうにはかない夢だったね・・と思いつつ 
お泊りなのに何もせず帰宅。 

私混乱。 


付き合う=セックスじゃないの?とものすごく混乱した。 
ちゃんとした恋愛というものをしたことがなかった。 
だから私は逆に不安で、オドオドしてた。 

他の彼氏と付き合ってるとき、ホテルに泊まったら寝れなかった。 
自分は歯軋りがものすごくて、ドン引きされると思ってたからずっとおきてた。 
でも、彼氏の家ではぐっすり寝れた。 
そして朝「ちょwwwwww何か夜中ギリギリ言ってて吹いたwwwww」と爆笑された。 
それからアダ名がギリ子になった。でも嫌な感じはしなかった。 

なかなかセックスしようとしない彼氏。 
業を煮やした自分は持ちかけてみた。 
聞けば彼氏はDTだった。 

だから、初めての相手がこんなカスで申し訳ないな、と思った。 
でも彼氏は「>>1がいい」といった。 

なので、大事に大事にいたした。 
思い出に残りますように・・・とか変なこと考えながら。 


その後会えばセックスしてた。 
でもその間も好きとかそういうメールがバンバンきてた。 

あるとき彼氏が会いたくないといってきた。 
これは死亡通知出すまでもないのか?と思ったら突然泣き出す彼氏。 

「何か会うたびにセックスしてるでしょ?何か俺歯止めが利かないんだ。 
でも、付き合うってそれだけじゃないじゃん。セックスしたいけど、自分が分からない」 

泣きながら、つっかえながらそういわれた。 
あれ?こいつ今までの人と違うぞ?とモヤモヤしてた。 

その当時の自分は精神的な繋がりを人一倍求めてたくせに、 
恋愛においてはそういうことはありえないと思ってた。 
こんな自分と付き合ってていいの?人生の無駄遣いじゃないの?とフツフツと疑問がわいていた。 

そんな折、バイト先で新しい店長に毎日死ね死ね言われ始めた。 
親の顔が見てみたいお前みたいなカス生きる価値ない何で生きてんの?ほんと死ねよ 
沢山の人の前で毎日言われた。 
自殺未遂起こしたくせに死ねといわれることに対して耐性はなかった。 
そして疑心暗鬼になり始める。 

で、まぁ薬を過剰摂取したわけですけども。 
そのとき彼氏からすごく沢山着信があった。 
あとあと電話に出たら「電話しても出ないし、死んだかと思った。本当にやめて」 
と泣きながら言われた。 

なんだろうこれは?とよく分からなかった。 
自分なんて居なくても人生に支障はないじゃないか、と。 
このままだと私にひっぱられてメンヘラになるかもしれない。 
そう思って別れを一方的に告げる。 


その後数ヶ月何事も無く過ごし、ある日よった勢いで電話をかけてしまう。 
すると「まだ>>1のこと好きなんで」と。 

はい? 
こんなまともな人をないがしろにしてきた自分をまだ好きだという。 
よく考えた。 
ものすごく考えた。 
そして、「ちゃんとした恋愛」をしよう、と思い付き合うことになった。 

復縁してからはゆっくり歩み寄った。 
相手がどんな人か、自分がどんな人か、ちゃんと見ようと思った。 
「ちゃんとした恋愛」がどんなものか分からなかったけど、人間として関わっていこうと思った。 
一緒に美術館に行ったり、映画を見たり、散歩したり。 

そんな中、自分としては衝撃的な現象が起こる。 

今まで付き合った相手とのセックスは気持ち良いものじゃなかった。 
ただただ相手に嫌われないように、自分が安心したいが為に。 
そういう無意味なものだった。 
そして、さっきも書いたけど、セックスすると死にたくなってた。 

でも、ある日、気持ち悪くて申し訳ないけど、気持ち良いと思った。 
そして、手をつなぐのがものすごく恥ずかしくなった。 

よく少女マンガなんかでことの後に「恥ずかしくて顔が見れない」とか言うけど 
昔の自分は「は?」って感じだった。 
でもまさにその状態。 
ど、どういうこと? 
また混乱した。

そのことを相手に正直に話した。 
今までのこと、今起きてること。そうしたら彼氏はぴょんぴょん跳ねて喜んだ。 
「それって俺のこと好きってことだよね?」 

返答に困ってたら頭をワシャワシャされた。 
ムツゴロウみたいだった。

そんな関係が数ヶ月続き、一緒に住もうという話になった。 
正確に言えば彼氏の家に転がり込む寸法だったのだけど、契約上無理ということで 
連名契約することになった。 

そのとき彼氏が不動産やに言った 
「婚約者でも連名契約じゃないとだめですか?」 

?! 

これは私が軽いノリで「婚約者ってことでいいじゃん」と言ったからなんだけど 
真顔で不動産やに聞いたときはびっくりした。 
そして、速攻却下されていることにも吹いた。 

結局、連名契約に落ち着き、同棲が始まった。

ある日、唐突に死にたいという感情が芽生えた。 
別に何かあったわけじゃないけど、急激に死にたくなった。 
自分は泣きながら死にたいと言った。 
そしたら彼氏も泣きながら「俺はどうしたらいい?」と。 

「私が落ち着くまでほっといて」と訴えると、一人にしてくれた。 
落ち着いた後で彼氏はまた泣きながら言った。 

「>>1が落ち着くまで、一人で部屋にこもってていいから、だから、死なないで」 

搾り出すような声だった。 
赤の他人だった彼氏が、死なないでと泣く。 
家族以外の誰かの為に生きよう、と思ったことはなかったけど 
初めて、生きていなきゃダメだと思った。

それでも新しい生活で仕事がなかなか見つからない自分は 
彼氏の恩恵で生きていけることに罪悪感を感じて泣いたりした。 
そのときいつも彼氏は 
「>>1が家事を全部やってくれるから、俺は仕事に専念できるんだよ 
 俺がもらってくるお給料は、二人で稼いだものなんだよ?」 

と何度も言った。 
それでも申し訳なくてバイトを探すことにした。 
そのときも>>1がやりたいようにやればいいよ?生活の保障はするから。と。 

びっくりして聞いた。何か裏があるんじゃないかと思って。 
そうしたら>>1が笑ってくれてたらそれでいいといわれた。 
無償の愛なんて、他人に注げるものじゃない。 
見返りがあってこそ、人は誰かに何かをすると思う。 

なのに1ヶ月頑張って稼いだ給料を、自分の笑顔の為なんかに使える彼氏が、すごく不思議な人に見えた。

程なくして、仕事が決まった。 
今までは自分のためにお金を稼いでた。 
でも、なんというか、彼氏に何か買ってあげたいだとか、美味しいものを作ってあげたいだとか 
そういう気持ちで働くようになった。 
誕生日にびっくりするプレゼントを渡したいとも思った。 

そんなこと思ったこともなかったから、友人に相談したら 
「それって好きってことだよ」と言われた。

あるとき、彼氏が仕事のことで泣いたことがあった。 
上司にメンヘラなんか飼ってるなよ、といわれたと。 

どこにもぶつけられない感情を押し殺すために彼氏は泣いてた。 
そのまま眠った彼氏の顔を見て「こいつを幸せにしなきゃだめだ」と思った。 

今までは誰かが自分を幸せにしてくれるのをひたすら待ってた。 
でも、自分が変わって、彼氏が誇れるような自分にならなきゃだめだ、と思った。 
自慢の彼女になってやろうと

いつの間にか自分にとって、彼氏がものすごく大切な存在であると気が付いた。 
どこに出しても恥ずかしい自分を一生懸命大切にしてくれる。 
そんな人、他に居ないと思った。 

そして、私は彼氏を両親に会わせることにした。 
父が「結婚する相手以外は会わないから」と言ってたけど、そんなの関係なくて 
彼氏を両親に会わせたかった。

初めて両親に会う彼氏はものすごい緊張してた。 
でも会ったらすぐに打ち解けた。 
父は彼氏に酒をすすめ、母は嬉しそうだった。 
母が彼氏に「>>1と結婚するの?」と聞いた。 
彼氏は即答で「はい!」と答えてた。 

なんだか、その瞬間どこから来るのか分からないけど、ぶわっと目頭が熱くなって 
ボロボロ泣いてしまった。

その後、彼氏が私を両親に会わせたいと。 
初めて彼氏の実家というものに行った。 
お母さんとお父さんとはちょっとぎくしゃくしたけど「(彼氏)の選んだ人だから」 
と優しくしてくれた。 

一晩お世話になったあと、通っていた中学やよく行ったお店など沢山まわった。 
色々な思い出を話してくれて、嬉しかった。

ある日、ごろごろしていたら彼氏がポロっと 

「あー・・えー・・結婚しようか?」と。 

ものすごくびっくりして、ボロボロ泣いてしまった。 
背中をさすられて、落ち着いてから、宜しくお願いします、と答えた。 

その年の年末、大掃除の際、薬が出てきた。 
精神安定剤と睡眠薬。 
その場で迷いなく捨てられた。 
眠ることにも、生活することにも、もう薬は必要じゃなかった。 

彼氏に薬を捨てた、と袋を見せたら泣きながら「よかったー・・よかったよ」と言っていた。 
年始に両家顔合わせ後、結婚します、と報告をした。 
みんな笑顔だった。

そして、入籍の前夜、二人で手を繋いで寝た。 
彼氏は「明日から夫婦だよ」と笑った。 
抱きついたら、力いっぱい抱き返されて、 
この人と一生一緒に居られるんだと思ったらまた涙がでた。 

入籍後の生活は特に変わらなかったけど、結婚式をすることになった。

色々と準備をして、結婚式の夜、改めて旦那が正座して私を見た。 

「いっしょう、大切に、しますので!」 

顔を真っ赤にして、ゆっくりゆっくり言った。 
こちらこそ、一生、宜しくお願いします。と答えると、ニッと笑ってワシャワシャされた。 
ムツゴロウの再来だった。

結婚式の最中、誓いの言葉を言っているとき、感情が抑えきれずに泣いてしまった。 
出会ったのはVIPだったけど、心を理解しあえる相手になると思ってなかったこと 
相手のことを愛しいと思ったこと、幸せにしたいと思ったこと、いろんな気持ちがこみ上げてきた。 
旦那は手をぎゅっと握ってくれて、笑顔だった。


出典:まぁ、そんな感じでVIPPERと結婚しました
リンク:2ch
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