お互いを愛し合っている証として「死ぬ時は一緒」という文句がある。 どんなに愛し合っている夫婦であっても、人間が必ず死ぬ運命にある限り、いずれ別れの時が訪れるもの。 別れを迎えたあとの寂しさや、片時も離れたくないとの想いなどから、「死ぬときは一緒に」と願う夫婦もいるかもしれない。 実際には同時に人生を全うするのは、ほとんど奇跡と言ってもおかしくないだろう。 しかし、本当に深く愛し合っていたカップルなら、そんな驚きの出来事も起こせてしまうのかもしれない。 1.これぞ究極の愛…手をつないで死を迎えた90歳超え夫婦 米国のアイオワ州で、結婚72年になるイーガー夫妻が病院のベッドで手をつないだ状態で1時間のうちに亡くなった。 家族によれば、夫ゴードンは94歳、妻ノーマは90歳。 ノーマが高校を卒業した1939年5月26日、ふたりは永遠の愛を誓った。 「かなり古くさい考えですが、両親は死ぬまで一緒だって信じていたのです」と、4人姉弟の末っ子のデニス・イーガーさん。 一方、長女のドナ・シーツさんは、「72年添い遂げるなんて素敵なことだけど、これは例外でしょうね」と述べている。 家族によれば、ノーマは夫と離れたがらず、72年間ほとんど夫と一緒にいたとのこと。 「両親はただ一緒にいたかったのです。ときどきはケンカすることもありましたが、それでも父は『ワシは妻が離れない限り、自分も妻のそばを離れない。おそらく妻だって同じことを言うはずだ』と言ってたものでした」 デニスさんによれば、夫婦は先週の水曜日に街へ出かけその途中で事故にあったとのこと。 マーシャルタウン病院の集中治療室でも、看護師たちはゴードンとノーマが離れないということを分かっていた。 「看護師は、ふたりを同じ集中治療室にいれてくれたのです。彼らはICUで意識のないままずっと手をつないでいました」 ゴードンは家族に見守られ、妻と手をつないだまま午後3時38分に息をひきとった。 「本当に奇妙なんですが、心臓モニターが動いたままだったので、父が亡くなっても、何が起こったのか分かりませんでした。 なぜ息をしていないのに心臓が動いているのか? 看護師が確認したところ、母と手をつないでいるので、母の心音が伝わっていたのです」 そして午後4時38分、ゴードンが亡くなってちょうど1時間後に、ノーマも息をひきとった。 月曜日の葬儀では、ノーマとゴードンは手をつないだ状態で棺桶に入った。 家族は、そのまま火葬して、灰を一緒にしてあげるつもりだと述べている。 米国のニュースサイト『KCCI.com』から http://www.men-joy.jp/archives/23451 2.同じ日に生まれた夫婦が同じ日に死す 米国サウスダコタ州のローカル紙“Argus Leader”が、同州スーフォールズで43年の長きにわたって仲睦まじく暮らしてきた老夫婦の死のことを伝えている。 ケント&ダイアナ・クラフト夫妻は、2月9日、自宅で寄り添うように倒れているところを発見された。 二人とも既に息はなかった。 地元警察の広報担当者ローレン・マクマナス氏は「事件性はない」と断言している。 妻のダイアナさんは夫のケントさんに支えられながら、筋萎縮性側索硬化症(ルー・ゲーリック病)との闘病生活を送っていた。 夫のケントさんは特に病を患っていたわけではないらしいのだが、突然の心臓発作に襲われたと見られている。 「二人はずーっと一緒に暮らしてきたのです。でも重い病魔がついにダイアナさんの命を奪った。ケントさんにとって、それほどショックなことはなかったのでしょうね」とマクマナス氏は言う。 地元で過去30年にわたって葬儀屋を営んでいるジョエル・ヴィポンド氏も、同じ日に病死した夫婦を葬ったことは過去に一度もなかったと話している。 「めったにない話です。同じ屋根の下に暮らしている夫婦が互いに関連のない原因で、同じ日に亡くなるなるだなんて」 若かりし日の二人がサウスダコタ州のミッチェルで出会ったとき、ケントさんは大学生、ダイアナさんは看護婦だった。 同じ日に亡くなった二人だが、実は生まれた日もまったく同じだった。 共に1941年9月2日生まれだったのだ。 出会った直後、自分たちの生年月日がまったく同じであることを知った二人は運命的なものを感じたに違いない。 やがて夫婦となった二人は、一男一女をもうけた。 重なり合った二人の運命には、40数年後の遠い未来にこんな結末が用意されていた。 同じ日に生まれ、同じ日に亡くなった夫妻の冥福を祈りたい。 http://rate.livedoor.biz/archives/50535410.html 3.いつも手を繋いで過ごした仲良し老夫婦、妻の死と同じ日に夫も亡くなる。 結婚59年目を迎えていた米国のある老夫婦は、療養所の同じ部屋の中である朝、ほぼ同時に亡くなった。 不思議なことに、特に調子が悪い様子でもなかった妻は、「今日死んじゃうの」と告げた後しばらくして他界、直後に夫も息を引き取っていたことが判明したという。 この話題を伝えた米地方紙ノースウエストフロリダ・デイリーニュースによると、夫婦は79歳だった夫ジェームズ・ブラッキンさんと、76歳の妻ロリーさん。 2人はロリーさんが16歳のときにスケートリンクで出会ったそうで、すぐに駆け落ちして結婚した。 寡黙な夫と、植物を育てるのが好きな妻は常に一緒。 4人の娘にも恵まれ、年齢を重ねてもその親密さは変わらなかった。 ずっとお互いを「ハニー」と呼び合いアツアツだった2人。 孫たちは、当初ジェームズさんの名前が「ハニー」だと思い込んでいたほどだ。 2人の仲の良さは、娘から見ても相当なもの。 子どもたちの前では、一切けんかをしたことがなかったという。 三女のシンディー・スペンスさんは「私が10代の頃、両親は大きなステーションワゴンの車を持っていたけど、母はいつも父の隣に座っていました。 どこか歩くときも、いつも手を繋いでいたんです」と、思い出を語る。 長女のキャロル・グルーバーさんは10年前、父親のある不安を耳にしていた。 それは、「自分がもしも先に死んでしまったら」という話で、「私なしでロリーが幸せでいられるなんて、考えられないよ」と口にしたそう。 若い頃からずっと一緒にいるのが当たり前だっただけに、相手がそばにいない感覚を受け入れるのは難しいと考えていたようだ。 そんな2人にも老いは着実に忍び寄り、最近では記憶も疎くなっていた。 さらにジェームズさんは、脳卒中を患ったほか、目も見えない状態に。 ジェームズさんは四女ダナ・トラブルフィールドさんの家に身を寄せて世話をしてもらい、ロリーさんは療養所で暮らしていた。 ところが先日、ジェームズさんの容態がいよいよ思わしくないと分かった家族は、療養所にいるロリーさんと同じ部屋で看病してもらうことを決め、12月11日にジェームズさんを療養所へ。 次の日の朝、一緒に食事をとった2人は仲良くテレビを見ていたが、やってきた看護助手にロリーさんが「私、今日死んじゃうの」と突然告げたという。 しかし、看護助手は特段悪くも見えなかったため「大丈夫」とだけ答え、部屋を離れた。 それからしばらくして看護助手がロリーさんの部屋に戻ると、すでにロリーさんの呼吸は止まり、すぐにジェームズさんも息を引き取っていることに気が付いた。 医師は「ジェームズさんはロリーさんが亡くなったことがわかり、ショックで他界したのだろう」と推測する。 ただ、事情を聞いた四女ダナさんは、1人でいるのが嫌いだったロリーさんが、ジェームズさんを呼んだに違いないと感じているようだ。 12月16日、ジェームズさんとロリーさんの告別式は一緒に開かれた。駆け落ちだった2人は結婚式が挙げられず、いつか行いたいと夢見ていたそうだが、長女キャロルさんは「2人が居なくなって寂しい」とした上で、「こうした形になったことは嬉しい」と、夫婦同時の“旅立ち”には、喜びも感じているという。 http://www.narinari.com/Nd/20091212798.html 4.同じ日に他界した仲良し夫婦、夫の死から3時間後に妻も亡くなる。 中国には、偶然、同じ日にこの世を去った老夫婦がいる。 長い時間を共にしたこの老夫婦が迎えた“最後”はどのようなものだったのだろうか。 揚子晩報によると、江蘇省儀征市で暮らす老夫婦、李令国さんと魏修珍さんは18歳のときに結婚。 二人で野菜を植え、家畜にエサをやり、稲を収穫するという生活を何十年にもわたり送ってきた。 周囲の人からは、「言い争いをしないほど本当に仲の良い夫婦」と評判だったそうだ。 仲睦まじく幸せな日々を送っていた2人だったが、2006年、妻の魏さんが脳卒中で倒れてしまう。 息子夫婦は工場に住込み働いていたため、迷惑をかけることもできず、また、経済的な余裕もなかったことから、李さんが付きっ切りで妻を看病することになった。 魏さんは話すこともおぼつかない状況だったが、そこは長い人生をともに歩んできた夫婦。 身振り手振りでコミュニケーションをとり、「水を飲みたい」「寝返りを打ちたい」など、李さんには妻の気持ちが手に取るようにわかったそうだ。 そんな看病生活が3年間続いた今年6月のある日、疲労がピークに達したのか、今度は李さんの身体に異変が起きる。 膝関節の痛みがひどくなり、病床に臥してしまったのだ。 それから2人は、ともにベッドに横たわりながら、心と心を通い合わせ、手と手を握り合い、毎日お互いに励まし合ってきた。 しかし、それから数か月が過ぎた11月13日に、夫の李さんが他界。 そして夫の死に直面し、悲しみにくれた魏さんも、李さんの後を追うようにその3時間後に亡くなった。 家族の話では、魏さんの枕には大きな涙の跡が残されていたそうだ。 ともに83歳。 奇しくもこの日は二人の65回目の結婚記念日だった。 同じ年に生まれ、同じ日にこの世を去った夫婦。 病気に苦しんでいたとは言え、65年間連れ添った夫婦にとっては、幸せな最後だったのかもしれない。 http://www.narinari.com/Nd/20091112631.html 5.結婚66年の妻の葬儀で夫急死、“冗談で言ってた約束”を守った? 2月8日、米国のある女性が89年の人生に幕を閉じた。66年間連れ添った妻の死に際し、94歳の夫は寝言で「寂しい」と漏らすほど深く悲しんでいたという。 そして女性の葬式が行われた16日、車で葬祭場に到着した夫が突然力を失い、妻と別れの言葉をかける前に急死。 相次いで両親を失った子どもたちはショックを受けながらも、急遽2人の葬式に変更すると、ユーモアある父を偲んで「驚きのダブルヘッダー」と書いたポスターを掲示し、駆けつけた参列者らを驚かせたという。 米紙グレンズフォールズ・ポストスターや米放送局NBC系列WNYT-TVによると、揃って知人に別れを告げる事態となったのは、ニューヨーク州ケンブリッジで暮らしていたノーマン・ヘンドリクソンさん、グウェンさん夫妻。 2人の娘をもうけた夫婦は、幸せな結婚生活を送り晩年を過ごしていたが、そんな時間も66年で終わりを迎えた。 数年前からパーキンソン病を患っていた妻グウェンさんは、家で娘たちの看病を受けながらの生活を続けていたものの、2月8日に89歳で息を引き取ったという。 長年連れ添った妻が天国へ旅立ち、「父は生きる気力を失ったんだと思う」と話すのは2人の娘ハウランドさん。 娘たちが小さい頃から「『相手を残して逝かない』と冗談で約束していた」というほど、両親はお互いを深く愛しあっていたそうだ。 またグウェンさんが亡くなった直後、ハウランドさんは父が「一緒に素晴らしい人生を送ったね、愛してるよ。寂しいけど私を見ててくれ」と妻へ語りかけている声を聞いたという。 しかしこのとき、家族にさらなる悲しみが迫っているとは思いもよらなかった。 それから8日経った16日、夫と娘たちはグウェンさんの葬式を執り行うため、会場の葬祭場へと向かう。そして式場に到着した夫に、降りて間もなく異変が起きた。 突然意識を失って倒れた彼は、すぐに駆けつけた救急隊から救命措置を取られるも回復せず、妻との別れに臨む直前に自身も帰らぬ人になったという。 母だけでなく父も失う唐突の出来事に、ショックを受けた娘たち。 しかし、地元でもいつも冗談を言って面白い人として有名だった父の死を、彼女らは冗談でムードを明るく周囲へ伝えようと即座に考えた。 急遽両親一緒の葬式を準備した娘たちは、式場の入り口に「驚きのダブルヘッダー」とのポスターを掲示。 夫の急死を知らずに駆けつけた人たちはこのポスターに驚いたそうだが、ある男性は「ほかの人なら悲しい出来事だが、彼はそうじゃない。とても彼らしい」と話し、妻を追ったかのようなノーマンさんの死を悼んだという。 家族にとってはショックとはいえ、“冗談だったはずの約束”を守って仲良く天に召された夫婦。 病から解放された母と「苦しむことなく、突然呼吸が止まった」父に対し、娘のハウランドさんは「彼らがお互いに強く求めていたということ」と考えているそうだ。 http://www.narinari.com/Nd/20130220688.html 関連コピペ 死をもってして分かつことが出来なかった二人 http://moemoe.mydns.jp/view.php/12141 死が二人を別つまで http://moemoe.mydns.jp/view.php/33746 出典: リンク:本文中に記載 |
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