数年前に、俺達が高校生だった頃の話になるんだけど良かったら聞いてやってください。 俺→A 彼女→E としておきます。 ある日、塾が早く終わり彼女の家にでも…と思って行ってみることに。 ところが彼女は留守で 「あれ?おかしいな」 とは思ったけど気にせず近くおされなカフェで待つことにした。メールしておいたから、連絡はいるのまとうと思って。 1時間ぐらい経っても返信こない。馬鹿な俺はそこで初めてEに電話したんだ。そしたら… 「…や…ッ…Aく…Aくん、いやー!!」 っていう尋常じゃないその声と、数人の男の声が聞こえた。 「ちょ…なにやってんだよ!E!どこに…」 頭の中が真っ白になったけれどなんとか声をしぼりだして半ば叫ぶように言うと、 「あー、A?」 と、電話の向こうから聞きなれた声がした。クラスのYだと思った。 「いやー、Eちゃんに告ったのにお前と付き合ってるからって振られちゃってさー。TとRと一緒にいまレイプしてんだよねー」 そんなかんじのこといってるYの後ろでEが 「いっ…たいいくかんそうこ!がっこ…きゃ!」 っていいかけて、Rに 「っせーなだまっとけ!」 って殴られてる音がした。それと同時に通話が切れた。 急がなきゃ、とおもってそのまま学校にダッシュした。 ついたらもうSとRとTは既にいなくて、代わりに精液まみれのびりびりの制服と、ぼろぼろになったEがうつろな目をして天井を見つめてた。 心配になって声をかけるとやっと気付いたようで、急にがたがたと震えだした。 初めて殺意を覚えた。 そのまま俺が着てたダッフルコートを脱いでEにかけてそのまま学校から走って1分の俺のマンションの一室に。高校入学時に成金の親が買ってくれたもんだった。 「Aくん…ごめんなさい」 「なんでEがあやまるの?」 「だってAくんのことすごく傷つけた」 「Eが…守ってやれなかった…。ごめん」 その次の日、Eは死んだ。 自殺では無かったけれど。 交通事故で。 Eをレイプしたやつらは俺にあやまってきた。 でも許さなかった。いまさら後悔するならなんであんなことをした。 それ以来人を信じることも、自分を信じることもできなくなった。 夢でもいいからEにあわせてよと、SとRとTにすがった。 今、SもRもTも俺の会社で働いてる。 お金じゃ幸せも、人の心も買えないと、やっときづいたんだな。 ばかでごめん。 出典:なし リンク:なす |
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